キョウリュウシルバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:03 UTC 版)
「獣電戦隊キョウリュウジャー」の記事における「キョウリュウシルバー」の解説
獣電竜ブラギガスをパートナーに持つ閃光の勇者。変身の際にはギガガブリボルバーを使用し、他のキョウリュウジャーとは異なるヘヴィメタル調の音楽が流れる。 賢神トリン(けんじんトリン) 鳥のような姿を持つキョウリュウジャーを導く司令官。かつては恐竜たちの指導者でもあり、選ばれた恐竜たちに機械の身体を与え、大昔からデーボスの動きを追っている。 冷静かつ真面目な性格だが、ダイゴたちと同様にノブハルを「ノッさん」と呼んだり、アミィの女子力の低さを嘆きつつも、彼女がスピリットベース内に少女漫画や映画のDVDを持ち込んでくることについては咎めるどころか自分もそれらを読んだり観たりするなどなかなかお茶目な面もある。獣電戦隊の面々からはほぼ対等な立場で、敬意や権威ではなく親しみを持って強く慕われている。 髭はデーボス軍が出現すると悪の風が吹き、それを感じ取るとそよぐ。共に魂を合わせてくれる勇敢な者を選び、獣電竜たちを立ち向かわせるなどの試練を出す。彼らに勝利し、試練を乗り越えた者をキョウリュウジャーになる資格があると認める。「ブレイブ」が口癖であり、感銘するとフィンガースナップを決める。 普段はスピリットベースで待機してキョウリュウジャーの後方支援を行っているが、時には手から発する火球や専用武器である長刀フェザーエッジでキョウリュウジャーとともに戦場に出ることもある。変身能力を得る前でも単独でドゴルドと対等以上にわたりあう力の持ち主だが、過去のダメージが未だに残っているために力を消耗しすぎると苦しみだし、体の一部が石化する。 その正体は元デーボス軍の一員にして百面神官カオスの弟である魔剣神官トリン(まけんしんかんトリン)。生命を滅ぼすために太古の地球を訪れたが、恐竜たちの生き様に感動したことで己に課せられた使命に疑問を抱き、その結果としてデーボス軍を裏切って改心している。キョウリュウジャーの面々には「明かせない秘密」としてずっと隠していたが、ブレイブ28にて決別した兄であるカオスによって暴露される。その後、エンドルフによって無理矢理に復元水をかけられ巨大化し、キョウリュウジンと相対するも五連獣電剣を自らの体に突き刺させることで致命傷を負って全身が石化し仮死状態となる。しかし、秘石とダイゴたちの祈り歌によって蘇り、ダイゴたちに改めて仲間として受け入れられる。 ブレイブ36ではブラギガスに自身のブレイブを認められ、所持していた銀色のガブリボルバーが変化したギガガブリボルバーでシルバーに変身する。変身後はブラギガスの力が加わり、全盛期と同等の実力を発揮できるようになる。 ブレイブ37にて、自身の必殺技に憧れて鍛錬をしているソウジを目撃し、最初は「人間の身体では危険」と反対していたが、その後の戦いにて彼のひたむきな心を理解し、空蝉丸の助言もあってトリニティストレイザーを正式に教えることを決意。 ブレイブ43ではソウジの両親を説得するため、マキシマム獣電池に込められた鉄砕の幻術で人間の姿になり鳥居(とりい)と名乗る(この姿だと敵の気配は感知できない)。同話ではソウジが彼の必殺技であるトリニティストレイザーを完全取得している。 ブレイブ45でソウジにフェザーエッジを託した後、デーボス軍と組んだダンテツに背後からガブリカリバーで貫かれ塵と化したが、それはデーボス軍の一員でありながら正義の魂を持つ者として大地の闇に行き、そこに潜む他のデーボモンスターを倒して復活を阻止するのが目的であったことがブレイブ46にて語られる。ブレイブファイナルでは、キャンデリラの助けもあり大地の闇の中枢と共にカオスを打ち倒す。ダイゴが地球に帰還した後、ラミレスや鉄砕と共に現世を離れる。「ブレイブだ」という口癖を表現する際のポーズは監督の坂本たちと話して、特徴的な爪を使って指を鳴らすものとなった。立っている際には鉤爪を表現するために親指、人差し指、中指を寄せることを意識している。 他作品への登場 『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER』 テレビシリーズの100年後を描いた同作品でも、同様にスピリット化して2114年でもキョウリュウジャーやキャンデリラたちを見守っている。また、アースレバンがタイムスリップした2014年の時点(ブレイブ43とブレイブ44の間)は戦死する前であったため、アースレバンをキョウリュウシルバーとしてギガントブラギオーで迎え撃っている。 『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』 スピリットの状態で総裁たちの前に現れる。 『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』 テレビシリーズのラストから数年後を描いた同作品では、地球の危機を察知して帰還するが、スピリット状態ゆえに力の限界があり、新たなる強き竜の者たちを選び出す。 桐生 ダンテツ(きりゅう ダンテツ) ダイゴの父である冒険家。ダイゴの信念である「竜の道」を説いた人物で、トリンから「キング」と称される存在。一人称は「俺」で堅い口調で話す。ダイゴからは「親父」と呼ばれている。 かつてはダイゴと親子2人で世界を旅していたが、物語開始前のある時期にダイゴに秘石のペンダントを託したまま消息を絶っている。ブレイブ20でトリンに謎の小袋を渡すために日本に姿を現し、再会したダイゴの現在の成長ぶりを喜び激励する。ブレイブ28でトリンに秘石を渡すため再び姿を見せ、ダイゴにそれを託す。生身の人間ながら、ドゴルドの剣を白刃取りする実力を持ち、空烈パンチ(くうれつパンチ)を放つことができる。 トリンとは友人であり、なおかつ彼の素性を知っていた模様で、2度目にダイゴの前に現れた際には、「何があってもトリンを信じられるか?」とダイゴに問いかける。ブレイブ34では自身が探し当てたオカリナに込められたガーディアンズ獣電竜のメロディの力で、魔洞湖に眠る最後の秘石であるディノスグランダーの秘石を釣り上げ、ブラギガスの復活に貢献する。 実はダイゴが赤ん坊の時に地球から発せられた大地の光を浴び、地球のメロディを聞き入れることのできる能力を得た人物であることがブレイブ42で判明する。ダイゴが幼いころにデーボスの活動が活発化したことでダイゴと別れ、トリンやドクターと連絡を取りながら、能力を使って秘石やオカリナを探し当てている。 ブレイブ43にて最後の切り札となる「真の地球のメロディ」を探しに世界を巡るが、ブレイブ45にてメロディに触れたことで、「暗黒時計」を停止させる条件でデーボス軍と手を組み、ガブリカリバーでトリンを葬った後、ギガガブリボリバーでシルバーにキョウリュウチェンジする。その後、ダイゴとの親子同士の戦いの中で、デーボモンスターの復活を阻止させるためにトリンを地獄に送った事実が明かされ、またこのことはトリンと事前に打ち合わせている。 ブレイブ47でデーボス軍と決戦すべく、弥生、ドクター、優子、真也と共闘し、カオスを空烈パンチで撃破する。戦いが終わった後はドクターに「これからは俺の息子(ダイゴ)をキングと呼んでくれ」と告げて去る。ブレイブ20では山下真司の主演作『スクール☆ウォーズ』をオマージュしたセリフを述べている。
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