キョウリュウシアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:03 UTC 版)
「獣電戦隊キョウリュウジャー」の記事における「キョウリュウシアン」の解説
獣電竜アンキドンをパートナーに持つ鋼の勇者。 スーパー戦隊シリーズ史上初めてとなる水色(シアン)の戦士である。名称はスカイブルーやマリンブルーを略したスカイやマリンでは色を示すものとはわかりづらいことから、明確に色を示すシアンが選ばれた。 ラミレス ブレイブ5から登場。スピリットレンジャーの1人で、500年前に中世ヨーロッパで活躍していたキョウリュウジャー。外見は中世の騎士のような鎧を身にまとい、小太りな体型で髭を生やした白人男性。片言の日本語でしゃべり、言葉遣いは丁寧ながら、陽気で楽天的かつ大雑把なタイプ。 物凄い怪力を誇る。変身するとある程度スリムな体型へと変化する。 自分と正反対で生真面目なトリンに反発することもあるが、彼の気持ちを誰よりも理解し、永年の悲願であるキョウリュウジャーが結成されたことを心から祝福していた。現在のキョウリュウジャーの力になるべく、アンキドンを引き連れて合流。デーボモンスターによってアンキドンが暴走する騒動があったが、事件解決後はアンキドンをダイゴたちに託し、自身は残りの十大獣電竜を探すため旅立つ。その後、ブレイブ10ではアミィの要請から一旦戻り、空蝉丸を救う手助けを行う。それ以降も度々、キョウリュウジャーの手助けなどを行うために姿を見せている。自分を心配してくれたことから、淡い恋心をアミィに抱いたこともあるが、瞬く間に恋は破れた。ブレイブ40では道端で行き倒れていたところをノブハルと優子に発見され、福井家に一時的に居候している。理香からは「おひげのおじちゃん」と呼ばれている。 ブレイブ47にて鉄砕と共に大地の闇へ赴くため、優子にキョウリュウシアンを受け継がせ、ブレイブファイナルにてトリンや鉄砕とともにキャンデリラの助けを得てカオスを倒すとともに、大地の闇の中枢を破壊する。ダイゴが地球に帰還した後、トリンや鉄砕とともに現世を離れる。名前は映画『ハイランダー 悪魔の戦士』の登場人物に由来する。 演じているボールドウィンは日本語が堪能であるが、片言のしゃべり方はブレイブ5・6を監督した竹本昇の演出によるもの。キャスティング段階では日本人俳優に演じさせる案もあったが、見た目で外国人とわかりやすく日本語やアクションも堪能なことからボールドウィンが選ばれた。 玩具売上はアンキドンから急上昇しており、スタッフ内では作中でラミレスが名前を連呼していたのが要因ではないかとも言われている。そのため、後発のブンパッキーやブラギガスの初登場時にもラミレスが名前を呼ぶセリフが入れられた。 福井 優子(ふくい ゆうこ) ブレイブ2から登場。ノブハルの妹。4年前に夫である賢一を事故で失い、以降は「福井」姓のままシングルマザーとして一人娘の理香、ノブハルと同居し、ノブハルと共に「なんでもや まるふく」を営んでいる。見た目は標準的な女性だが、兄に劣らないほどの怪力の持ち主で、身軽さを併せ持つ。 ノブハルのことは「兄さん」と呼ぶが、彼がブルーの正体とは知らず、ブルーのことを「青い人」と呼ぶ。キョウリュウジャーに関しては理香がブルーとデーボス軍の戦いに巻き込まれて負傷した一件から危険視するが、自身がブルーに助けられその人柄を知ったことから、以前よりは見る目が変わっていく。しかし、ブルーのオヤジギャグに対してはあきれており「40代」と思い込む。同話では夫の死も乗り越える決心を固めた。ブレイブ31でブルーが兄と同じような発言をしたことから、ブルーの正体がノブハルだと気付く。ブレイブ40ではノブハルと喜美子のお見合いを設定するも、喜美子の正体がキャンデリラと知ると彼女に対し「兄さんを騙した」と怒りをあらわにしたが、ノブハルとキャンデリラが打ち解けた様子を見て自身もキャンデリラを信じることを決意する。 ブレイブ47では大地の闇で幽霊モンスターと戦うラミレスに代わって新たなるキョウリュウシアンへと変身してダイゴたちに加勢し、カオスに苦戦しつつも街を守り抜く。その際に兄の正体を既に知っていたことを明かしている。脚本を担当した三条はノブハルと常時一緒にいるような形を想定していたが、出演者の多さなどから実現せず、優子の出番は脚本段階でカットされたものも多かったと述べている。
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