卍
読み方:まんじ
英語:swastika
「卍」とは、仏教やヒンドゥー教において幸運や吉兆を象徴する意味で用いられる表現である。記号のようではあるが漢字のひとつとして扱われている。画数は6画である。読み方は「まんじ」であり、これは「万字」に由来する。
「卍」は神の御体に生じた形ということで吉兆・瑞兆という縁起の良い形と解釈され、建築の装飾などに使用されてきた。
日本では「卍」は仏教建築や仏教文化を通じて接する機会が多い。日本では「寺院」の地図記号としても用いられている。
「卍」と「ハーケンクロイツ」は、線の折れる方向が違っている。ハーケンクロイツはいわゆる「逆卍」である。「卍」と「ハーケンクロイツ」を並べると、左右対称になる。
ハーケンクロイツはナチスのシンボルとして使用され、ナチスの象徴として現代でもタブー視されている。「卍」は本来ハーケンクロイツとは無関係ではあるが、形が酷似しているため混同あるいは同一視されることがままある。
英語では「卍」と「ハーケンクロイツ」は特に区別されず、どちらも「swastika(鉤十字)」という。「swastika」は「幸福」を意味するサンスクリット語に由来する言葉である。
「東京卍リベンジャーズ」の読み方は基本的には「とうきょうリベンジャーズ」であり、「卍」は読まれない。
「東卍」の主人公は、「東京卍會(とうきょうまんじかい)」と名乗る暴走族に所属している。
なお漫画「BLEACH」では、いわゆる奥義を「卍解(ばんかい)」という。「バン」は「卍」の音読みである。
なおサンスクリット語では「卍」を「svastika(スバスティカ)」という。
「まじ卍」の読み方は一般的には「まじまんじ」である。「卍」は読まずに「まじ」とだけ読む、という(「東京卍リベンジャーズ」と同様の)解釈もある。
「まじ卍」は2016年~2017年頃に若者言葉として流行したが、ほどなくして下火になっていった。
英語:swastika
「卍」とは、仏教やヒンドゥー教において幸運や吉兆を象徴する意味で用いられる表現である。記号のようではあるが漢字のひとつとして扱われている。画数は6画である。読み方は「まんじ」であり、これは「万字」に由来する。
「卍」とは・「卍」の意味
「卍」は、仏教やヒンドゥー教に関係する字もしくは記号である。もともとはインドのヒンドゥー教の神であるヴィシュヌの胸毛(胸元に生じた旋毛)を象ったものだとされている。「卍」は神の御体に生じた形ということで吉兆・瑞兆という縁起の良い形と解釈され、建築の装飾などに使用されてきた。
日本では「卍」は仏教建築や仏教文化を通じて接する機会が多い。日本では「寺院」の地図記号としても用いられている。
「卍」と「ハーケンクロイツ(鉤十字)」
「卍」に形が似た記号として「ハーケンクロイツ(鉤十字)」が挙げられる。ハーケンクロイツは、古代ギリシャの遺跡から見つかった記号を原案とする意匠である。つまり、「卍」と「ハーケンクロイツ」は起原の異なる別種の記号である。あるいは、「卍」の形は洋の東西を問わず古くから発案された、なかば普遍的な図形であるともいえる。「卍」と「ハーケンクロイツ」は、線の折れる方向が違っている。ハーケンクロイツはいわゆる「逆卍」である。「卍」と「ハーケンクロイツ」を並べると、左右対称になる。
ハーケンクロイツはナチスのシンボルとして使用され、ナチスの象徴として現代でもタブー視されている。「卍」は本来ハーケンクロイツとは無関係ではあるが、形が酷似しているため混同あるいは同一視されることがままある。
英語では「卍」と「ハーケンクロイツ」は特に区別されず、どちらも「swastika(鉤十字)」という。「swastika」は「幸福」を意味するサンスクリット語に由来する言葉である。
「東京卍リベンジャーズ」の「卍」
「卍」は、最近では日本の漫画作品「東京卍リベンジャーズ」(通称「東卍」)を通じてもよく知られている。「東京卍リベンジャーズ」の読み方は基本的には「とうきょうリベンジャーズ」であり、「卍」は読まれない。
「東卍」の主人公は、「東京卍會(とうきょうまんじかい)」と名乗る暴走族に所属している。
なお漫画「BLEACH」では、いわゆる奥義を「卍解(ばんかい)」という。「バン」は「卍」の音読みである。
「卍」の語源・由来
「卍(まんじ)」の字の語源は「ヴィシュヌの胸毛の形象」、「まんじ」という読み方は「万字」に由来する。なおサンスクリット語では「卍」を「svastika(スバスティカ)」という。
「卍」の熟語・言い回し
「まじ卍」とは
「まじ卍」は、主に「乗りに乗っている」「気合が入っている」といった意味合いの、抽象的・感覚的な文脈で用いられることのある表現である。「すごくイイ」という褒め言葉として用いられることもあれば、深い意味のない掛け声として用いられることもある。「まじ卍」の読み方は一般的には「まじまんじ」である。「卍」は読まずに「まじ」とだけ読む、という(「東京卍リベンジャーズ」と同様の)解釈もある。
「まじ卍」は2016年~2017年頃に若者言葉として流行したが、ほどなくして下火になっていった。
「車卍」とは
「車卍」は、乱暴な運転をする自動車を指す言葉である。タイヤを滑らせるドリフト走行を繰り返すことは、しばしば卍を切ると表現される。そこから派生する形で、「あの車卍」というように、危険な走行をする車を指すために使われる。「卍からの卍」とは
「卍からの卍」は、気分が高まったことを表す若者言葉である。「イェーイからのウェーイ」という風な、気分の高まりによって出る奇声と同じように使用される。また、「卍卍からの卍」という表現が使われることもある。「卍の国」とは
「卍の国」は、主にSNSのハッシュタグとして使用される言葉だ。仏教に関する投稿者が使用する傾向がある。「逆卍」とは
「逆卍」は、卍とは左右が逆となっている記号のことである。記号の先端が右回りに広がっているため、右卍とも呼ばれる。「逆卍」はハーケンクロイツと同形であり、基本的にはハーケンクロイツを指すといえるが、ヒンドゥー教などで宗教的記号として用いらることがあるため、必ずしもナチスの記号とは限らない。まんじ〔マンヂ〕【万治】
まん‐じ【×卍/×卍字/万字】
満じ、慢じ
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万治/萬治
名字 | 読み方 |
万治/萬治 | まんじ |
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マンジ
卍
卐
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「まんじ」の例文・使い方・用例・文例
- 私は道場の仲間に紅白まんじゅうを配った。
- このおまんじゅうはここの名物です
- お土産にまんじゅうを買いました
- 彼は一晩中まんじりともしなかった.
- (子供の作る)泥まんじゅう.
- 一晩中まんじりともしなかった.
- 夜通しまんじりともしなかった.
- 昨夜はまんじりともしなかった
- まんじ…全ての民族の間に起こる古代のお守りのシンボル−ビクター・シェルツェ
- 餡饅という中華まんじゅう
- 建築物の基礎部分などのしっくいなどでまんじゅう形に塗り固めた部分
- 鯛の形をしたあんこの入ったまんじゅう
- まんじゅうのようにまるく土を盛りあげて作った墓
- ひき肉と刻んだ野菜をまぜ,小麦粉の皮で包んで蒸したまんじゅう
- クニッシュというあげまんじゅう
- 同上院議員の似顔顔が上部に型押しされたまんじゅうや地元産のサバで作った「オバマバーガー」がふるまわれた。
- 北海道の夕(ゆう)張(ばり)メロンやイカスミ,静岡のわさびや緑茶,広島のもみじまんじゅうなどの味がある。
- 忍者文字のついたTシャツ,まんじゅう,トイレットペーパーなどの商品が伊賀市内で販売されている。
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まんじと同じ種類の言葉
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