まじ卍
別表記:マジ卍
マジ卍(まじまんじ)とは、善し悪しを問わず、何らかの点で気分が非常に高ぶっているさまを表す若者言葉。多くの場合、単独で用いたり文末に付すなどして間投詞的に用い、本当に気分が高ぶっている、ないしは本当にそう思うと強調する意味合いを示す。ごく親しい間柄での会話やSNSなどの書き込みで用いる、俗な語である。「まじ卍」とも表記する。また、さらに強調して、「卍」を重ねて「マジ卍卍卍卍卍」のように表記することもある。
用例:「それは最高マジ卍」「都会怖すぎマジ卍」「可愛くてマジ卍だわ」
「マジ卍」は「卍」を強調した言い方である。「卍」は、2016年頃から爆発的に流行し始めた若者言葉で、善し悪しにかかわらず気分の高ぶりを示す語として用いられるほか、SNSなどの書き込みではその字形から記号として装飾的にも用いられる。「卍」「マジ卍」は2010年代後半の若者言葉の代表的な存在と捉えられており、AMFによる「JC・JK流行語大賞2017」コトバ部門にも「マジ卍」が入選している。
「マジ卍」「卍」と同様に、間投詞的に用いて気分の高ぶりを表すことのできる若者言葉に「やばい」があるが、「やばい」はその気分の高ぶりの原因が明確に存在している場合にしか言いにくいのに対し、「マジ卍」「卍」はその要因がはっきりしていなくてもよく、特に理由もなく楽しい気分になったときや、写真を撮る際の掛け声でも言うことができる。
(執筆:稲川智樹)
まじ卍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 08:11 UTC 版)
まじ卍(まじまんじ)とは、感情の高ぶりや、物事の程度を示す日本語の言葉で、2017年より、インターネット上のソーシャルネットワーキングサービスを中心に、主に女子中高生の間で広く使われている言葉。基本は「まじ」が二度重なって強調されたものである。JC・JK流行語大賞2017のコトバ部門に入選、今年の新語の候補になるなど、新語として注目される言葉のひとつ[1][2]。
- ^ まじ卍 - コトバンク、2018年3月15日閲覧。
- ^ a b c d “まじ卍 意味や流行の起こりは? 専門家も「?」”. 毎日新聞 (2018年1月9日). 2018年3月15日閲覧。
- ^ “JC・JK流行語大賞に「まじ卍、かなしみ」など”. 日刊スポーツ (2017年11月30日). 2018年3月15日閲覧。
- ^ “「マジ卍」がネット上で流行 強調する意味で添えられている?”. livedoor news (2017年12月27日). 2018年3月15日閲覧。
- ^ “「卍」「はげる」「BFF」 女子高生流行語大賞2016が発表されたけど理解できなくてつらみ - ねとらぼ” (日本語). ねとらぼ. アイティメディア (2016年12月1日). 2018年3月22日閲覧。
- ^ 「きゅんです」は岐阜、「マジ卍」は岡山発祥? ヤフー、若者言葉の検索分析
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