まんじり
[副]
1 ちょっと眠るさま。ふつう打消しの語を伴って用いる。「心配で一晩中—ともしない」
2 じっくりと見つめるさま。じっと。まじまじ。
「大きな二つの眼が僕のすぐ前で仰向き加減に僕を—と見やって」〈有島・宣言〉
3 何も手につかないでいるさま。
「もう帰るか、もう帰るか、と待つ間を独(ひとり)—としていると」〈紅葉・多情多恨〉
[補説] 1について、文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、「まんじりともせずその時間を過ごした」を、本来の意味とされる「眠らないで」で使う人が28.7パーセント、本来の意味ではない「じっと動かないで」で使う人が51.5パーセントと、逆転した結果が出ている。
「まんじり」の例文・使い方・用例・文例
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