その他地区の狼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 10:51 UTC 版)
《毛玉》(けだま) 本名不明。細身の体にアフロヘアー、銀色のサングラスをかけた青年。鉄平の大学の先輩にあたる。 拠点を持たず各地を放浪するために情報通であり、「歩くニュースペーパー」を自称するが、連曰く「浅く広い情報網しか持たない、ただ騒ぎ立てるだけの三流ゴシップ」とのこと。 彼自身も争奪戦に加わる。《ジャック・ザ・リパー》戦において、戦いの様子を見ることができる。 鉄平は学生時代の後輩に当たる。 彼がオルトロス復活を吹聴したため、結果的にヘラクレスの棍棒が来る切っ掛けとなってしまった。 森丘 太蔵(もりおか たいぞう) 《ナックラヴィー》の二つ名を持つ筋肉質の高校3年生。夏場でも革のコートを羽織っている。2歳年下のアンと長年交際しており、周囲からウザがられるほどのバカップルぶりを発揮している。着ている服装は全てアンの好みである。 実力もさることながら、最大の武器はコートの下から放つ汗の臭いであり、これにより近づく狼の食欲を失くさせ、腹の虫の加護を弱めている。 奥の手はコートの前を開くことであり、より強く汗の臭いを周囲に放つ事が出来る。 アン 小学生の時に太蔵に告白して彼氏彼女の関係になって以来、ずっとラブラブな関係が続く妖艶な高校1年生。太蔵とコンビを組む狼である。 汗と筋肉フェチで、花の執筆した『筋肉刑事(マッスルデカ)シリーズ』の愛読者であり、陰で花を先生と呼び慕っている。The novel of Four o'clockのファンサイトも運営しているほど。また登場人物である「サイトウヒロシ刑事」のモデルが洋であることを薄々感づいている。 淡雪 えりか(あわゆき えりか) HP同好会が夏合宿のため訪れた「淡雪ロッジ」のオーナーの娘で、中学3年生のツンデレ娘。 親の仕事を良く手伝う優しく勝気な性格であり、ロッジに訪れた客の案内などをしている。洋達HP同好会の。案内も彼女が行ってくれた。《ギリー・ドゥー》の相方も務めている女性狼。水泳部所属であり、真希乃とは親友。 禊萩 真希乃(みそはぎ まきの) 存在感の薄い天然ドジ眼鏡っ娘の中学3年生。《ギリー・ドゥー》の二つ名を持つ狼。長い手足を活かした戦い方をする。 両親が共働きな理由もあって、晩ご飯を買いにいった先で半額弁当争奪戦を知り、参加するようになった。えりかが目撃するまではそれまでは1人で戦っていた。 運動が得意で水泳部に所属しており、全国大会にも出場するほどの実力。高校から特待生としてスカウトを受けるほどである。 嫌なことでも嫌とは言えない性格で、小学生の頃に人から掃除当番などの嫌なことを押し付けられ困っていたところをえりかに助けられて以降、親友となる。えりかと共にいることを望んで彼女と同じ水泳クラブに入会し、中学校進学後はえりかと共に水泳部に入部する。 争奪戦に参加するようになって水泳のタイムが縮まったとのこと。 洋のすべて(文字通りの意味)を見てしまった人物でもある。 サポートに回ったときに本領を発揮するタイプの狼である(洋がサポートしてもらった際には自分が強くなったと錯覚するほど)。 《大顎》(おおあご) 本名不明。女性の狼。2つの買い物カゴを用いて、さながらブルドーザーのように相手をなぎ倒すスタイルからその名前が付いた。 《天井の蜘蛛》(てんじょうのくも) 本名不明。長い黒髪とガリガリに痩せた身体が特徴の男性狼。天井に張り付くことが出来るほか、天井からの攻撃を武器とする。 大谷 昌義(おおたに まさよし) 洋やあやめと同郷で有名国立大学に通う狼。佐藤家や著莪家に程近いスーパーマーケットに出没し、小柄な体格を活かした機敏な動きや跳躍力がある。 美人の女性狼を見ると見境無く手を出そうとするため、人喰いにして娘攫いのゴブリンの名である《ホブヤー》の二つ名を付けられ、女性狼からは嫌われている。二つ名持ちではあるものの、狼としての実力は今ひとつ。 既に狼である洋とあやめに半額弁当や狼といった情報を自慢気に語ったイタい人物。 鬼灯ランのお兄ちゃんの1人であったが、牧との交際を機に辞めた。 牧(まき) 洋やあやめと同郷で有名国立大学に通う女性の狼。非常に大柄で恰幅が良く、昌義とは幼稚園から大学ずっと一緒の幼馴染である。までまた、体が大きいことで昌義から素っ気ない態度をとられるようになりそのことを気にしている。 二つ名は無いが昌義よりも強い。 鬼塚 博(おにづか ひろし) 身長は180を優に超えるだろう丸めがねの大柄な男。『謎好きの男』として知られ、特殊能力を有する狼たちから畏怖される。 《退魔師》の二つ名を持ち、自身が興味を持った狼を観察・分析するのが得意。 かつてのHP部の猛者である《ウルブズベイン》こと、烏頭みことをライバル視しており、二つ名とは裏腹に戦い方は豪快。また、白粉のスタイルに真っ先に目をつけ、《幽霊(ゴースト)》と名付け目をつけており、白粉が《魔導士》を追い詰めた際には計らずとも白粉の勝利を阻害する要因となった。 現在は東北の大学に通い、探偵事務所で働いている。東区の狼、ジョニーは彼の従弟にあたり、戦い方の指南をしている。 秋鹿 雅(あきじか まさ) 元HP部に所属していた狼。サングラスと皮のコートを愛用している。二つ名は《大厄の闘牛士》(たいやくのマタドール)。現在は東北の大学に通っており、かつては《ウルヴァー》という二つ名で呼ばれていた。 とても後輩想いであり、かつてHP部で後輩だった仙を救う為に同じく後輩であった《魔導士》を倒さんと力を付けていた。が、同じく槍水のことを想っていた《カペルスウェイト》と拳を交え、洋に自身の想いを託す。 争奪戦では主にエコバッグを使い、見るもの全ての腹の虫の加護を弱める無差別の毒を切り札に持つ毒使い。その毒は自身にも作用する恐れがあるため、あるもので対処している。自身にも優を倒すためにHP部時代よりも大きいエコバッグを鍛練により使用できるようになっている。 自分にこれ以上の伸びしろが無いことを気にしており、大学生になってから農家などへ赴き、食材への関心を高めることなどの結果、戦闘力を向上させることができた。 《東北のカナリア》(とうほくのカナリア) 本名不明。透き通った中性的な声を持つ男性狼。アナウンサーのような聞いていて惚れ惚れする程の美声。情報屋のような存在だが《毛玉》とは違い、「狭く深く」といったところ。自身の眼で直接見たことのみを「詠う」。過去にあったHP部の解散に繋がる出来事を見ることが出来なかった事を悔いている。 響 鉄平(ひびき てっぺい) 赤毛のツンツンヘアーにサングラスという、パンクロッカーのようなファッションを好む狼。《サラマンダー》の二つ名を持ち、《ナックラヴィー》からは最強に最も近い狼で、相手になるのは《魔導士》クラスのみと評される凄腕。佐藤の二つ名《カペルスウェイト》の命名者である。 出身は関東地方で《毛玉》とは先輩後輩の間柄。現在は東北の大学に通っており、《毛玉》が近場に足を運んだ際には行動を共にしている。 女性狼に対してはセクハラ紛いの挨拶を交わすなど普段からとてもフランクな性格である。 争奪戦では相手に弁当でなく自分に意識を向けさせ、その相手を潰したうえで奪取するスタイルをとる。また、腹の虫の加護を最大限に発揮することで自身の痛覚を麻痺させ相手の攻撃をものともせず、単純な力比べでは《魔導士》をも凌ぐほどである。 自身と近い戦闘スタイルを持つ烏頭とは相性が悪く、戦闘の間を縫って弁当を取りに行く白粉も、彼にとっては天敵となっている。 毛玉と同じくスーパーカブを愛用している(阿迦井サンタクロースと呼ばれることもある)。 花菱そう(はなびし-) 『Ripper's night』の登場人物。三つ編みを二房前に垂らしている少女。《ジャック・ザ・リッパー》と呼ばれている狼。雨の日にポイントカードが使えるスーパーにだけ出没する。ジャック・ザ・リッパーと呼ばれる所以は誰の目にも触れずに切り傷がついていることから。 しかし傷を恐れない梗と鏡の連携に敗れる。続く争奪戦ではポイントカードを封印し、肉弾戦にて争奪戦に参加。あやめのサポートと《オルトロス》打倒を見出した狼たちが作った混乱に乗じ、半額弁当を奪取することに成功する。あやめとはそれから付き合いがあるようで、本編12巻でも登場する。 両親は別居しており、母親と暮らしている。ダニエル そうの飼っている大型犬。オスの4歳。犬種はバーニーズマウンテンドッグ。元ネタはアサウラの飼っていた犬から。そうがオルトロスに倒された際、ゲームセンターにいたあやめらを探し出し助けを求めるなど、非常に賢い犬である。
※この「その他地区の狼」の解説は、「ベン・トー」の解説の一部です。
「その他地区の狼」を含む「ベン・トー」の記事については、「ベン・トー」の概要を参照ください。
- その他地区の狼のページへのリンク