「ツバメ」関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 05:12 UTC 版)
「異世界駅舎の喫茶店」の記事における「「ツバメ」関係者」の解説
駅長を筆頭に、黒金夫婦にとって大きくかかわっている人物。 駅長 ローゼス=ハーパー線の終着駅・ハーパータウン駅の責任者。人間だが本名や経歴などは一切不明。 異世界であるローゼス=ハーパー線に迷い込んでしまった黒金夫婦を、自身が管理する駅舎に保護(主人公は駅員兼駅舎喫茶店「ツバメ」の駅マスターを務める)。主人公夫婦を何かと気にかける。一応「ツバメ」の人事権は彼にあるので、主人公は彼に相談する。 黒金夫婦が別世界(リアルワールド)から来た人物であることを知る数少ない人物。駅長いわく、黒金夫婦は“時線の転轍”(リアルワールドと異世界が交差して、その衝撃が大きく起こる)に巻き込まれてやってきて、ニャーチはその副作用で亜人化したと推察、マスターに説明する。 各地の有力者とも相当のコネクションがある模様(銀行家であるマリメイド家一族とも顔見知りである)。きれいな白髪に、白い口髭がトレードマーク。誰にでも穏やかな笑顔を浮かべているが、時折鋭い視線を飛ばすことも。 グスタフ=アルフォンソ クマの亜人。機械工ギルド長、全身無精ひげの為か名古屋出身のマスター曰く「地元で開催された万博の某キャラクターに似ている」と思った。 そういう身体特徴から夏場は暑苦しく、冷蔵庫から離れなれずマスターを困らせているが、「ツバメ」には欠かせない存在で、主人公に頼まれて調理器具の開発を手伝っている。 彼と主人公が用意した製氷機と、彼が修繕した冷蔵庫をハーパータウン温泉に設置、ソフィアとナトルをおもてなしした。 女剣士12号 剣の道一本で生きる少女、何故だか裸に近い恰好のいでたちとなっている。同僚にメガネ娘・9号が居て、彼女に突っ込まれる。12号の体格は良く、特にニャーチと同じく巨乳である。 同祖国のルーデンドルフ夫婦が売り出した「たこさんウィンナー」を異端とみなして非難、しかもサバスとの話からその発端が「ツバメ」であることが判明。 「ツバメ」を密会クラブと勘違いしている事からますます疑いの目を向ける。妙な会合(本当は純粋な宴会)に憤慨した彼女は店内に闖入、ニャーチと酒のみ勝負をすることになった。酔いつぶれた彼女(ニャーチに完敗した12号)は、ニャーチに食べさせられた変なピザ(少なくとも12号はそう思った)を絶賛したどころか、「ツバメ」メニューの虜になっていた。 ボスによって送り込まれた先にいた料理人の怪しい男ジェシーの策略と拷問にかかるが、彼女は屈せず「ツバメが至上なる料理店」と動じない。その後、彼女は夢遊病な状態でツバメに現れ、マスターの手料理でジェシーの料理魔術から解放された。 ジェシーが「ツバメ」の客にかけようとした料理魔法の薬を見つけた彼女はみんなを助ける為に自らを犠牲に飲んで倒れるが、ニャーチが飲ませたきつけ薬(酸っぱい飲料水で、不幸を吹っ飛ばす事が出来るらしい)で、元気に回復した。その後、駅長の勧めで冒険の旅に出て、世話になったマスター宛てに食材を送っている。 マスターを「勇者殿」、ニャーチを「奥方殿」と呼ぶ。冒険の旅で路銀不足となり、船員としてアルバイトをして帰国したため空腹で失神し、9号に抱えられて「ツバメ」に運ばれた。そのおかげでマスターは味噌に変わる食材を手に入れることができた。 9号 12号の同僚、どちらかといえば頭脳派なメガネ娘。勘違いな体育系バカの12号に対する突っ込み役。 基本的にボスに対して忠誠な立場であるが、12号が窮地に陥った時、(ボスの利害と関係無しに)助けた事がある。だが、「ツバメ」のことは少し怪訝に思う節があり、警戒していた。 情報で自分達のボス(彼女達は「主」と呼ぶ)が求めている粉が盗まれていることが発覚した。12号の捜索でボスが求める粉が「ツバメ」にないことはわかったが、盗まれた粉は彼女にとり返されてボスのもとに戻された。 のちに「ツバメ」に対する警戒感が薄れたようで、「ツバメ」ヘ来店するようになり「ツバメ」でカリーナに(ボス・バージルに関する小麦粉の)情報をリークした。実は、リベルトの差し金であり、彼女がカリーナに情報をリークしたのは、分かり易いキャラクターで12号に似ているからであった。 カリーナ=アルベローニ マークス新聞・ゴシップ担当の駆け出し新聞記者で(先輩方に雑用扱いされ、重要な情報を教えてくれないことから)、早く一人前扱いされるべくスクープを日々追っている。 そんな彼女に9号がバージル(テネシー共和国・与党議員)の小麦粉と薬物にかかわる裏取引問題をリークした(9号曰く、女剣士12号に似ているという)。 ローゼスシティからの新路線開業をスクープしたのは彼女である。 原作では新聞記者青年・カミロ(男性)として登場。ライバル会社の(地方出身)青年記者・ドナートにライバル心を燃やす。カミロはマスターやテオの追っかけをしてはマスターに窘められ、駅長に変わりのスクープを提供される(大きいスクープではなかったが、ドナートの名前を出されると、飛びついた)。 リベルト=デ=ラウレンティス クレイグ国に着任したテネシー共和国特命全権大使であり、元公爵家の名門ラウレンティス家の三男。 眉目秀麗な容姿と卓越した実力は多くの女性の憧れの的であり、本国でも一目置かれた存在である。最近は時折ハーパータウンに姿を見せている模様。主人公曰く「女性の扱いに慣れていそう」とコメントされているが、ソフィアには煙たがれている。 カリーナや12号がらみも含めて主人公による一連の行動に感服していて、「小麦粉」の話を手土産に「ツバメ」に接近した。 黒金夫婦に興味を持ち、彼らの出生地である「ナゴヤ」を調査したが、異世界(駅長やリベルトたちの住む世界)に存在しないことがわかり、別世界からの出身者であると推察する。 なにかとソフィアに張り合うことが多く、彼女を出し抜いて黒金夫婦に「自国の公邸料理人」にスカウトしようとする。だが、その後はソフィアとの距離が縮まり親密となる。 テネシー国の政変で失職したため、クレイグ国に避難。 ディエゴ=アルバレス 漁師を営むアルバレス家の大黒柱。子供はロランドの他、二人の兄と一人の妹・レイナがいる。 泳ぎが苦手なロランドに漁以外の仕事を手伝わせているが、家族などの料理をつくっているうちに料理人を志すようになった三男にがっかりしている(レイナはロランドのツバメリクルート活動を応援している)。 ロランドが「ツバメ」に入り浸っていることを突き止めた父は、マスターに挑発するかのように勝負を掛ける。マスターとロランドに完敗した父は、ロランドが「ツバメ」で修行するのを認める。 原作では、ロランドが「ツバメ」のマスターの弟子入りをしたいと知り、反対する事なく応援している。
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