「ツブ」という語とは? わかりやすく解説

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「ツブ」という語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 18:37 UTC 版)

ツブ」の記事における「「ツブ」という語」の解説

「ツブ」という語には、おそらくはコロッとした食用巻貝」あるいは「ちょっと長め食用巻貝」という程の意味しかなく、類語の「ツブリ」や「ツボ」などの語とともに一部巻貝類総称として使われてきた。このうちツブリ」はサツマツブリアッキガイ科)などの標準和名にも使われており、やや縦長紡錘型の貝を指すことが多い。このことから、おそらくはツム(紡)」とも類縁のある語で、紡いだ糸が巻き取られ膨らんだ様子と殻の巻き型が似ていることも関係しているのかも知れない。ただ、カタツブリ(=カタツムリ)とも言うように、長くなくとも単に巻いて丸く膨らんだ貝もツブリツムリ範疇にあり、人の頭を「おつむり(=おつむ)」と呼ぶのも、丸くてつむじが巻いているからである。タニシ類も黒く丸い外見から、食べると目に良いなどとの俗説生んだが、このことから、丸いことを言う「ツブラ(円)」との類縁推定される一方ツボ」という語は、現在は微小な貝の標準和名にしばしば使われている(リソツボ・チャツボなど)が、「つぼ(壷)」に類縁があるとも言われる。壷を作る際、粘土を紐状にしたもの巻いてとぐろを重ねるように形成する方法があるが、これと貝の巻き方共通性認めたためではないかとの説がある。つまりは長いものなどがぐるぐる巻かれて丸く膨らんだ"つぶら"な形状が、ツブツブリツムリ)、ツボツビツミなどに共通していると言える

※この「「ツブ」という語」の解説は、「ツブ」の解説の一部です。
「「ツブ」という語」を含む「ツブ」の記事については、「ツブ」の概要を参照ください。

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