陶磁器
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陶磁器をめぐる問題
1970年、日本では鉛が溶け出す陶磁器の存在が問題となり、厚生省は食品衛生法違反を理由に3社の一部製品の販売停止、回収命令を出した。光沢を出すためやコストダウンを図るため低温(700度以下)で焼いたことが原因の一つと見られている[7]。
高知県立消費生活センターが2002年(平成14年)に、(100均などで)88円 - 100円で売られている安価な陶磁器100点(中国製も含む)について鉛やカドミウムの溶出の有無を調べた調査では、問題なしと判定されたのは97点で、問題ありと判定されたのは3点という状況だった[8]。
ギャラリー
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瀬戸物57万枚を使用した、巨大な天水皿(愛知万博瀬戸会場で展示)
脚注
参考文献
- 佐々木達夫『陶磁』近藤出版社〈日本史小百科〉、1991年8月。ISBN 4-7725-0079-0。
- 東京国立博物館 編『中国の陶磁 特別展』東京国立博物館、1994年10月。全国書誌番号:95021021。
関連項目
外部リンク
- 陶磁の歴史、中国陶磁の視点 - ウェイバックマシン(2014年4月26日アーカイブ分)(大阪市立東洋陶磁美術館)
- 日本のやきもの(公益社団法人日本セラミックス協会)
- 『陶磁器』 - コトバンク
- 陶磁器お役立ち情報 | 陶器・磁器・陶芸・うつわ・陶芸技法など
注釈
出典
- ^ 「陶磁器」『世界史事典』(三訂版)旺文社、200-10。ISBN 4-01-035314-7。
- ^ 『やきもの見方・見分け方百科 伝統技法の色・文様・形・逸品の選び方、楽しみ方』竹内順一 監修、主婦と生活社〈主婦と生活・生活シリーズ〉、1996年8月、170頁。ISBN 4-391-60597-X。
- ^ a b c d e f g h i 素木洋一「セラミック外論(1)」『窯業協會誌』第68巻第773号、日本セラミックス協会、C160-C165、doi:10.2109/jcersj1950.68.773_C160。
- ^ a b c d 古賀直樹「陶磁器素地の高強度化と衛生陶器への応用」『Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan』第7巻第285号、無機マテリアル学会、143-148頁、doi:10.11451/mukimate2000.7.143。
- ^ 佐々木 1991, p. 15.
- ^ “陶磁ネットワーク発足 全国の6館連携-佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun 佐賀のニュース”. www.saga-s.co.jp (2008年5月25日). 2016年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月11日閲覧。
- ^ 「鉛のとける陶磁器 三社に回収命令」『朝日新聞』、1970年11月17日、朝刊、12版、22面。
- ^ 『商品テスト報告 No.37 陶磁器食器』高知県立消費生活センター、2002年6月 。2023年7月8日閲覧。
陶磁器と同じ種類の言葉
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