曹植
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 23:06 UTC 版)
関連項目
- 上村主氏:日本の氏の一つ。『新撰姓氏録』によれば曹植の子孫と伝わる。
- 曹植系男子 - ねこクラゲによる漫画作品。曹植を中心に曹操家やその取り巻きたちのキャラクターをモチーフにしてコメディ化したもの。タイトルは草食系の草食と曹植の語呂合わせ。
- 魏志文帝紀 建安マエストロ! - 中島三千恒による漫画作品。建安時代における文雅な生活を背景に、曹植と曹丕の人物像を史実と絡めて描き起こす。
作品訳注
- 伊藤正文訳注 『曹植』〈中国詩人選集3〉岩波書店、1958年。※重版多数
- 川合康三編訳 『曹操・曹丕・曹植詩文選』 岩波文庫、2022年。ISBN 4003204611
参考文献
- 趙幼文 『曹植集校注』 人民文学出版社、1984年、ISBN 9787020026807。
- 呂慧鵑ほか編『中国歴代著名文学家評伝 第1巻』 山東教育出版社、1983年、ISBN 9787532861897。
- 曹海東注釈・蕭麗華校閲『新訳曹子建集』 三民書局〈古籍今注新訳叢書〉、2003年、ISBN 9571437980。※繁体字。作品毎に、題解・原文(注音字母によるルビ付)・注釈・現代語訳・賞析、巻末には逸文をまとめてあるという精細なもの。
- 伊藤正文『建安詩人とその伝統』 創文社、2002年。のち講談社「創文社オンデマンド叢書」で再刊
- 興膳宏編『六朝詩人傳』 大修館書店、2000年。原典編訳・解説
- 興膳宏編『六朝詩人群像』 大修館書店〈あじあブックス〉、2001年。列伝で川合康三が担当
- 興膳宏・川合康三『文選 精選訳注』講談社学術文庫、2023年。旧版は『文選 鑑賞中国の古典12』 角川書店、1988年
- 井波律子『中国的レトリックの伝統』 影書房、1987年、講談社学術文庫、1996年
- 川合康三『曹操 矛を横たえて詩を賦す』 集英社、1986年、ちくま文庫、2009年
- ^ 特に日本の詩文学界では「そうち」と読まれる傾向にある。なお、唐代の詩人李賀の詩「許公子鄭姫歌」末四句は「曹植」で終わっており、七言絶句の押韻法則から「そうしょく」と読ませていることがうかがえる。植の字音と字義の関係は、中国の歴代字書・韻書によって解釈にバラつきがあり、正確には定義できない。
- ^ 倡家(歌姫)の出身であるが、『世説新語』賢媛篇に名を列ねるほどの賢婦であった
- ^ 下記『曹植』10頁。
- ^ 下記『曹植』記載の年譜では建安元年(196年)頃(204頁)。
- ^ 伊藤正文『曹植』 中國詩人選集 第3巻(第一刷発行)、岩波書店、1958年11月20日。ISBN 9784001005035 。2020年12月1日閲覧。
- ^ a b 川合康三『矛を横たえて詩を賦す 曹操』 中国の英傑 第4巻(第一刷発行)、集英社、1986年8月10日。ISBN 9784480425744。 NCID BN00733040。新版・ちくま文庫、2009年
- ^ この時、留守役として鄴に駐留した曹丕が「感離賦」を送り、弟への別れを惜しんでいる。一方の曹植も従軍中に「離思賦」を作り、曹丕への思慕を表明している。
- ^ 伊藤正文『曹植』 中國詩人選集 第3巻(第一刷発行)、岩波書店、1958年11月20日。ISBN 9784001005035 。2020年12月1日閲覧。
- ^ 『文選』李善注より
- ^ 三国志Ⅲ 非公式ガイドブック P.195
[前の解説]
固有名詞の分類
- >> 「曹植」を含む用語の索引
- 曹植のページへのリンク