曹植と兄弟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 04:00 UTC 版)
曹植(そう しょく) 本編の主人公。魏王・曹操の三男。字は子健。 いわゆる草食系男子であり、女性に免疫がなく初心。また詩文には秀でるものの覇気が薄く、武芸には全く関心がなく苦手としている。兄弟愛が強く、兄・曹丕を尊敬し、弟たちを溺愛している。普段はほのぼのとしているが、詩を書く時は人が変わったかのような狂気染みた挙動を見せる。 曹丕(そう ひ) 曹植の兄で、曹操の長男。字は子桓。 曹家の嫡男、次期魏王として文武に秀でており、天才肌。なんでもそつなくこなせるために一方で出来ない者の気持ちを理解できないという難点もある。性格は厳しく、弟たちに辛く当たってしまう事も多いが、本人からしてみれば悪意がある訳ではない。 曹彰(そう しょう) 曹植の次兄で、曹操の次男。字は子文。 体格のいい快男児で武芸に優れており、熊などの猛獣を格闘するほどの腕の持ち主。あまり物事を深く考えず畏まる事が苦手だが、実直で前向きな性格をしている。 曹彪(そう ひょう) 曹植の異母弟で、曹操の五男。字は朱虎。 兄弟たちの中でも特に曹植と仲が良く、また本人も可愛がられている。何かと強烈なボケを繰り出す曹植の制止役あるいはツッコミ役。その直言する性格は曹丕にも評価されている。母は側室の孫姫。 曹沖(そう ちゅう) 曹植の異母弟で、曹操の六男。字は倉舒。 まだ幼いながら非常に聡明で心優しい性格であり、曹植はもちろん曹操からも深く愛されている。母は側室の環夫人。 番外編「剣の詩 華の詩」では建安13年の内に幼くして病没している。 曹熊(そう ゆう) 曹植の弟で、曹操の四男。 非常に臆病な性格で、いつも自室に引きこもっている。曹丕・曹彰といった兄たちを相手にする事に大きな恐怖を覚えており、また曹沖以外の「くま」という呼称にも否定的。 曹昂(そう こう) 曹植らの異母兄。字は子脩。 曹操の本来の長男であり、文武に優れた。まだ幼い曹植・曹丕・曹彰ら兄弟の面倒をよく見ており、弟たちから絶大な尊敬を受けている。建安2年、宛城の張繡との戦いで曹操を庇って戦死。 曹鑠(そう しゃく) 曹植の異母兄。 曹操の本来の次男。若くして病没した事のみが語られている。
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