屠畜場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/29 00:48 UTC 版)
欧米
EU
EUではと畜場等の認定要件について食肉衛生関係、食肉検査関係、家畜衛生関係及び動物福祉関係の各要件で定めている[6]。食肉衛生関係では食肉処理場はと畜場に併設され一貫したシステムになっていること、動物福祉関係では給水や給餌などの規定がある[6]。
米国
アメリカ合衆国では肉牛のままの状態で精肉店(小売業者)が買い付け、精肉店(小売業者)が自らの施設で牛肉の食肉解体を行うことが一般的である[1]。
衛生管理米国基準は、1.施設・設備等の衛生管理、2.衛生的なとさつ・解体及び分割、3.衛生管理体制及び4.人道的な獣畜の取扱い及びとさつの4つからなる[6]。施設の規定では「床、内壁、天井等」、「照明及び換気」、「給水・給湯設備」、「汚水及び汚物処理」、「器具洗浄・消毒室」、「ねずみ、昆虫等の侵入の防止」、「手洗所」、「更衣室」及び「便所」について条件が定められている[6]。
「施設・設備等の構造・材質米国基準」はコーデックス委員会の「食品衛生の一般原則の規範」に基づき作成された日本の1994年(平成6年)の厚生労働省通達「と畜場の施設及び設備に関するガイドライン」とほぼ同じ基準となっている[6]。
脚注
関連項目
外部リンク
- ^ a b 田辺晋太郎『牛肉論』ポプラ新書、2016年。ISBN 978-4-591-15246-1。
- ^ 厚労省食品衛生調査会乳肉水産食品部会(1999年〈平成11年〉8月31日)
- ^ 第5回部落問題フィールドワーク 関西大学通信205号、1992年1月10日
- ^ “と畜場の繋留所における家畜の飲用水設備の設置状況”. 2020年10月11日閲覧。
- ^ “と畜場の施設及び設備に関するガイドライン”. 2020年10月11日閲覧。
- ^ a b c d e “1.食肉処理施設の現状”. 公益財団法人日本食肉生産技術開発センター. 2021年2月19日閲覧。
屠畜場と同じ種類の言葉
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