エコノミー棟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 16:40 UTC 版)
エコノミー棟(Ökonomiebau)は、城の経済活動を支える事務部門と厨房の建物であったことから名付けられた。「メッツェルハウス」や「バックハウス」とも呼ばれるが、これは屠畜場およびパン焼き場の役割を担っていたことを示している。本来の厨房は城の南東にあり、火薬塔に接する位置にあった。この付近や城の中庭の隅の様子をギュンター・ハイネマンはこう記している。 「元々この辺りは煙と炭の臭いで満ちた厨房であったが、変哲のない中庭の隅にはもう長い間興味が注がれたことがない」 上階への登り口は城の官吏の居住空間であった。城の南東角に位置するこのエコノミー棟は文化史的にそれほど重要な意味を持つものではない。
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