freight
「freight」とは、貨物や輸送のことを意味する英語表現である。
「freight」とは・「freight」の意味
「freight」には名詞と動詞の使い方があり、名詞では「貨物」「積み荷」、動詞では「輸送する」「積む」「~を込める」ということを意味する単語である。荷物は主に列車やトラックなどで運ぶ大型荷物のことを指し、手荷物や郵便物などは含まない。また「freight」は「貨物運賃」や「送料」という意味の貿易用語でも使われている。貿易用語としての運賃には「carriage」という単語もあるが、「carriage」が運賃全般の中でも特に航空便と陸上便の運賃を意味する表現であることに対し、「freight」は船便だけに使われる表現という違いがある。これはイギリスではfreightという単語を陸上貨物運送に使用しないためで、1936年に国際商工会議所(ICC)が制定した貿易取引条件(インコタームズ)でも使い分けられている。freightは船積み関連書類の運賃送り状「Freight Invoice(フレイトインボイス)」のように使われる。
なお「freight」は「flight(飛ぶ)」や「fright(恐怖)」と発音も綴りも似ているので間違いやすい単語である。覚え方としてはfreightの「rei」を語呂合わせにして、「礼(rei)をして(荷物)を受け取る」をイメージすると覚えやすい。
「freight」の発音・読み方
「freight」の発音記号は、アメリカ英語では「fréɪt」、イギリス英語では「freɪt」である。実際に発音する場合は、アメリカ英語では二重母音「réɪ」を「レ」に続き口を狭くして「ェィ」と発音する「レェィ」のようになるため「フレェィトゥ」と発音し、イギリス英語での発音は「フレイト」となる。カタカナ表記でも「フレイト」だが、「フレート」と表記することもある。「freight」の語源・由来
「freight」の語源は、中世低地ドイツ語で「貨物料」を意味する「vrecht」で、中期オランダ語「vracht」から中世英語「freyght」へ変化しfreightとなった。「freight」の類語
「freight」の類語としては「luggage」や「cargo」があるが、luggageはトランクやスーツケースなど旅行者の「手荷物」を指し、cargoとfreightはコンテナなどの大型荷物を指すという違いがある。また「cargo」と「freight」の違いは、cargoは「船」で運ぶ荷物を指し、freightは「飛行機」「鉄道」や「トラック」で運ぶ荷物を指す。ただし、このふたつの単語の使い分けは厳密に区別されている訳ではないので日常会話ではどちらを使っても問題はないが、「貨物船」のことは「cargo ship」で「貨物列車」のことは「freight train」、「貨物を運ぶトラック」は「freight truck」と呼ぶのが一般的である。なお、cargoは複数形では「cargoes」となるが、freightは複数形では使わない。「freight」を含む英熟語・英語表現
「cost and freight」とは
貿易取引条件としてよく使われる表現で「運賃込み条件」のこと。荷物を積み込んで目的地に到着するまでの間の運賃を売り主が負担することを指す。「C&F」「CFR」と省略されることが多い。また、保険料も併せて売り主が負担することを「cost insurance and freight」と呼び、略して「CIF」という。
「freight」に関連する用語の解説
「air freight」とは
航空貨物便のこと。航空貨物運賃という意味でも使われる。
「ocean freight」とは
貿易用語で海上運賃のこと。船で荷物を運ぶことに対する運賃。
「freight prepaid」とは
先払い運賃のこと。荷物を積み終わった段階で、荷主から支払われる運賃を指す。
「open freight car」とは
無蓋貨車(むがいかしゃ)のこと。屋根のない箱型の貨車で、主に石炭や砂利、木材など濡れてもよいものを運ぶために使われる。対義語は「有蓋貨車」。
「freight depot」とは
貨物駅のこと。貨物列車に荷物の積み下ろしすることを目的とした駅で、乗客の乗り降りはない。
「freight」の使い方・例文
「freight」には「荷物」「輸送する」「込める・充満する」という使い方がある。例文としては「I'll send it by air freight.(荷物は航空便で送ります)」や、「They freighted the timber.(彼らは木材を運んだ)」などがある。「込める・充満する」の例文では、「His mind were freighted with affection.(彼の心は愛情に満ちていた)」のような表現となる。フレート
運賃
Freight
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 22:12 UTC 版)
「フェッチロボティクス」の記事における「Freight」の解説
モバイル・ベース用AMR。指定場所へ自律移動または作業員の足やFetchを検知し毎秒2メートルで併走する。利用するには一度手動操作してレーザーセンサーを用いて倉庫の2次元と3次元のデジタル地図を作り、地図のどの棚にどの商品が配置されるかアノテーションを付与する必要がある。デジタル地図を読み込ませ、充電ステーションの位置や進入禁止エリアや危険な階段位置といったアノテーションを付与して利用する。従来の無人搬送車AGV(Automated Guided Vehicle)は事前にマーカー設置を必要としたが、AMRを利用すると設備コストを抑えられ、倉庫レイアウト変更時もデジタル地図を更新するだけで済むといったメリットがある。Freightの操作は後述のHMIShelfやタブレットやスマートフォンで行い「後を追う」「充電ステーションに行く」「止まる」といった操作や商品がすべて入ったら設定した目的地へ向かうといった自律的動作も設定できる。これらFreightの機能とSAP社の倉庫管理システムを組み合わせて「Virtual Conveyor」という自動倉庫ソリューションを提供している。 オプションとしてロボットのハードウェア管理ソフトウェア「Fetchcore(フェッチコア)」、Freightの上に棚を搭載する「HMIShelf(HMIシェルフ)」、カートを搭載する「cartdock(カートドック)」、センサーを取り付ける「data survey(データサーベイ)」が用意されている。「data survey」はサードパーティのハードウェアとソフトウェアの組み合わせることが可能で、例えばTrax社の画像認識ソリューションを利用すれば自動的に棚・商品・価格設定・プロモーションなどの情報を収集しデータ分析に活用でき、Surgere社のROBi(Robotically Optimized and Balanced Inventory)を利用すれば自動的に棚の商品のRFIDタグの情報を収集し在庫追跡や在庫検索が可能となる。 2018年5月Virtual Conveyorの新しいプラグインモジュール「RollerTop」と「CartConnect」が発表された。RollerTopはFreightの上部につけるローラーでベルトコンベヤーから荷物を受け取り別のコンベアーに荷物の受け渡しをする。CartConnectもFreightの上部に取り付けるがこちらはFetchCartsと呼ばれる専用カートを浮き上がらせてカートごと持ち運ぶために用いる。 2017年3月に新型Freightが発表された。初代Freightのペイロードは100kgだったのに対してFreight500は500kg、Freight1500は1500kgまで強化されている。Freight1500は従来の併走方式ではなく、パレットに載って入庫している貨物を運べる設計と紹介されている。
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