112トリクロロエタン

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1,1,2-トリクロロエタン

分子式：	C2H3Cl3
その他の名称：	ビニルトリクロリド、β-トリクロロエタン、β-Trichloroethane、Vinyl trichloride、1,1,2-Trichloroethane、エタントリクロリド、Ethane trichloride、beta-T、RCRA waste number U-227、NCI-C-04579、R-140、1,2,2-Trichloroethane
体系名：	1,1,2-トリクロロエタン、1,2,2-トリクロロエタン

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1,1,2-トリクロロエタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/14 01:53 UTC 版)

1,1,2-トリクロロエタン
優先IUPAC名 1,1,2-Trichloroethane
別称 1,1,2-TCA vinyl trichloride symmetrical Trichloroethane monochlorethylen chloride (archaic)
識別情報
CAS登録番号	79-00-5
3D model (JSmol)	Interactive image Interactive image
ChEBI	CHEBI:36018
ChEMBL	ChEMBL43882
ChemSpider	6326
ECHA InfoCard	100.001.061
KEGG	C19536
PubChem CID	6574
UNII	28E9ERN9WU
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID5021380
InChI InChI=1S/C2H3Cl3/c3-1-2(4)5/h2H,1H2  Key: UBOXGVDOUJQMTN-UHFFFAOYSA-N  InChI=1/C2H3Cl3/c3-1-2(4)5/h2H,1H2 Key: UBOXGVDOUJQMTN-UHFFFAOYAA
SMILES ClCC(Cl)Cl C(C(Cl)Cl)Cl
特性
化学式	C2H3Cl3
モル質量	133.40 g/mol
外観	無色の液体
匂い	甘い、クロロホルムのような匂い（高濃度において）
密度	1.435 g/cm3
融点	-37 °C, 236 K, -35 °F
沸点	110 - 115 °C, 268 K, -65 °F
水への溶解度	0.4% (20°C)
蒸気圧	19 mmHg (20°C)
危険性
NFPA 704（ファイア・ダイアモンド）	3 1
爆発限界	6–15.5%
致死量または濃度 (LD, LC)
半数致死量 LD50	1200 mg/kg (ラット、経口)
LCLo (最低致死濃度)	13,100 mg/m3 (cat, 4.5 hr) 2000 ppm (ラット、4時間)
NIOSH（米国の健康曝露限度）:
PEL	TWA 10 ppm (45 mg/m3) [皮膚]
REL	Ca TWA 10 ppm (45 mg/m3) [皮膚]
IDLH	Ca [100 ppm]
関連する物質
関連物質	1,1,1-トリクロロエタン; トリクロロエチレン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

1,1,2-トリクロロエタン（英語: 1,1,2-trichloroethane）は、分子式が C
2H
3Cl
3 、構造式が CH
2Cl—CHCl
2 の有機塩素化合物である。無色の、甘い香りを持つ液体である。水には溶けず、有機溶媒と混和する。1,1,2-TCA、三塩化ビニルとも呼ばれる。有機溶媒、あるいは1,1-ジクロロエタン合成の中間体として使われる。

毒性

中枢神経抑制剤であり、上記を吸入すると眩暈、傾眠、頭痛、吐き気、意識喪失といった症状があらわれる。

関連項目

• テトラクロロエチレン

トリクロロエタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/06/19 22:08 UTC 版)

トリクロロエタン（英語: trichloroethane）は、エタンの水素原子のうち、3個を塩素原子で置換した有機塩素化合物である。以下の2つの異性体が存在する。

• 1,1,1-トリクロロエタン
• 1,1,2-トリクロロエタン

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1,1,2-トリクロロエタン

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「トリクロロエタン」の記事における「1,1,2-トリクロロエタン」の解説

1,1,2-トリクロロエタン IUPAC名 1,1,2-トリクロロエタン 分子式 C2H3Cl3 分子量 133.40 CAS登録番号 79-00-5 形状 無色液体 密度と相 1.44 g/cm3, 液体 相対蒸気密度 4.6（空気 = 1） 融点 −6 °C 沸点 114 °C SMILES ClCC(Cl)Cl 出典 ICSC 0080 無色の、甘い香りを持つ液体である。水には溶けず、有機溶媒と混和する。1,1,2-TCA、三塩化ビニルとも呼ばれる。 有機溶媒、あるいは1,1-ジクロロエタン合成の中間体として使われる。 中枢神経抑制剤であり、上記を吸入すると眩暈、傾眠、頭痛、吐き気、意識喪失といった症状があらわれる。