特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律とは? わかりやすく解説

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特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 07:27 UTC 版)

特定物質等の規制等によるオゾン層の保護に関する法律

日本の法令
通称・略称 オゾン層保護法
法令番号 昭和63年法律第53号
提出区分 閣法
種類 環境法
効力 現行法
成立 1988年5月13日
公布 1988年5月20日
施行 1988年5月20日
所管 経済産業省環境省
主な内容 オゾン層の保護
関連法令 フロン回収破壊法
制定時題名 特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律
条文リンク 特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律 - e-Gov法令検索
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特定物質等の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(とくていぶっしつとうのきせいとうによるオゾンそうのほごにかんするほうりつ、昭和63年5月20日法律第53号)は、オゾン層破壊により悪化が懸念される人の健康を保護し、生活環境を保全することを目的として、「特定フロン」の製造・輸入を規制し、代替フロンへの転換することに関する法律である。法律題名の「特定物質」が「特定物質等」と変更された。

法令番号は昭和63年法律第53号で、1988年(昭和63年)5月20日に公布された。2018年(平成30年)7月4日の改正[1]により地球温暖化に影響の強い代替フロンについても段階的に製造・消費を削減し、グリーン冷媒に転換するように改正された。

策定の背景

オゾン層の保護のためのウィーン条約1985年)やその具体的な推進のためのモントリオール議定書(1987年)を国内で適切に施行することを主な目的として制定された。「特定フロン」の製造・輸入を規制し、代替フロンへの転換を図ってきた。

2016年10月、ルワンダのキガリにてモントリオール議定書が改正され、代替フロンが地球温暖化に影響を与えることに鑑みて、平成30年には代替フロンについても2019年以降に製造・消費を削減し、グリーン冷媒に転換するように法改正された。

内容

グリーン冷媒

グリーン冷媒の導入状況

分野 グリーン冷媒
家庭用冷蔵庫
自動販売機
  • CO2
  • イソブタン
  • アンモニア
カーエアコン
  • HFO-1234yf
小型業務用冷凍冷蔵庫 代替冷媒候補を検討中
業務用エアコン 代替冷媒候補を検討中
家庭用エアコン 代替冷媒候補を検討中

主務官庁

脚注

  1. ^ 特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律の一部を改正する法律(平成30年法律第69号)



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