長野県区間
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2000年(平成12年)に長野県知事に就任した田中康夫は、平成14年の長野県議会において「現在の計画のまま進めるのではなく、見直しすることが望ましい」と述べ、既存道路の質を充実させるなどの検討をすることとした。また、2003年(平成15年)には国が地域高規格道路の構造要件を見直したこともあり、同年の長野県議会において「大町以南は高瀬川右岸道路など既存道路の改良で対応するため、起点は豊科町のIC付近となる」と述べた。 2006年(平成18年)に長野県知事に就任した村井仁は、県議会で「整備の在り方は地元の意見を聞き、時間をかけて検討する」と説明し、波田IC、豊科IC、梓川SICなど複数案の検討を行った。 検討の結果、2008年(平成20年)10月に、長野道豊科IC北側に接続する案を県が発表した。豊科ICから約3 km離れた安曇野市の犀川東側に新たなIC(仮称:豊科北IC)を設置し、波田IC - 豊科北ICまでは長野道等を活用。豊科北IC - 高瀬川右岸道路までの間を新設の橋梁などでつなぐ案となっている。波田IC、豊科IC、豊科北IC、梓川スマートICの4案のうち、豊科北IC案が長野道までの距離の短さ、より低コストである点などを挙げて最適とした。 2011年(平成23年)7月に、安曇野市の仮称豊科北ICから高瀬川右岸道路に接続するルートについて、県が2案を示した。県は、地下水への影響等をふまえた上で、犀川・高瀬川・穂高川の三川合流部を東側に迂回するBルートを基本とした。 2013年(平成25年)3月に県が新総合交通ビジョンを策定し、松本糸魚川連絡道路を含む中信地方の交通インフラ充実等を目指す内容がまとめられた。 2016年(平成28年)1月に、県が仮称安曇野北IC(旧豊科北IC)から大町市街地南までの計画案を公表した。長野道との分岐点から県道高瀬川右岸道路の間は2011年(平成23年)に公表したBルートを一部修正し、既存の高瀬川右岸道路は立体交差などの部分的な改良を図り、大町市街地南までつなぐ計画となった。 2018年(平成30年)11月に、安曇野市が地元の理解を得られるルート帯の再検討を県に要望したことを受け、2019年(平成31年)2月に県は複数案から改めて絞り直す方針を明らかにした。その後、6月に市民から意見を聞く説明会を開始し、12月には複数のルート帯案を説明会で提示した。 2020年(令和2年)8月に、県は複数案の中から、長野道に安曇野北ICを新設し、犀川右岸や高瀬川右岸を通るAルート帯案を最適ルート帯に選ぶことを説明会において公表した。 2022年(令和4年)に、安曇野市穂高北穂高から豊科光の安曇野北ICまでの延長4.0 kmが、国補助事業として長野県により主要地方道大町明科線 安曇野道路として事業化された。
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長野県区間
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「長野県道・山梨県道17号茅野北杜韮崎線」の記事における「長野県区間」の解説
かつての起点は茅野市湖東の堀交差点にあったが、現在の起点である山寺上交差点からの短絡ルートが開通したため、旧道は2011年3月8日に県道区域を解除された。起点から長野県道196号神ノ原青柳停車場線との交点である原村柳沢交差点までは、長野県景観条例によって八ヶ岳山麓景観育成重点地域に指定され、沿道では建築物の色彩や屋外への自動販売機設置などが制限されている。 御作田バイパス 御作田(みさくだ)バイパスは、茅野市豊平から大泉山交差点に至るバイパス道路である。バイパス開通以前は中沢交差点から長野県道188号上槻木矢ヶ崎線と重複してクランク状のルートとなっていた。同交差点周辺は道幅が狭く交通事故や渋滞が発生しており、これを解消するために1999年(平成11年)3月に着工し、2008年(平成20年)4月28日に供用を開始した。柳川の高所に架かる橋は、附近の多留姫の滝と神社の名称から多留姫大橋(たるひめおおはし)と名付けられた。これにより、起点の茅野市山寺上交差点から原村分杭交差点までが道なりのルートになった。なお、旧道は2009年(平成21年)1月13日に県道区域を解除され、茅野市道に降格した。 バイパスデータ 起点:茅野市豊平字大泉寺9998番の1地先 終点:茅野市玉川字寄幅9633番の1地先 延長:1044.5 m 立沢大橋周辺 茅野市から富士見町にかけては八ヶ岳西麓広域農道(八ヶ岳エコーライン)と並走し、富士見町立沢で一時重複する。分岐点から直進するのが八ヶ岳エコーラインであり、2006年10月に開通した立沢大橋(たつざわおおはし)と接続する。本路線は左折して立場川沿いに下り、立沢集落および乙事(おっこと)集落を経由する。一方の終点側の山梨県北杜市方面から起点側の茅野市へは乙事集落で右折することとなる。立沢大橋を経由する場合はそれより手前で右折して富士見町道を経由することとなるが、景観に配慮して目立った標識が設置されていないため、通過に注意を要する。
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長野県区間
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長野県に入っても緩やかな線形の片側1車線区間が続く。下蔦木交差点を過ぎるとすぐに、道の駅信州蔦木宿が左手に見える。茅野市に入ると交通量が増え、坂室付近で道路が集中するため朝夕の通勤時間帯の渋滞が慢性化していた。現在[いつ?]は、坂室峠の下に、トンネルによってバイパスを通す坂室バイパスが完成し、渋滞が以前より緩和した。しかし、茅野交差点 - 中河原北交差点間は旧国道152号とバイパス、現道からの流入が多い上に信号の間隔が短く2車線であるため、渋滞が慢性化している。また、諏訪市の上諏訪駅付近ではJR中央本線との踏切が2つあり、渋滞が慢性化している。ほかにも諏訪市内は比較的渋滞が起こりやすい。 中山道と合流した後は、下諏訪町 - 岡谷市の市街地を直線的に塩尻峠へと向かう緩やかに上り坂となる。以前は国道142号から塩尻、伊那方面へ抜ける車両もここの区間で合流したため渋滞が発生しやすかったが、現在[いつ?]は新和田トンネル有料道路の延伸と下諏訪岡谷バイパスの開通により緩和されている[要出典]。茅野市から諏訪市にかけては、軟弱地に新たに建設したため、地盤の沈降が激しく難工事であったという。現在[いつ?]でも上下に大きなうねりがあり、大雨の際にはしばしば冠水によって通行止めとなることがある[要出典]。 諏訪 - 岡谷間はかなり以前からバイパスの計画はあるものの、現在[いつ?]開通しているのは、諏訪IC前を通過する諏訪バイパスと、国道142号新和田トンネル有料道路との交点から岡谷インターチェンジ付近までの下諏訪岡谷バイパスのみである。将来的には諏訪バイパスが延伸され、四賀地区で現在の国道20号および中央本線を越えて丘陵部を通過し、下諏訪岡谷バイパスに接続する予定になっているが、ルートさえ未定の区間も多い[要出典]。 塩尻峠は近年の改良工事により、登坂車線が頂上まで整備され、スムーズな通行が確保されるようになった。また、岡谷塩嶺病院付近に残る急カーブをバイパスする道路(塩嶺大橋)の建設も進められ、2017年(平成29年)10月14日に開通した。塩尻インターチェンジ前を通過したのち片側2車線道路となり、高出交差点で国道19号・国道153号に合流して終点となる。
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