矛盾点
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「TBS不二家捏造報道問題」の記事における「矛盾点」の解説
「牛乳を加えた」と報じた点 不二家のミルクチョコレートに使用されているのは、番組中のフリップで示したような牛乳ではなく全粉乳である。平塚工場にも牛乳を混ぜるための設備は存在しない。他の大手メーカーでも通常は全粉乳や脱脂粉乳、生クリームが用いられる(但し、アレルギー表示では全粉乳使用でも「牛乳使用」と表記される)。 流通ルートの点 書籍など特殊な流通制度を持つ商品、または不良品など製造元の責任において回収する必要がない限り、一旦小売店が仕入れた商品を製造元が回収する流通ルートは通常存在せず、不二家でも平塚工場に戻ってくることはない(諸事情による返品も、平塚工場ではなく物流倉庫に戻る)。また、市販のチョコレート製品の賞味期限は半年〜1年以上と長期間であるため、賞味期限が切れるまで在庫として抱えていることは、在庫管理が行き届いていないと言える。 コストの点 不二家のチョコレートは「LOOKチョコレート」を始め、ナッツやフルーツペーストなどが包み込んである商品が主力であり、単純に溶かして成形し直しただけでは製品にならない。遠心分離でナッツやペースト類を除去しようとすると、コストの面で見合わなくなる上、そのための設備も存在しない。ナッツやペースト類を使用していない「パラソルチョコレート」や「チョコえんぴつ」などは包装が複雑であり、包装を剥がすだけでも多大な人的コストを要する。 製造日印字の点 チョコレートの包装紙には1995年より賞味期限の印字を行っているが、自称元従業員が証言したような製造日の印字はしていない。 「チョコレート」と「クッキー」の混同 元従業員は、TBS担当ディレクターに対し、チョコレートに関する証言と「カントリーマアム」に関する証言を行い、ディレクターはより詳細であったカントリーマアムに関する証言を採用した。しかし、元従業員が勤めていたとされる平塚工場はチョコレート専業の工場であり、クッキーであるカントリーマアムの製造は行っていない。この点については1月20日のTBSからの事実確認の電話に関する不二家女子社員のメモが残されており、3月30日付けの不二家信頼回復対策会議の最終報告書別紙資料にコピーが添付されている 。BPO倫理検証委員会の報告書やTBS検証委員会の報告書によると、この「ディレクターはA通報者を取材した際も、また取材テープを放送用に編集した際も、「カントリーマアム」がクッキーではなく、チョコレートを主体とした菓子であると誤解しており、A通報者の発言は「すべてチョコレートに関する発言であると思い込んでいた」とされている。しかし、不二家信頼回復対策会議議長の郷原信郎が記者会見で公開した3月25日に不二家本社内でTBSのコンプライアンス室長、「朝ズバッ!」のプロデューサー二名、不二家広報部長と信頼回復対策会議議長郷原信郎によって行われた会談の録音の中で、TBS側はコンプライアンス室長も含め三人がロをそろえて「証言者が『チョコレート工場なのに、なんでクッキーが戻ってくるのだろうか』と思いながら、カントリーマアムを包装し直す作業を行っていたと話していたが、その証言をあえて放映せず、チョコレートについての証言のみ放映した」と説明していた。(#その後の展開の節も参照のこと)。つまりこの証言が存在するなら取材したディレクターはその時点でカントリーマアムがクッキーだということを把握していたことになり、一方、そうでないなら、TBSのコンプライアンス室長と二人のプロデューサーは、この会談で「そのような証言(『チョコレート工場なのに、なんでクッキーが戻ってくるのだろうか』と思いながら、カントリーマアムを包装し直す作業を行っていた)が存在したが敢えて放送しなかった」と嘘をついたことになる。 この件について郷原は2007年12月27日にTBS社長宛に公開質問状を送ったが、2007年12月4日TBSは「私ども東京放送は、外部委員を交えたTBS検証委員会から報告書の提出を受け、当社のホームページ上に掲載しており、その内容に関する個別、具体的な質問については、答えを差し控えさせて頂きます」と回答を拒否した。 複数の証言者 2007年1月22日放送でナレーターとみのもんたがVTRの女性以外にも「複数の証言がある」と語っている点。 倫理検証委員会の報告書によれば、 もう一人のB通報者は、VTRに出演したA通報者から担当ディレクターの携帯電話番号を教えてもらって連絡してきた通報者の関係者であり、 B通報者には面談や撮影取材を断られた。 放送後1回電話応対があり、その後連絡が取れなくなった。 B通報者との電話のやりとりのメモは紛失した。 B通報者と話した後、再度不二家に電話して事実確認をしたが(不二家側は否定)、そのときの不二家側の担当者名を記したメモは紛失した。 とし「B通報者の存在や不二家広報の取材を本当にしたのかどうかさえ疑われかねないこの不注意は責められるべきである。」とした上で、「A通報者の告発内容を主要部分で裏づけるB通報者の実在性は、いまとなってはたしかめようがないが、ディレクターがB通報者と電話で話した直後に不二家広報に連絡し、それ以前とは異なるコメントを引き出していること等、前後の事情からうかがうかぎり、一概に否定することはできない。」とした。
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矛盾点
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「スタートレック:ボーグ」の記事における「矛盾点」の解説
このゲームでは、スタートレックの実際のセットを流用している一方で、小さなミスがいくつか見受けられる。 例えば、USSシャイアンのクルーはTNG時代の制服を着ているにも関わらず、USSライチェスのクルーたちはDS9から導入された制服を着ている。このDS9版の制服は、実際の設定では2369年から採用されたことになっているため、2367年に戦没したはずのUSSライチェスのクルーがこの制服を着ているというのはつじつまが合わないことになる。 『スタートレック』作品としては珍しく、英語版での効果音と日本語版での効果音に違いが見られる。(例:フェイザーの発射音、トリコーダーの音、ハイポスプレーを使用した際の音など)
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矛盾点
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窓枠からぶら下がっている状態のときの指の位置からして、親指が切り落とされるのは考えにくい。ハザリーは逃げ出そうとしていたのだから、親指は空中にあるか、窓枠にあったとしても他の指と並んでいるはずである。したがって切り落とされたとしても手の他の部分に怪我が無ければならない。 屋敷の火事の原因(ホームズの推測であるが)や燃え方(未明から日没近くまで燃え続けていた)が現実的ではなく、焼け跡が完全な廃墟となっていたにもかかわらず、窓敷居から判別の付く形で親指が見つかったことにも、疑問が持たれている。
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