「チョコレート」と「クッキー」の混同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 05:41 UTC 版)
「TBS不二家捏造報道問題」の記事における「「チョコレート」と「クッキー」の混同」の解説
元従業員は、TBS担当ディレクターに対し、チョコレートに関する証言と「カントリーマアム」に関する証言を行い、ディレクターはより詳細であったカントリーマアムに関する証言を採用した。しかし、元従業員が勤めていたとされる平塚工場はチョコレート専業の工場であり、クッキーであるカントリーマアムの製造は行っていない。この点については1月20日のTBSからの事実確認の電話に関する不二家女子社員のメモが残されており、3月30日付けの不二家信頼回復対策会議の最終報告書別紙資料にコピーが添付されている 。BPO倫理検証委員会の報告書やTBS検証委員会の報告書によると、この「ディレクターはA通報者を取材した際も、また取材テープを放送用に編集した際も、「カントリーマアム」がクッキーではなく、チョコレートを主体とした菓子であると誤解しており、A通報者の発言は「すべてチョコレートに関する発言であると思い込んでいた」とされている。しかし、不二家信頼回復対策会議議長の郷原信郎が記者会見で公開した3月25日に不二家本社内でTBSのコンプライアンス室長、「朝ズバッ!」のプロデューサー二名、不二家広報部長と信頼回復対策会議議長郷原信郎によって行われた会談の録音の中で、TBS側はコンプライアンス室長も含め三人がロをそろえて「証言者が『チョコレート工場なのに、なんでクッキーが戻ってくるのだろうか』と思いながら、カントリーマアムを包装し直す作業を行っていたと話していたが、その証言をあえて放映せず、チョコレートについての証言のみ放映した」と説明していた。(#その後の展開の節も参照のこと)。つまりこの証言が存在するなら取材したディレクターはその時点でカントリーマアムがクッキーだということを把握していたことになり、一方、そうでないなら、TBSのコンプライアンス室長と二人のプロデューサーは、この会談で「そのような証言(『チョコレート工場なのに、なんでクッキーが戻ってくるのだろうか』と思いながら、カントリーマアムを包装し直す作業を行っていた)が存在したが敢えて放送しなかった」と嘘をついたことになる。
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