国会議員の地位の矛盾点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 18:15 UTC 版)
「オレンジ共済組合事件」の記事における「国会議員の地位の矛盾点」の解説
友部は、オレンジ共済組合の問題点が表面化した1996年11月の時点で、国会議員であった。院内の秩序を乱した場合を除き、有罪確定前の議員を強制的に辞職させる規定が存在しないため、友部に対しては、議員辞職勧告決議が可決されたが、法的拘束力が無いために辞職を拒み、議員の地位に留まった。2001年5月に実刑判決が確定したことによって友部は議員を失職するものの、逮捕後約4年間議員に在職していた。友部の失職によって新進党の比例名簿により金石清禅が繰上げ当選となった。規定とはいえ存在しない政党から当選するという制度に対する批判があった。 逮捕後から2001年5月までの約4年間、国会議員として活動できないにも関わらず国会議員の地位にあり、合計1億6000万円の歳費(給料)を受けた。ただし、この歳費は大部分は被害者らに差し押さえられた。
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