登場する組織・国家・勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 02:17 UTC 版)
「絶対可憐チルドレン」の記事における「登場する組織・国家・勢力」の解説
B.A.B.E.L.(バベル) 詳細は「B.A.B.E.L.」を参照 日本国内の超能力政策を担当する政府機関で、正式名称は内務省特務機関超能力支援研究局。超能力支援研究局の英称「BAse of Backing Esp. Laboratory」からB.A.B.E.L.(バベル)と通称される。 P.A.N.D.R.A(パンドラ) 「普通人(ノーマル)を滅ぼし、その支配からエスパーを解放してエスパーだけの世界を作る」ことを理念とする革命組織。何の略称かは不明。兵部京介をリーダーとし、幹部は真木司郎、加納紅葉、藤浦葉の3人。超度7こそいないが、エスパーの数と戦力は既にバベルを上回る(構成員がエスパーのみであることも大きい)。主に紛争で親を失ったり、能力を軍事利用されていた者や、周囲から迫害を受けたり、組織(バベルを含む)から冷遇を受けたエスパーらが保護や勧誘を受け多く所属している。 活動資金は豊富で、表世界では「Pandra Box Soft」という世界最大級のコンピューターOS会社を所有し、資金を稼いでいる。その一方で銀行強盗や危険物の取引といった犯罪行為も厭わない。中学生編では、裏工作でロビエト国籍とその外交官特権も手に入れた上、日本政府にも圧力をかけ警察庁のデータバンクから犯罪者としての情報を削除させたため、バベルは公的にパンドラに手を出すことができなくなっている。 本拠地は豪華客船クイーン・オブ・カタストロフィ号(アニメでは当初は無人島を拠点にしており、最終話にて大勢のエスパーを拘束していた客船を奪取した)。超能力によりレーダーや衛星による探知を無効化し、非常時には飛行もできる。また、潜水艦アンタッチャブル号も所持している。合成能力者が作った空間ホールをマンションなどあちこちに設置し、アジトとの行き来に利用している。 予知されている未来の戦争の主導的存在である「黒い幽霊」を排除し、自分たちの手で普通人との戦争を主導することが組織としての目的であり、「黒い幽霊」にとらわれたエスパーを解放する組織というカラーも持っている。バベルとは本来は反目し合う関係だが、「黒い幽霊」との対決が本格化すると、共闘や情報交換を頻繁に行うようになっている。また、パンドラの子どもたちの一部はチルドレンと同じ学校に通い、クラスメートとして交流している。 黒い幽霊(ブラック・ファントム) 普通人による殺し屋組織。元は武器商人だった一富豪が超能力への憎悪を元に構築した。ブラック・ファントムの娘ユーリの持つ魔法使い(ウィザード)級の催眠能力を用いて、攫ったエスパーを洗脳し、道具として扱う。兵部曰く「エスパーの天敵」。構成員は自身の能力に由来するコードネームを与えられており、体の一部に1ヶ所、QRコードのタトゥーがある。構成員達の洗脳は非常に強力で、自分の死すら厭わない。その洗脳を解除できるのは現状チルドレンのブーストのみである。中学生編では複数の催眠能力者を使うことでユーリ並みの洗脳を施された者も登場しているが、ユーリの能力には遠く及ばず、抹殺指令を受けても自滅プログラムが作動しないことがある。 チルドレンがB.A.B.E.L.と敵対する未来における、エスパー対ノーマルの戦争の主導的存在。 アニメ版においてはすべてのエスパーを自分達で支配することが目的であり、パンドラがエスパーを導く存在と言っているチルドレンを抹殺しようとした。 普通の人々(ふつうのひとびと) 超能力排斥を訴える反エスパー団体。エスパーは人類文明の破壊者であるとし、エスパー追放を目的として掲げている。場合によっては一般人を巻き込んだ実力行使も辞さない過激な団体。 「我々はどこにでもいる」のスローガン通り、自衛隊を含む至る所に普通人の支持者がおり、武器や新型ECMを容易に入手できる。しかし、組織の横のつながりは強固ではない。 読切版では『サザエさん』、短期集中連載では『渡る世間は鬼ばかり』のパロディキャラが登場したが、連載開始以降は、『バビル2世』のコスプレをしたことがあるだけで、基本的に正規活動中は全員、黒いスーツに幅広のサングラスを着用している。 登場回はコミックス1巻、2巻、9巻、20巻。 コメリカ合衆国(コメリカがっしゅうこく) 漢字表記は「米国」。太平洋戦争で日本と戦争したが、現在は同盟関係にあり、エスパーチーム「ザ・リバティーベルズ」を日本に駐在させている。皆本と賢木が留学していたのもこの国である。 インパラヘン王国 世界最小だが世界最大の希少金属(レアメタル)輸出国。エスパーの巫女が王室顧問を務める。レアメタルの結晶でできた賢者の像があり、その玉座に座り息を引き取ったエスパーの魂(残留思念)は死後も像に宿り生き続け、それを次代の巫女が接触感応で読み取ることで能力と精神を引き継ぐことができる。 ロビエト連邦 サルモネラ大統領が元首を務める国家。パンドラメンバーは経済・軍事協力と引き換えにロビエト国籍を得ており、外交官特権も得ているため日本政府は彼らに直接手を出すことができない。 エゲレス ゲーム版の登場人物であるドリー達はこの国から来日した。超能力研究の分野では先進国の中でも遅れているとされる。 グルティナ共和国 ドラマCD第2弾に登場。カリブ海にある小国で軍事政権が統治している。パラシオス教授の研究を支援し、皆本と賢木の拉致に協力した。 E.S.F.A.T.E(エスフェイト) 対戦術超能力者攻撃班(ESpecial Force Against Tactical Esper)の略。超能力者に対抗するための特殊部隊の名前。陸自が保有しているが公式には存在しない扱いになっている。小説版のみ登場。
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