黒い幽霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/18 13:09 UTC 版)
黒い幽霊
- 漫画『サイボーグ009』に登場する勢力。「ブラックゴースト」と読む。サイボーグ009の登場人物#ブラックゴーストを参照。
- 漫画『絶対可憐チルドレン』に登場する勢力。「ブラック・ファントム」と読む。絶対可憐チルドレンの登場人物#黒い幽霊(ブラック・ファントム)を参照。
- 漫画『亜人』に登場する分身のような存在。「IBM」(アイ・ビー・エム)とルビが振られている。
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黒い幽霊(ブラック・ファントム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 08:24 UTC 版)
「絶対可憐チルドレン」の記事における「黒い幽霊(ブラック・ファントム)」の解説
普通人による殺し屋組織。元は武器商人だった一富豪が超能力への憎悪を元に構築した。ブラック・ファントムの娘ユーリの持つ魔法使い(ウィザード)級の催眠能力を用いて、攫ったエスパーを洗脳し、道具として扱う。兵部曰く「エスパーの天敵」。構成員は自身の能力に由来するコードネームを与えられており、体の一部に1ヶ所、QRコードのタトゥーがある。構成員達の洗脳は非常に強力で、自分の死すら厭わない。その洗脳を解除できるのは現状チルドレンのブーストのみである。中学生編では複数の催眠能力者を使うことでユーリ並みの洗脳を施された者も登場しているが、ユーリの能力には遠く及ばず、抹殺指令を受けても自滅プログラムが作動しないことがある。
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黒い幽霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:30 UTC 版)
通称IBM(Invisible Black Matterの略)。「亜人」の操ることができる自身の分身のような存在。全身が包帯で巻かれた人のような姿をしており、単行本の表紙を飾るなど本作品を象徴する重要な存在。 全身が透過率100%の未知の物体で構成されており、亜人同士にしかその姿を見ることはできないが、強い殺意を感じた通常の人間も姿を視認できるようになる。しかし、映像には映らない。霊的な存在ではなく物質であるため、足跡は残り、幽霊が手に持っているものは宙に浮いて見え、小麦粉などの粉をかけると誰からでも存在を認識できるようになる。 黒い幽霊の外見は、共通してヒト型の男性であり、原始的な動物の攻撃手段である鋭利な歯や爪を持つ。いわゆる「火事場の馬鹿力」を常に発揮するため、高い跳躍力、人体を一撃で引き裂くなど高い戦闘力を持っている。亜人によって姿に個体差があるものの基本的にはプレーンと呼ばれる人型である。稀に腕が伸びる、羽が生えて空を飛ぶことが可能なものなども存在する。 オグラ・イクヤによると、黒い幽霊を構成する物質は極めて不安定なため、『発生』と『崩壊』が同時に始まっているとのこと。手足など細部の欠損、刀傷などは徐々に回復するが、殴打で粉砕された場合はその部分が砂のように飛び散ってしまい、再生できなくなる。幽霊の弱点は頭部であり、頭を粉砕された場合は戦闘不能となってしまう。操者とは電気信号のようなもので繋がっているため、情報の伝達が遮断される雨や霧など悪天候下では出せない。しかし操者とIBMの両者が傘をさすなどで雨を防げば操縦は可能である。黒い幽霊の頭部同士が衝突しお互い崩壊した際、お互いの記憶の断片が飛び込んだり、精神状態が入れ替わる現象が起こる。 1日に出現させることができる回数は1、2体であり、本人の熟練度によって出現させられる回数が増える。姿を保ったまま活動可能な時間は5分程度である。複数となれば操作の難易度が増す。希に中村慎也のように一度に複数の黒い幽霊を出現させることができる者もいるが、これはかなり稀な事例であり、「フラッド」現象と呼ばれている。 フラッドが起こる条件は、一生に一度あるかないかの感情の高まりと復活時のIBM濃度の上昇の2つである。フラッドで作り出されるIBMは平均10〜15体で発現の発端となったシンプルな感情に従い行動し続ける。そのときのIBMはコントロール不能である。中村慎也事件の場合のシンプルな感情は殺意であり、消失するまで付近の人間を殺し続けた。また、フラッドの発現付近で亜人になりかけの死体が観測されることが度々ある。オグラ・イクヤによるとフラッドの発現時に高濃度化した体内IBMが近くの死んで間もない人間に影響をおよぼすという。フラッドを発生させた亜人に対して、上記の「黒い幽霊同士の頭部衝突による精神交差」を行うと、精神交差をした亜人にもフラッド現象が発生する。この場合両者の持つIBM量が異なっていても同量、同性能の黒い幽霊が発生し、発生した黒い幽霊はフラッド現象の起因となる感情に沿って行動する。この「精神交差によるフラッド現象」を繰り返し起こすことで数百体に及ぶ黒い幽霊を発生させることが出来る。 亜人の中でも黒い幽霊を操る者は「別種」「アドバンス」と呼称されている。亜人だからといって全員が黒い幽霊を出せるわけではなく、何らかの素質や覚醒が引き金となって突然に使えるようになる特殊能力である。殺され続ける、誰かを恨み続けるなど、強いストレスがかかることでIBMの出現の可能性は上がる。 IBMは亜人にとって、ラジコンを操縦するというより犬に命令するといった感覚に近い。田中のように従順かつ言葉を喋れるものもいるが、田中が意識を失った場合、行動不能になってしまう。正反対に永井圭のように全く命令を聞かず、攻撃してくるものもおり、永井圭の意識の有無関係なく行動する。黒い幽霊の独断の行動を「自走」と呼び、佐藤は自身の黒い幽霊を放任することで可能にした。
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黒い幽霊(ブラック・ファントム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 19:40 UTC 版)
「絶対可憐チルドレンの登場人物」の記事における「黒い幽霊(ブラック・ファントム)」の解説
黒い幽霊(ブラック・ファントム) 声 - 立木文彦 黒い幽霊のボス。もとは武器商人だった。妻が超能力の暴走で廃人となってしまったことから、超能力を強く嫌悪しており、これがブラック・ファントム設立の動機となった。人工的にギリアム・ユーリの2人の子を儲けたが、2人を道具としてしか扱っていない。人工子宮で人造エスパーを産み出す実験を各地で行っており、それらを完成させる為に様々なエスパーの遺伝子情報を集めていた。 高校生編ではギリアムに見限られ、催眠能力により意思を奪われた傀儡と化している。 ユーリ(ミラージュ / ファントム / 雲居悠理) 声 - 井上麻里奈 黒い幽霊の娘にして側近である少女。「黒い幽霊の娘(ファントム・ドーター)」のコードネームを持つ。ミラージュ・ファントム・雲居悠理の計3つの人格を持つ多重人格者で、一時期フェザーも彼女の中に憑依していた。 超度7、それも魔法使い級とも称されるほど強力な催眠能力者(ヒュプノ)であり、生物を発狂死させるほどの幻覚を見せることすら可能とする。その能力によって潜在的エスパーの能力をより強力に覚醒させるとともに、自我を封じ込めて黒い幽霊の操り人形へと変えてしまう。さらに周囲のエスパーの能力(催眠支配したエスパーなら完全に、支配下に置かずともある程度)を自らの能力であるかのように行使できる。エスパーとしての高い素質故に、父親からは重用されており、対して軽んじられているギリアムからは激しく憎悪されている。 中学生編では、主人格である「ミラージュ」とは別に、無意識に抱いていた黒い幽霊に対する反抗心が別人格「ファントム」として独立、チルドレンのブースト及び強制解放の解明と、薫を手中に収めることを目的として来日。普段は模擬人格「雲居悠理」として中学生活に溶け込み、裏では「ファントム」として特殊なコスチュームに身を包んで能力者を覚醒させ利用しながらチルドレンと対決する。 歴史の変革を狙うフェザーの干渉によってパンドラに正体が発覚、学校祭の日にパンドラ幹部らの襲撃を受け、兵部の手で「パンドラメンバーを圧倒する」幻覚を見せられた末、催眠を受け兵部の手に落ちた。その後は同じ運命を背負うエスパーとしてユーリの幸せを望んだ兵部によって、ミラージュやファントムといったユーリ本来の人格を、深層心理下に封印し意識的な活動を不能にされた状態で、日常生活を送ることになる。 後に3つの人格を1つに統合し、父への反逆を決意。催眠能力によって自分の記憶や生活していた痕跡全てを消し去り、「ファントム・トレイター」を名乗り抗争を開始する。ギリアムに捕らえられてしまうも彼女のことを思い出した薫たちの奮闘により救出され、「財団」に身を置くことになった。 高校生編にて日本に戻り薫たちと再会、「財団」からの出向扱いで「ザ・チルドレン」に加入する。薫に対する感情は友情を超えており、同じく薫に好意を抱いている松風には無意識下で対抗心を抱いている。 アニメ版では兵部らの前に姿を現すなど表舞台でも積極的に活動、谷崎や皆本の記憶を奪う等のバベルに対する報復活動を行う。顔を隠すマスクなどは着用せず、シスター服やゴスロリファッションを身に着けていた。洗脳を解くブーストを危険視してチルドレンの抹殺を敢行しようとするが、薫に接触して記憶を読み取った際に、薫がエスパーの救世主になる未来のビジョンを見た事で殺害を躊躇する。その後、ナオミに不意打ち攻撃を仕掛けられるも執念で立ち上がり、今度は皆本を殺そうとするが、チルドレンのブーストによって阻止される。この時に見たブーストの光に強く魅了され、最終話で薫達と同じ中学校に入学した。ミラージュ ユーリ本来の人格で、他の人格と区別する為に「ミラージュ」と名乗っている。ファントムとは意思疎通ができる。ファントムほど好戦的ではないようで、「影チル」を不意打ちしようとしたファントムを止めている。ナイの事は当初は道具と思っていたが、共に生活していく内に親愛の情を抱くようになり、彼女の頭部に爆弾が埋め込まれている事に強いショックを受けていた。また、抹殺命令を受けて自分に助けを求めてきたハンゾウも匿い、ナイの護衛を任せている。 ファントム 4つの人格では主に戦闘などを担当。ユーリの心の内に秘められた感情や本心が独立、別人格となって現れたもので、父親に強い反抗心を持つ。冷徹かつ好戦的な性格である。兵部との対決で一旦封印される。ずっと後になって復活するが、この際には好戦的な性格は姿を消し協力的な性格に変化している。 雲居 悠理(くもい ゆうり) ミラージュがチルドレンに近づくために創り出した模擬人格。左利き。無意識下でミラージュの暗示や記憶操作を受け、操られているが、他の人格のときの記憶がなく、それにより精神感応で正体が知られることを防いでいる。中学でチルドレンのクラスメイトになり、ちさとや東野らと共に友情を育む。他の人格と違っておとなしい性格であり、また美少女に加え天然のドジっ娘であるなど、男子生徒達にも人気がある。時折ミラージュやファントムが入れ替わってチルドレン達を冷徹に観察している。 上述の通り模擬人格として作られたが、フェザー曰く、悠理はユーリから過去の辛い記憶を取り去った状態であり、「本当のあなた(ユーリ本来の人格)」であるとのこと。 名前は雲居の雁に由来。 ギリアム 黒い幽霊の御曹司で、ユーリの兄に当たる存在。自らもまたエスパーである。黒い幽霊の戦力とするエスパーの中では最も高価な存在とされており、念動力や催眠能力を持つ複合能力者であるのだが、ユーリと対照的に、エスパーとしての力は極めて弱く、人為的肉体改造や特殊な機器、人造エスパー達を使った補助等によって、半ば無理矢理自らの力を補っている。 一見微笑を絶やさない温厚な青年で、振る舞いも紳士的だが、その本性は残虐そのもの。自身を道具として扱う父、自身よりも優れる妹へのコンプレックスが高じて、自分以外の全てを憎んでいる。 高校生編では催眠能力で「黒い幽霊」を牛耳り、バベルやパンドラを内部崩壊させるべく攻撃を仕掛ける。 未来においては、兵部を自らの手中に収めるとともに、ユーリを生体部品として使用した『ファントム・システム』を起動し混乱を引き起こす、戦争の真の黒幕であった。また、兵部との戦闘の影響か、あるいは頭部に埋め込まれた爆弾によるものなのか、顔が醜く焼け爛れており、包帯で素顔を隠し、現代以上に人格破綻を引き起こしている。 テオドール 黒い幽霊の幹部。普通人。冷酷で残忍な性格をしており、エスパーを単なる殺しの道具として扱っている。ユーリやギリアムの事も道具扱いしており、人間らしい感情を見せ始めたユーリを見限っている。 高校生編では組織の実権を握ったギリアムの催眠を受け、脱衣癖のある開放的で陽気な性格に変貌する。 人造エスパー 黒い幽霊がギリアムのDNAを元に産み出したクローン。ギリアムの手駒として利用されている。テレパシーで指令を受け、ギリアムの命令には絶対服従し自爆も厭わない。 アレクス、デュマ、ペール ユーリが日本を離れる直前に勃発した戦闘で解放されたクローンたち。ユーリがギリアムの手に落ちた後はパンドラに保護された。 名前はフランスの小説家アレクサンドル・デュマ・ペールに由来。
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