合成能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 08:24 UTC 版)
複合能力の変形で、複数の能力が組み合わさって全く新しい1つの能力のように発動した能力。能力の種類は多種多様だが、多くの場合、本人はその形でしか能力を発動できない。どんな特殊な能力もESPとPKの組み合わせとなっている。 瞬間移動能力(テレポーテーション) 合成能力の代表。基本的にはPKだが、移動先の空間を無意識に感じ取ったりするので厳密には合成能力になる。一瞬で物体を別の場所に転送できる、超度が一定以上でないと発動させることが難しい高度な超能力。そのため、超度が低いと光の屈折率を変える程度しかできない。超度が高くなればヘリコプター程度の質量も瞬間移動させられる。移動の距離・回数・質量は互いに反比例する。非公式ながら葵はそのすべてにおいて世界記録を保持している。三次元空間を直に感知しそれを操る能力のため、もっとも進化したエスパーと呼ばれている。超度が高いほど空間を把握する感覚も鋭くなる。その場で小刻みにテレポートし続けることで、念動能力者がいなくても単独で宙に浮き続けることができる。 発動に一瞬の間がある・近い念波で干渉されると能力が発動しない・雨や埃など空気中に不純物が多い所では能力が制限される・目線や空間の歪みの察知などで出現場所が読まれることがある・空間コントロールの最中に電撃などをくらうと暴走するなどの弱点がある。暴走、失敗すると様々な物が降ってくる「石降り現象」を起こしたり、意図しない場所にテレポートしたり、実体化できなくなったりする為、危険が高い。発動形質には念動能力同様バリエーションがあり、物質透過や部分的な移動なども出来る。また、何種類かの原理があるようで、この作品でもいくつか挙げられている。作者曰く、「テレポーテーションに、何種類かの原理があるというアイディアは、『ぼくの地球を守って』から」らしい。 生体コントロール能力(テロメア) 念動能力の変形発動タイプ。自分や他人の血流を制御したり、臓器の働きを補助するなど、生命活動をコントロールする能力で、対象は「生体」に限られる。他人に対しては触れている必要もある模様。怪我や病気の治療に使える他、心臓を止めたりもできるため、攻撃にも転用できると思われる。 兵部や不二子ほど洗練した超能力を持つ者であれば、全身の細胞内のテロメアに生体コントロールで干渉し、老化を止めて若いままの肉体で活動することも可能となる。身体機能が衰えなくなるため、ピーク時の身体能力と老練した超能力技術を同時に発揮できるようになるが、アンチエイジングの持続は超能力中枢に過剰な負担をかけるため、兵部のようにイリーガルな能力者でない限り持続は極めて難しく、超能力中枢がオーバーヒートして5分と経たずに全身の細胞が崩壊するリスクを内包しており、不死になるというわけではない。 他にもザ・ハウンドの「メタモルフォシス(動物への変身)」「リプレイス(他の生物への憑依)」、真木司郎の「炭素精製」等多数の能力と合成能力者が登場している。
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