ザ・ハウンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:12 UTC 版)
「B.A.B.E.L.」の記事における「ザ・ハウンド」の解説
幼馴染であり、合成能力者同士の明と初音のコンビ。バベルのトップチームの1つ。 特務エスパーの採用試験で皆本の指揮の元でザ・チルドレンと対決、その結果重大な欠点が判明するが、ザ・チルドレンへの肩入れが発覚した局長の支援もあって合格となった。しかし、小鹿が正式に指揮官に任命されるまで運用主任がなかなか決まらなかった。その間は、皆本が主任を代行(兼任)したこともある。 小鹿 圭子(こじか けいこ) 声 - 中島沙樹 「ザ・ハウンド」担当指揮官。階級は一曹。指揮官に就任した時はまだ新米で初音に毛嫌いされていたが、皆本達の尽力もあって受け入れられた。気が弱く頼りない面も目立つが、芯は強く、非常時には大胆な行動をとる事もある。無類の動物好き。椎名の当初の構想では、初音がやっと受け入れた直後に、恋人からプロポーズの電話がかかってきてあっさり結婚退職を選ぶという「間抜けなオチ」とともにバベルをやめる予定だったとのことである が、中学生編現在もハウンドと上手くやっている模様。 アニメ版では、明が助からないなら死んだほうがいいと捨て鉢な状態であった初音に、平手打ちをして「馬鹿なこというな」と叱咤するという気丈な一面をうかがわせた。 小説『THE NOVELS〜B.A.B.E.L.崩壊〜』では彼女はまだ主任になっていないため、登場していない。 宿木 明(やどりぎ あきら) 声 - 大浦冬華 10月16日生まれ。星座は天秤座。血液型はB型。 超度2〜4の合成能力者(アニメではリプレイスと呼称)。初登場時15歳。現在は高校生。 精神感応の変形発動によって他個体に意識を乗り移し、自由に操ることができる(実際は、テレパシーによって身体感覚を送受信しているだけ)。その有効範囲、数は相手の知能によって変わり、爬虫類程度であれば多数の個体を一度に操ることができるが、人間が相手の場合は、体を明け渡して意識を入れ替えなくてはいけない。なおアニメだと能力の制限が強化されており、どんな生物も一対一でしか操れない上、人間相手以外でも体を明け渡す必要がある。 料理が得意。元々犬神家とは主従的関係であり、宿木家は犬神家の補佐・護衛などの家柄。それが縁で初音とは昔からの付き合いで、大食いかつ食いしん坊な初音の世話は自分の役目と考えている。初音が暴走するたびにそれを鎮めるため獲物を操り、食い殺される痛みに耐えている。しかし、初音のことは純粋に良きチームメイトとして信頼してもいる。 初音にとっては公私にわたるフォロー役だがあまり報われてはいない(一応、初音から好意を寄せられてはいる)。皆本とタメを張る苦労人で、同じくパートナーに苦労しつつもうまく指揮している皆本には初対面時から憧憬を抱いていた模様。口うるさい実家の父親(声 - 最上嗣生)の干渉にも耐えている。同性で年下の後輩2人(影チル)が加わったので自然に兄貴分となる(それまではバベル男性陣最年少で同世代はいなかった)。 犬神 初音(いぬがみ はつね) 声 - 清水愛 11月7日生まれ。星座は蠍座。血液型はO型。 超度2〜4の合成能力者(アニメではメタモルフォシスと呼称)。初登場時14歳、現在は高校生。 念力、催眠、遠隔透視、予知を組み合わせ、自らの体および身体能力を狼に変身させる。動物の感情や言葉を理解する、嗅覚に酷似させた能力を用いて探査を行うなどの能力は、獣化していない平常時であってもある程度行使することができる。 実家の犬神家は代々、獣を模した超能力を使う家系で、かつては「人狼の一族」と言われていた。その能力を使う一族に生まれた為か、非常に大飯食らい。小動物イジメが好き。 動物の体をイメージ化することで、無意識レベルまで高度なコントロールを可能にしているが、空腹になるほど獣としての能力が上昇し、限度を越えると欲望を満たすだけの本物の獣になってしまう。 ザ・チルドレンを相手とした実戦テストの中、皆本の発案により狼以外の動物への変身能力に開眼。以後短時間ながら飛行能力をはじめとした様々な能力を応用できるようになった。 試験時に薫の殺気に気圧され自分の上位に置いたため薫たちを姐さんと呼ぶ。初登場時はそれなりに理性的な受け答えをしていたが、暴走以後は深く物事を考えない本能的なキャラへと変貌し、普段の行動は完全に動物。服装もタンクトップやショートパンツなどのラフなスタイルを好み、高校生になって発育が良くなっても下着をつけないため、明をドギマギさせている。ただし頭が悪いわけではなく、学力は普通にある。 チームメイトで幼馴染の明とは家がらみで付き合いが長く、彼に対しては深い信頼を寄せている。彼が敵に傷つけられたことに激昂したり、小鹿が担当指揮官に赴任してきた際、明が小鹿ばかり構っていたことにやきもちを焼いたことも(明はチルドレンに指摘されるまで気づかなかった)。また彼女が常に身につけている勾玉の首飾りは回想から察するに明から渡されたものらしく、アニメ版ではそこのあたりを強調してそれを宝物のように大事にしていた。 汗を舐めるとストレス物質を検出できるという妙な特技が増えた。ただし、名前は正確に言えないので明のフォローが必要。 名前の由来は初音と平井和正のウルフガイシリーズの主人公、犬神明(宿木の名前も同様)から[要出典]。
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