深海底とは?

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深海底

深海海底とその地下国連海洋法条約上は、国の管轄権の及ぶ区域境界の外の海底及びその下(同条約第1条)をいい、深海底及びその資源は「人類共有財産」とされ、いずれの国もこれらについて主権主張専有等を行ってはならないとされている(同条約136,137条)。なお、深海底における「資源」とは、自然の状態で深海底又はその下にあるすべての固体状、液体状又は気体状の鉱物資源(多金属性の団塊を含む。)をいう(同条約133条)。p3では、国連海洋法条約上の意味で用いている。

深海底

読み方しんかいてい
【英】: deep-sea floor, deep-ocean floor, dee-sea area, deep-ocean area
同義語: dee-sea area  deep-ocean area  deep-ocean floor  

深海底は自然科学一義的に定義されてはいない。ときには大陸棚外縁以深の海底総称するが、より一般的に大洋底(ocean-basin floor, ocean floor)と同義に用いられる。大洋底大陸縁辺部大洋中央海嶺たいようちゅうおうかいれい}の間に広がる大洋の深凹部指し狭義の深海底(abyssal floor)、大洋海膨oceanic rises)および海山海山群(seamounts and seamount group)の 3 地形区細分される。狭義の深海底はさらに深海平原(abyssal plains)と深海地域(abyssal hill province)に分類される。前者水深 3,000 ~ 6,000m で傾斜は 1:1,000 以下の地球表面上最も平坦へいたん}な地形である。大西洋インド洋広く分布するが、西部地中海日本海など深い内海(inland seas)や縁海marginal seas)にも存在する。深海地域前者周辺大洋中央海れい(mid-oceanic ridges)の間に通常存在し、大洋底から比高 1,000m 以内の高まりの群からなる。各大洋普遍的であるが、特に太平洋では大洋底8085 %の面積占める。大洋海膨規模大き幅の広い深海底の高まりであり、また海山比高 1,000m 以上の深海底の山脈状または単独の山であって大洋中央海れいとは成因形態とも異なった存在である。国連海洋法条約では、深海底(Area)を国の管轄境界の外の海底seabed and ocean floor)およびその下(subsoil)と定義した。すなわち地球上の海底から内水領海群島水域および大陸棚海底差し引いた残り国際法上の深海底となり、その資源とともに人類共同遺産とされる。すなわち国または自然人もしくは法人は、深海底のいかなる部分専有してはならず、主権もしくは主権権利主張行使認められない。また深海底鉱物資源に関するすべての権利人類全体与えられるものとし、深海底における活動組織管理するために国際海底機構設立される。以上のことは国連海洋法条約発効に伴いこれまであった自由な公海海底消滅することを意味する。国際法上の深海底を自然科学上の海底地形区分対比すると、大洋底および大洋中央海れいの一部に相当する。後者には、法的大陸棚属す海底少なからず含まれる

法的深海底

(深海底 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/29 03:51 UTC 版)

法的深海底(ほうてきしんかいてい)とは、国家管轄が及ばない海底とその地下である[1]




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