洋館一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 07:06 UTC 版)
「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事における「洋館一家」の解説
130年前にアイランド号で藍蘭島に漂着した紳士ノンポリオ・セガール・山田が設計をした洋館の住人一家(ゆきのの母を除く)。 ちかげ 声 - 伊藤静(野中藍) 11月3日生まれ、O型。14歳。身長155cm。体重45kg。青い髪で、ショートボブ。大きな眼鏡をかけており、視力は0.5ぐらい。 図書管理人(アイランド号で持ち込まれた書物と漂着した書物の管理職)。島外から流れ着く本や雑誌、文明の利器などに興味を持つ研究者肌の少女。行人には、研究対象として興味を持っているが、時折それだけではないようなそぶりを見せる。 一見優しそうだが、マッドサイエンティスト状態。本性を知らない行人は「まともな人」と思っているが、ゆきのは「島一番の変人」、あやねは「まち以上の人でなし」と評す。 うかつで口が滑りやすい。思ったことをはっきり言うため、よくトラブルの元になっている。 語尾に「〜ですの」とつける癖がある。 洋書や魔法書も読解する語学力を持っている。愛読書はアダルト本。 母のしずか、メイドのぱな子さんと3人で(後に魔人のまーくんが加わり4人となる)、村はずれの広い洋館に同居している。 夜遅くまで読書や研究をしていることが多く、朝は弱い。部屋はいつも散らかっていて、ぱな子さんに怒られている。地下の書庫の整理や虫干しはぱな子さんまかせ。 母しずかが元忍者なため身体能力は悪くないが、運動不足のためスタミナはない。記憶力は高く、本人も認めているが、りんとゆきのと同様にみちるの名前を素で忘れてしまっていたりもする。 従妹のゆきのが小さい時からよく面倒を見ていた(回想シーンではゆきのを背負って他の女の子たちと遊んでいたりする)が、それは子育てのデータを取るためだったらしい。今でも成長記録を取り続けている。ゆきのは嫌がって逃げようとするが必ず最後は捕まってしまう。ゆきのは父方の従妹で、しのぶ達三姉妹は母方の従姉妹である。 さんどうぃっちが好物(ぱな子さんの得意料理のひとつ)。 得意料理はカレーライス。カレー好きな行人と激辛好きなあやねには好評だが、すずには不評である(甘口を用意したこともある)。 面白そうなことは試してみたくなる性格。蔵書の中から魔法書を見つけ、人間と動物の姿が入れ替わる変身魔法騒動を起こした。 島外から流れ着いた本や雑誌などを参考にコスチュームを作り、シチュエーションに合わせて着用するが、本人は大抵「現代では一般的な服」と思っている。コスプレ自体に関してのみ言えばあまり間違っていない。寺子屋で先生をやっている。アニメでは少々イントネーションがおかしい(ラーメン=ラーメン、スク水=スク水など)。 他のヒロイン達と比べておとなしめの外見であり、作中で地味キャラ扱いされることが多い。81話からは普段着を一新し、髪型も少し変わっている(本人いわくイメチェン)。髪を括った髪型になったために、86話では紅夜叉の標的の1人になり狙われることに。ちかげ本人は紅夜叉の正体を知っているので余計に怖いとのこと。 一人称は「私」。行人の事は「行人さん」と呼ぶ。行人からは年齢が同じでありながらも、一貫して「ちかげさん」とさん付けで呼ばれている。たまには行人のことを「行人様」と呼ぶこともある。 しずか 声 - 伊藤静 年齢は32歳(第67話の誕生日以降)。 ちかげの母親。また、こころの双子の姉で元・忍者である。17歳でかがみの兄である清正と結婚し、かがみの義姉となる。現在引退しているが、忍者としての能力はあまり衰えていないようである。 眼鏡をかけた、和装の穏やかな女性。行方知れずの夫に代わって洋館を当主代理として管理している。語尾に「〜ですわ」とつける癖がある。まちいわく「恋愛一直線」。 紅夜叉(声 - 関俊彦)を名乗り、その出で立ちで実際に事件を起こしてそれを元に「静丸」のペンネームで小説を執筆する。シリーズは結婚と出産・育児のために7巻で中断していたが、行人をモデルとした主人公の新シリーズの執筆と刊行を開始。島の住民には人間・動物・妖怪を問わず根強いファンが多数存在する。なお、紅夜叉として事件を起こすのは決まって満月の晩。小説を書くためなら愛娘すら標的にする。 清正が小説に封じた暗号を解読して紅夜叉騒動を起こしながら密かにやしろに届けたりしている。 アニメ版では原作と比べて言動がシリアスで、原作にあったコミカルな面はあまりない。 ぱな子(ぱなこ) 声 - 飯塚雅弓 ちかげの家で4年ほど前から家事手伝いをしている、女の子のゾウ。16歳。体色はピンク色。 世話好きで気だてがよく、とても優しい性格。ただし少しおっちょこちょい。家事をするときはエプロン姿。 ちかげの寝起きの悪さや、散らかしている部屋の片づけには厳しい。 得意料理は“はにーとーすと”や“さんどうぃっち”など洋食や洋菓子。 ゾウだけあって、とても力持ち。なお、鼻は短く、手の代わりに使うことはできないが、手(前足)は人間並みに器用である。 「島一番の美少女」として有名で、ちかげの変身魔法騒動で人間の姿になった時は、その二つ名に恥じない、思わず行人が見とれるような、金髪にピンクのワンピース姿の美少女になった(普段から一緒に暮らしているちかげでさえぱな子だということに気付かなかったほど)。しかし怪力は変わらず、片づけを放り出して逃げたちかげにおしおきし、騒動を実力で止めた功労者である。 ほとんど全員からさん付けで呼ばれている。 まーくん 声 - 生天目仁美 ちかげが、地下書庫を片づけている時に見つけた本に封印されていた魔人。 玉ネギ形の頭にターバンを巻いた、インド人風の容貌。少し舌足らずで、語尾が「〜れす」という口調でしゃべる。 呼び出した者の願い事を、3つかなえてくれる。しかし、あまり頭が良くなく、願い事を勘違いすることがあり、役にたたないことも多い。 願いをかなえた後、消滅したかと思いきや、ちかげの家に居候中。飛べるのを利用して高いところの掃除をしたり、珍しい料理のレシピをぱな子さんに伝授したりと、「ちかげよりよっぽど働いている」とのこと。 アニメ版では行人によって封印を解かれた。願い事を叶えてくれる数が7つと原作より多い。1つ目の願いはすずへの大量の豆大福、2つ目はあやねの言ったとおりちょっとだけ待機、3つ目はあやねの願いを取り消す願い、4つ目は紋次郎に栗ようかんを出す、5つ目はちかげを捕らえるためのワナを仕掛けた、6つ目はちかげを助ける、最後はまちへのお茶を出す、など原作以上に無駄使いに終わっている。更にその後はまーくん自身も行人達と共にちかげに捕まり人体切断の術の対象にまでされた。
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