人体切断マジック
人体切断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/07 14:46 UTC 版)
「イリュージョン (奇術)」の記事における「人体切断」の解説
人の体を上半身と下半身の2つに切断する。そのあと元に戻す場合が多い。クリス・エンジェルは女性の胴体を切断し、上半身だけが地面を這い回るという演技を行っている。またデビッド・カッパーフィールドの「Laser」ではレーザーによって彼の胴体が切断され、上半身が下半身を抱きかかえた状態でジャンプしたりする。 人間に限らなければ、紀元前1700年頃の書『ウエストカー・パピルス』に、デディという奇術師がガチョウや牛の首を切り、それを元に戻したという記録がある。 15世紀から16世紀頃には人間の首切り術を行っている絵画が存在し、1584年にレジナルド・スコットが出版した『Discovery of Witchcraft』(『妖術の開示』)で解説がなされている。 上半身と下半身を切り分けるものとしては、P・T・セルビットが1920年12月に「美女の胴体切り」を見せたのが最初。彼は助手であるジャン・グレンローズを木箱の中に入れ、木箱に薄い板や剣を突き刺して8分割した。そのあと板と剣を取り除き、木箱をノコギリで切断してしまうが、そのあと助手は無傷で箱から出てお辞儀をする。翌年の1921年1月27日に舞台で初演された。しかし、この後ゴールディンが人体切断は自分が1909年に開発していたとクレームをつけている。
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