人体以外への被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 09:09 UTC 版)
巣が都市などの構造物や道の下に作られ、それによって倒壊したり道に穴が開く危険性がある。また、働きアリの体内には、磁気に誘因される物質を持つ。磁気を検知する能力(磁覚)によって、信号などのインフラ設備・電気設備に侵入し、漏電による火災や故障を引き起こし、破壊することがある。 農業では多種多様な作物を食い荒らし、農業機械や設備を破壊し、牧草地を荒らしている。 人だけでなく野生動物や家畜にも襲い掛かり、失明、死傷させるなどの被害をもたらしている。 アメリカ合衆国テキサス州のアトウォーター・プレーリー・チキン国立野生生物保護区では、ソウゲンライチョウの亜種であるアトウォーター・プレーリー・チキンの生息数が1980年代から激減し野生絶滅に至った。ヒアリの侵入により餌となる昆虫が減少したことが原因として推定され、アリ駆除剤を用いて生息地を回復する試みが行われている。
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