時をかけるドリフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:32 UTC 版)
「ドリフトスピリッツ」の記事における「時をかけるドリフト」の解説
見習い整備士アユム / 自動車整備士アユム / "黒槍騎兵"アユム 搭乗車種…COSMO SPORTS (L10B) / LANCER EVOLUTION X Final Concept フルネームは「乃村アユム」。整備工場「時風オート」の整備士。明るい茶髪でメガネをかけている。 性格は真面目でプレッシャーに弱く胃痛持ち。祖父譲りの自動車の『声』を聞く耳を持ち、ドライバーに合わせたチューンを行っている 旧車の修理に持ち込んだ主人公が有名であることに興味を示し、車の修理と引き換えにバトルを申し込む。 祖父のカケルから整備の技術を叩き込まれ、耳にたこが出来るほど旧車の整備について聞かされたが、彼の採算度外視の仕事による赤字経営が元で後を継ぐこと、手間がかかる旧車を修理することに対して抵抗を抱いていた。 車のコスモスポーツは彼から借りたものを使っている。 当初主人公の車の修理と誤解し旧車の修理の方だということに動揺を隠しきれていなかったが、大神姉妹から報酬として工場の出資を出すことを約束され、過去の時代から来た祖父(ダイキ)とともに修理することを決める。 ある時、ルリが乗るスポーツ800のクラッチの修復をしないままターボを取り付けたことでいつクラッチが壊れてもおかしくない状態のまま走り出したことで不安と自責に陥るがダイキからの言葉、ルリから優しく励まされたことで自信を取り戻す。 この一件の後に祖父が旧車の技術を後世に伝えることだけでなく、現代の技術を使ってどのように走るかを考えさせるものだと理解し、正式に工場の後継ぎを決意。 「箱根クラシックカーフェスティバル」では決勝戦にて主人公と対決するが、祖父から譲り受けた車に無茶をさせないため全力で踏み込めずにいたが、ダイキ(カケル)の言葉を思い出して車を信頼し、全力で挑むも惜敗。 その後旅行から戻ってきたカケルにコスモスポーツを返されてしまい、大神姉妹からフェスに使われたスバル360を譲られるが、馬力が低すぎることで走りやすくするため改造。ネットで載せたところ反響を呼び、結果「時風オート」は大盛況となって経営を立て直すことができた。 イベント「存在しない黒と蒼」ではアカネからランエボIIIの修理の依頼を受け、セッティングを行っている際に主人公と再会し、テスト走行に協力を求めた。なお前回の一件で以前よりも体調を崩しており、看板車である360は大神姉妹に持っていかれてしまい、自分の車でドライブする機会を無くしている。「箱根ラリー大会」ではBRZSTIコンセプトで爆走するキララを止めるため、大神家から正式に譲渡されたランエボXファイナルコンセプトに搭乗。主人公と共にスリップストリームの連携で奮闘する。主人公とキララの決着直後にVSコースをゴールしたことで優勝したことになってしまい、「整備士」として参加であることでの責任を感じて辞退。その後祖父の独断より龍崎グループ出資の整備工場「乃村オート」の整備士を任される。 偽名の整備士ダイキ / 熱血整備士カケル 搭乗車種…SKYLINE 2000GT-R (KPGC10) / Miura P400SV 本名は「時風カケル」。整備工場「時風オート」の主人であるが、物語では先に1971年の若い頃の姿で登場。水玉模様のワイシャツを着ている。 1971年に明日のバトルのためコスモスポーツを整備後に睡眠をとっていた間、突然2016年の現在にタイムスリップしてしまう。 修理の依頼に来た大神姉妹との会話のずれで「園田ダイキ」という名前となってしまうが、混乱が生じないように身分を隠し、なりゆきで未来の孫であるアユムと共に2000GTとスポーツ800の修理を行う。 車に対する情熱は人一倍でセイのように車の「声」が聞こえるという特別なセンスを持っている。 「箱根クラシックカーフェスティバル」でユウダイから実力を見込まれ彼からハコスカを借りて主人公と対決。この車は後に自分がチューンする車だと知り、次第に本領を発揮するも敗北。 レース後、ユウダイから過去の時代から来たことを見抜かれ、彼から過去に戻る方法を知り、フェス最終日に過去の時代に戻る前にユウダイからミウラを借り、主人公との最後のレースを申し込むが、レースの最中に過去の時代に戻ってしまう。過去に戻った以降はミウラと共に一代を築き上げることとなった。 過去の自分が去った後に現在の老人の姿で再登場。過去の自分と鉢合わせすることで混乱が生じないようにミウラで東北一周の旅行をしていた。老人になっても性格は変わらず、本人にとっては45年間も中断していた主人公とのレースを再開。レース後はユウダイと共にふもとまでバトルを繰り広げた。 ちなみに40年もユウダイと再会することがなかった理由は結婚することで走り屋を引退せざるをえなくなり、知らせることがしづらくなったとのこと。 暴れん坊会長ユウダイ 搭乗車種…SKYLINE 2000GT-R (KPGC10) / Miura P400SV フルネームは「大神ユウダイ」。「大神財閥」総裁(会長)でリリカ、ルリの父親。壮年の男性で灰色と白髪が混じった髪が特徴。 威厳と貫禄に満ち溢れた人物で一代で財閥を築いたという敏腕の持ち主。娘たち同様意地を張ることも。 各所からクラシックカーを集め、旧車ファンの集い「箱根クラシックカーフェスティバル」を開催。 今まで娘2人を過保護に育てたことを心配していたが、大会で成長した2人を見て感心し、成長させるきっかけとなったアユムとダイキ(カケル)に感謝した。 「箱根クラシックカーフェスティバル」のドリフト大会で優勝した主人公に副賞として挑戦権を与えて対決。荒っぽいドラテクであるが熟知しており、プレッシャーの駆け引きを使い追い詰めていくが敗北。その後カケルの実力を見込み、彼にハコスカを貸した。 実はカケルとは古くからの関係があり、40年前に彼がハコスカをチューンした後、ある手紙を託されて以来再会せずにいた。手紙の内容はこの「箱根クラシックカーフェスティバル」中で起こる出来事が把握されている内容で、イベント開催の真の目的は久しぶりにカケルとバトルするためであり、偽名を使っている若い頃のカケルが来ることを既に見抜いていた。 フェス最終日に本場イタリアからミウラに乗り換え、主催者にチャレンジする催しにて主人公にリベンジ。このときカケルの手紙には「このバトルでも負ける」という予言が記されていたが、主人公が自分より真のライバルであることに納得がいかず、その予言に反して勝利に対する信念を曲げず、敗北しても諦めきれずにいたが、現在のカケルとようやく再会して熱いバトルをすることができた。
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