悪魔関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/31 14:31 UTC 版)
悪魔 地獄の住人。基本的には姿を自由に変えることができる。現世に実体化したものは地獄の本体の一部でしかなく、現世で死んでも地獄に帰るだけである。悪魔はそれぞれ象徴を持っておりその本質を決定するほど重要な要素である。イヴによれば神や悪魔は象徴の塊だという。基本的には四大元素、七つの大罪などがある。 召喚には召喚者本人と代償が必要であり、実体化しなければ少々強力なお守りぐらいの力しかない。ソロモン72柱の悪魔以外にも悪魔はいるが召喚法が伝わってなく、それこそ悪魔の力を借りなければ召喚できないという。召喚された悪魔のほとんどが召喚者に従わないことが多いが、自主的に現れた悪魔は最大限に協力してくれるという(アイムが例)。なお悪魔召喚は違法である。 悪魔憑き(悪魔憑き) 一億に一人いるかいないかの奇病。原因不明で治療法も不明である。症状は胎児の際、悪魔が混ざって奇形児として生まれてくる。大概は拒絶反応で長くは生きられない。天草国教庁は悪魔召喚者と違い保護の対象にしている。悪魔憑きの中には代償なしで悪魔の力を使うことができる者もいる。 代償 悪魔が力を行使するか現世に留まるために必要なエネルギーのようなもの。悪魔によっては代償が違う。 地獄 神に敗北した悪魔の住処で監獄であり、悪魔はそれぞれ個別の責め苦を受けている。 獄罪七魔卿(セブン・カーデイナル) 地獄の最下層におり、悪魔を統率している7人の幹部悪魔。 死霊 悪霊とも呼ばれ、死者の魂ではなく死体から発生する存在。自我は希薄で単体では弱いため、生者にはほとんど害はない。生気を吸って増殖する。通常は墓場に棲みついている。軍団(レギオン) 死霊の集合体で聖書の誤訳によってれっきとした悪魔と認識され、ソロモン72柱の悪魔に匹敵する力を持っている。体長約2メートルの人型で全身が黒く重装歩兵のような姿をしている。 エクソシスト 実体化した悪魔を神の名において抹消する天草教皇の直属部隊である。正式なエクソシストはそれぞれアルファベットの名を戴いている。 天の国の鍵(クオ・ヴァディス) 悪魔を締めだしたり、対悪魔用の結界を作ることができる聖具。
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悪魔関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:04 UTC 版)
悪魔 二巡目の世界に現れた異端の存在。男性の雄型悪魔と女性の雌型悪魔がいる。 普段は一般人と変わらない擬態をしているが、それを解くと目が緑色に発光し(雄型および契約者持ちの雌型は両目、契約者を持たない雌型は片目のみ。アニメでの智春は片目を瞑って赤く発光する)、人間より高い運動能力を持ち、魔力という特殊な能力を行使することが出来る。また人間と契約することで自らの力を高められる。 雌型の悪魔は人間の契約者を持つことで世界との結びつきを強め、魔力が強化され非在化も軽減される(「非在化」の項を参照)ほか、使い魔を持つようになる。しかし魔力を使えばその代償として、契約者は契約悪魔に対する愛情を徐々に失ってゆく。それゆえ雌型悪魔は自分を最も愛してくれるであろう人間に対して終生の愛を誓うとされる。雄型の悪魔は魔力を行使すると自身が愛している者についての記憶を失ってゆくが、契約者を持つことはできない。雄型悪魔は基本的な戦闘能力が高く、使い魔は持てないが魔精霊という独自の高魔力体を生成することができる。 日本国内には「華鳥風月」の名字を冠する高位の悪魔の一族がいる。奏の嵩月(たかつき)家の他に風斎(かざとき)一族・華島(かしま)一族・鳳島(とりしま)一族などがある。また、各悪魔の持つ能力や、契約時に生まれる使い魔の種類は家系によって決まる模様(嵩月一族なら炎の能力など)。その正体は世界の入れ替わりや世界跳躍の過程で異なる世界に移動した人間とその子孫。また、それ以外にも普通の人間が並行世界の影響を受けると悪魔化してしまうケースもある(例:水無神操緒(一巡目)、ダルア・ミドラマルスィ・クラウゼンブルヒ)。彼らの行使する魔力とは、自らの肉体を媒介として呼び出す世界との「ずれ」による摩擦力である。 世界跳躍することにより悪魔化した人間は、元々存在していた世界に戻ることによって人間に戻ることは可能である。ただし、アニアのように出生時から悪魔である者は、跳躍した先の世界でも悪魔である。 非在化 悪魔という存在は世界の異物であり、彼らが魔力を使えば異物を排除しようとする力が世界からはたらき、彼らと世界との間に摩擦が生じる。よって悪魔は魔力を行使するごとに「擦り切れて」、非在化が進行する。非在化の度合いが軽いときは他人よりも体調を崩しやすい程度で済むが、ひどくなると体が透明な硝子様の結晶にかわっていき、さらに進行すれば消滅、死亡する。 雌型悪魔は契約者を持つと非在化に対する抵抗力が強くなるが、代わりに悪魔に対する契約者の愛情が薄れるため、悪魔が消滅するときには契約者の心は悪魔から完全に離れている。 契約者(コントラクタ) 雌型悪魔と最初に性交した人間。使い魔を従えており、かつ守られている。アニメ版では言葉で契約を交わすようになっている。 使い魔(ドウター) 雌型悪魔が契約者に与える力の具現化であり、契約者に従属する獣。悪魔の属性によって様々な特殊能力を有し、機巧魔神に匹敵する戦闘力を持つ。人間と契約した雌型悪魔だけが異世界(ヒルベルト空間)から自分の分身として使い魔を召喚できる(すなわち悪魔1人につき1体のみ)。幼体と成体の2つの形態があり、成長の条件は不明であるが、親の悪魔と契約者の関係が悪いとなかなか成長しないようである。契約者に見捨てられた使い魔を「はぐれ眷属(ロスト・チャイルド)」と呼ぶ。召喚した雌型悪魔が死亡すると同時に消滅する。 魔精霊(サノバ・ジン) 雄型悪魔が自身の魔力から生み出し操る、生物に似た魔力の塊。生み出した悪魔の能力がそのまま反映される模様。使い魔とは異なり意思は持たず、複数体の同時召喚も可能で、大きさも小鳥サイズからリムジン大まで様々。 作中では登場した魔精霊は以下の通り。鳳島蹴策の魔精霊 鳳島蹴策が操る4枚の翼をもつ氷の妖鳥。冷気による空気の収束を利用しジェットエンジンのような加速が可能で、瞬間的には人を乗せたままでも航空中のジェット旅客機にさえ追いつけるほど。 夏目智春の魔精霊 一巡目に渡り悪魔化した二巡目世界の夏目智春が操る。クロガネ(クロエ)からイメージした、漆黒の妖鳥の姿をしている。乗せた魔力に応じて触れた対象と対消滅する能力を持つ。魔法攻撃に対する抵抗力が高い使い魔などには高い効果を発揮できないものの、量産機(カーバイド)程度ならば容易く飲み込み消滅させる。爆発による衝撃や炎に対しても有効。智春が二巡目の世界に帰還した際に人間に戻ったため、この力も同時に失われた。 アニメでは原作と異なり、使い魔を一撃で消滅させる光線を放つ漆黒の巨人(奏が闇の巨人と呼んでいる)の姿に変更されている。
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