悪魔関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:24 UTC 版)
悪魔(あくま) 魔界に住む種族。外見は人間と何ら変わりはない(ヨップル星人等の例外もある)が、大抵の悪魔はかなりの戦闘力を持つ。人間界にいる時は魔力を制限されるが、人間の血を体内に取り込みその人間と契約することで真の力を発揮し、人間とのシンクロ度合が高くなる程より大きな魔力を引き出せる(ただし、魔力は人間にとっては毒のようなものらしく、契約者にはある程度の強さを持つ者でなければ耐えられず、相性も関係するらしい)。アクババなどの動物的な外見を持つ悪魔は、「魔獣(まじゅう)」と呼称される。侍女悪魔(じじょあくま) その名の通り主に仕える為に存在する女性の悪魔。仕える主も仕える場所も生まれる前から決まっている。作中ではヒルダやイザベラ達がこれに当たる。 次元転送悪魔(じげんてんそうあくま) 次元を超えて人間界と魔界を行き来したり、遠く離れた場所に行ったりするなど空間を自由に移動する能力を持つ悪魔。死期を悟ると姿を消す習性がある。作中ではアランドロンやアンジェリカ、ヨルダがこれに当たる。 邪竜族(じゃりゅうぞく) 魔界屈指の戦闘民族。ベヘモット34柱師団は主に彼らによって構成されている。人間で言う耳の辺りに巨大なエラが付いているのが特徴で、それ以外は他の悪魔と同様に人間の容姿をしている。ただし、このエラは「ファッション」であり自前のものではない(実際、ベヘモットやアギエルなど普通に耳が見えている者がちらほらいる)。 シーサリオン 魔界の生存競争に敗れ、大昔に人間界に移り住んだ悪魔種族。現在は「祓魔の獣神の使い」とも呼ばれている。作中ではコマちゃんがこれに当たる。 下級悪魔(かきゅうあくま) 魔界に属さず、実体を持たない悪魔。俗に「悪霊」と呼ばれる存在。作中では首切島に住み、人形にとり憑いた者達がこれに当たり、出馬もこの悪魔の子孫である。 具象悪魔(ぐしょうあくま) 大魔王に作られた悪魔。作中ではタマアンドポチがこれに当たる。 黄道十二門(こうどうじゅうにもん) 黄道十二星座をモチーフにした悪魔で、ミッチー曰く「七大罪とは一味違う」らしい。作中では蟹(キャンサー)・天秤(リブラ)・牡牛(タウロス)が登場している。 七大罪(ななたいざい) かつて魔界がまだ混沌としていた時代に国を分けて勢力を争った7人の悪魔の王の総称。マモン・ルシファー・ベルフェゴール・レヴィアタン・サタン・アスモデウス・現在の大魔王のベルゼバブ3世がこれに当たる。現在は大魔王を除く6人は力を失っており、さらにソロモン商会に協力したアイリスによって商会の手中におさめられている。作中では7人の内、大魔王・ルシファー・マモン・サタンが登場している。 コントラクトスペル 悪魔と契約することで体のどこかに現れる呪印。単に「紋章」とも呼ばれ、契約する悪魔によって形状は異なる。紋章は契約した悪魔とシンクロすればするほど全身に広がるが、同時に悪魔に近づいていることも意味しており、完全に悪魔化すれば人間に戻れなくなる(早乙女曰く「悪魔に魂を売る」ことになる)。また、鷹宮によると紋章は体のどこかに出現させ続けているだけでも魔力を消費し、早乙女ほどの達人になれば使い方もコンパクトになるらしい。 蠅王紋(ゼブルスペル) コントラクトスペルの一種。男鹿の右手の甲に刻印されたベル坊との正式契約の証。王家の紋章で過去数千年で刻印された人間は数える程しかおらず、ベル坊との同調が増えるほど紋様も複雑になっていき、男鹿は一度紋章が全身に広がったことがある。 現在の登場人物の中で蠅王紋が発現した人間は、入れ墨で蠅王紋を入れていた東条を除いて男鹿と早乙女のみ。 奈須と契約した悪魔の紋章 牛の角と鼻輪を合わせたような形状をしている。また、戦闘時には男鹿と同じ様に全身に広がったが、紋章術を使っているため問題はない模様。 ルシファーの紋章 6つの羽を持つ天使の様な形状をしている。 市川と契約した悪魔の紋章 笑った口の様な形状をしている。 キャンサーの紋章 円の中に蟹座のマークを入れたような形状をしている。 リブラの紋章 円の中に天秤座のマークを入れたような形状をしている。 王臣紋(おうしんもん) 命尽きるまで王(悪魔とその契約者)に従うことを誓った者にのみ与えられる戦士の称号。従う悪魔の紋章の一部に数字が刻まれたような形状をしており、これを与えられた者達を「王臣」と呼ぶ。出現した順に「1」から数字が表れ、王への忠誠心が高いほど「1」に近くなる。これが出現すると身体能力と傷の回復力が飛躍的に上がり、魔力耐性も得られるが、本来は血の滲むような鍛錬があって初めて発揮されるものらしい。数字は王への忠誠の度合いによって変動するらしく、後から出現した者が成果を上げ信頼を得れば数字が「1」に近くなる場合がある。また、詳細は不明だが対象者の魂を食べることで王臣紋の力を強化する事もできる。 紋章使い(スペルマスター) 悪魔と対等以上の契約を交わし、使役する者の呼び名。紋章術の使い手で、ヘカドス曰く「とっくに消え去った前時代の遺物」であるらしい。 該当者は早乙女・殺六縁起の6人・ソロモン・アキのり・ミッチー。 悪魔の肖像 ベル坊の母・アイリスの姿が描かれた巨大な絵。本来は大魔王の所有物でソロモン商会から久我山の手に渡ったが、男鹿達によって無事魔界に返された。 魔界のティッシュ 一見普通のポケットティッシュだが、ティッシュを丸めて鼻に詰めることでベヘモット34柱師団の悪魔とランダムで簡易契約を行い、思念体として召喚・憑依させることができる道具。ただし、副作用として使用者の体に大きな負担を掛け、最悪の場合命を落としかねない。召喚できる悪魔がベヘモット34柱師団限定なのは数十年前にベヘモットと大魔王が結んだ契約によるものである。悪魔の肖像を奪還した報酬として大魔王から古市の手に渡るが、無茶をしたためヒルダが取り上げた。その後、ソロモン商会の動きを警戒したヒルダにより再度古市に託される。 魔界のラジカセ 魔界で作られたラジオカセット。早乙女が修行時代に使っていた。録音した声の主を実態化して分身を作り出す機能を持ち、その分身は録音した声の主の潜在能力をそのまま引き出す。また、テープが反転する事で強さも大きく変わる模様。 転送玉(てんそうだま) 一瞬で別の地点に移動させる力を持つ小さな宝玉。ラミア曰く「次元転送悪魔を媒介にして作られる外法の魔具」。作中ではアスランやヨハンが所持していた。 遮断結界発生装置(しゃだんけっかいはっせいそうち) ソロモン商会が所有する対悪魔専用の超魔力無効化システム。黒い正方形の形をしている。特定の悪魔だけを狙うことができ、その悪魔と契約者のリンクを切り魔力が使えないどころか認識すらさせない。宇多川曰く「国が傾くほど高価な物」らしい。藤との最終決戦では、姫川が学校と街中に2台設置した。 どこでも魔獣捕獲籠 魔界一と噂されつつある鉱物「硬化アクマタイト」を使用している籠で、どんな魔獣も逃がさない。籠の開閉にはキーブロック式を採用。これを解かないと蓋は開かない上に説明書が不親切。 子供用「魔動ミニ自動車」 大魔王がビンゴ大会で当てた代物で、子供の悪魔の微量な魔力でも動かせるおもちゃの車。ただし、魔力が強いベル坊などが乗ると暴走してしまう。どこでも魔獣捕獲籠と同じく説明書が不親切。 王熱病(おうねつびょう) 王族など、潜在魔力の高い者程かかりやすい知恵熱のようなもの。
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