名称のみ登場のフレイムヘイズ
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「フレイムヘイズ」の記事における「名称のみ登場のフレイムヘイズ」の解説
パウラ・クレツキー[Paweła Klecki] 『従佐の指し手(じゅうさのさして)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は縦笛型の“ロカトール”。 『ドレル・パーティー』の構成員。名前からして女性だと思われる。『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグとは旧知の仲で、19世紀末期に契約して間もない『極光の射手』キアラ・トスカナの教育をサーレに頼んだ。シャナが御崎市に来る前に出会ったフレイムヘイズの一人で、シャナからは『弾き語り』と形容されていたが、この呼称はパウラの縦笛型神器“ロカトール”によるものと思われる。VIII巻でのドレル・パーティー壊滅の際に、同僚のボードと共にシュドナイが巨大化させた『神鉄如意』に押し潰されて死亡した。“叢倚の領袖(そういのりょうしゅう)”ジェヴォーナ パウラ・クレツキーと契約していた“紅世の王”。炎の色は胡桃色。 VIII巻でパウラがボードと共にシュドナイに殺害されたことで、“紅世”へ帰還した。 スラヴ神話における狩りの女神ジーヴィッカのポーランド名に同名がある。 ボード 『枢機の向き手(すうきのむきて)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は聖遺物箱型の“フォッセ”。 『ドレル・パーティ』の構成員。VIII巻でのドレル・パーティー壊滅の際に、同僚のパウラ・クレツキーと共にシュドナイが巨大化させた『神鉄如意』に押し潰されて死亡した。“勘破の眼睛(かんぱのがんせい)”フェイ ボードと契約していた“紅世の王”。炎の色はセレスト。 VIII巻でボードがパウラと共にシュドナイに殺害されたことで、“紅世”へ帰還した。 アーサー王物語の登場するアーサー王の異母姉にモーガン・ル・フェイがいる。 ヤマベ[Yamabe] 『理法の裁ち手(りほうのたちて)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は独鈷杵型の“身口意(しんくい)”。 マティルダの知己の一人で、彼女からは『物事の窮理を探る』と形容された。『零時迷子』を作り出す前のヨーハンからは『窮理の探求者』と形容されていた。強力な討ち手であった模様。外伝『ヴァージャー』にて、クレメンス・ロットが“皁彦士”オオナムチとの戦いの最中にヤマベの名を呟いており、オオナムチとは宿敵同士であったが、『大戦』終結から1930年代までの間にオオナムチに敗北して死亡した。ユーリイ・フヴォイカからは、尊敬するフレイムヘイズの一人として称号が語られた。 姿とセリフは漫画版『灼眼のシャナX Eternal song -遙かなる歌-』のみ登場。山伏の格好をした強面の壮年男性で、日本出身の討ち手。『大戦』最終決戦の数年前には、フレイムヘイズの駐屯地でのゾフィーたちの作戦会議に参加していた。その際、「戦えることを幸せだと感じる」マティルダの精神構造に深い興味を抱いていた。その後はピエトロやカムシンと行動を共にしていた模様。“祛邪の刻屈(きょじゃのこっくつ)”オオヤマクイ ヤマベと契約していた“紅世の王”。炎の色は今様色。 『大戦』終結から1930年代までの間に、ヤマベがオオナムチに敗れて戦死したことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 日本神話の大きな山の所有者の神に大山咋神がいる。 ジョージ[George] 『奔馳の抜き手(ほんちのぬきて)』の称号を持つ男性のフレイムヘイズ。神器は剣型の“フラガラック”。 19世紀末期のホノルル外界宿に居たフレイムヘイズの一人で、ファーディやアーヴィングやハリー・スミスやハリエット・スミスとは同僚にして友人同士であった。所持していた剣を友人たちに自慢していたが、その剣が“フラガラック”だと思われる。 1895年、友人であったハリー・スミスの裏切りによる[革正団]サラカエル一派襲撃の際に、一旦は難を逃れたが、裏切りへの怒りと悲しみからハリーを殺害し、その妹ハリエットも裏切り者だと勘違いして殺害しようとしたが、『空裏の裂き手』クロード・テイラーに強襲されて死亡した。“長柯の腕(ちょうかのかいな)”ルグ ジョージと契約していた“紅世の王”。炎の色は狐色。 1895年、ジョージがクロード・テイラーに殺害されたことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 ケルト神話の太陽神ルーの古名にルグがいる。 ファーディ 『誑欺の吐き手(きょうぎのはきて)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は帽子型の“ディスグレイス”。 19世紀末期にホノルル外界宿にいたフレイムヘイズの一人で、ジョージやファーディやハリーやハリエットとは同僚にして友人同士であった。 1895年、友人であったハリーの手引きでホノルル外界宿が[革正団]サラカエル一派に襲撃された際に、アーヴィングと共に殺害された。“闊遠の謡(かつえんのうた)”カリオペ ファーディと契約していた“紅世の王”。炎の色は東雲色。 1895年、ファーディが[革正団]サラカエル一派に殺害されたことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたちの1神にカリオペーがいる。 アーヴィング 『替移の接ぎ手(たいいのつぎて)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器はコイン型の“ルテニアン”。 19世紀末期にホノルル外界宿にいたフレイムヘイズの一人で、ジョージやファーディやハリーやハリエットとは同僚にして友人同士であった。 1895年、友人であったハリーの手引きでホノルル外界宿が[革正団]サラカエル一派に襲撃された際に、ファーディと共に殺害された。“訓議の天牛(くんぎのてんぎゅう)”ザガン アーヴィングと契約していた“紅世の王”。炎の色はワインレッド。 1895年、アーヴィングが[革正団]サラカエル一派に殺害されたことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 ソロモン72柱の悪魔の1柱にザガンがいる。 スミス[Smith] トマシーナ・スミスの夫で、ハリー・スミスとハリエット・スミスの父親。名前は不明。元はアメリカ西海岸の外界宿で働いていた人間の構成員だったが、19世紀後半の『内乱』で友人だったフレイムヘイズが落命した怒りと悲しみから契約しフレイムヘイズとなった。そして、トマシーナとハリーに自分が夫であり父親であったことを告げた後、戦いに赴き、間もなく戦死した。 季重(きちょう) 『強毅の処し手(きょうきのしょして)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は槍型の“建木”。 虞軒や笵勲と共に上海外界宿総本部での一大会戦に参加したフレイムヘイズの一人で、上海会戦の中で死亡した。本編開始の二年前には、天山山脈に侵入していた[仮装舞踏会]の捜索猟兵たちを探索するフレイムヘイズたちの指揮を取っていた模様。ゾフィーやヴィルヘルミナの知己であり、その死を驚かれ、惜しまれていたことから、強力な討ち手であったと思われる。“突軼の戟(とついつのげき)”窮奇 季重と契約していた“紅世の王”。炎の色は鬱金色。 上海会戦で季重が戦死したことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 中国神話に登場する怪物の1体に窮奇がいる。 范勲(はんくん) 『精微の解き手(せいびのときて)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は盾型の“丹陽”。 虞軒や季重と共に上海外界宿総本部での一大会戦に参加したフレイムヘイズの一人で、上海会戦の中で篭城した上海総本部の地下から現れた“徒”と交戦、最後の力で岩盤を崩して地下道を塞ぎ、死亡した。“賢哲の鑑(けんてつのかがみ)”白澤 笵勲と契約していた“紅世の王”。炎の色は生成色。 上海会戦で笵勲が戦死したことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 中国に伝わる聖獣に白沢(澤)がいる。 アルマ[Alma] 『蘇活の撫し手(そかつのぶして)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器はスカーフ型の“フォルテー”。 女性のフレイムヘイズ。ヒルダやレベッカ、ヴィルヘルミナ同様、ピエトロ・モンテヴェルディに「決まり文句」で口説かれたことがある模様。SII巻でのピエトロの台詞からヴィルヘルミナとは知己である模様。現代まで生き残っているかは不明。“生阜の抱擁(せいふのほうよう)”ケレス アルマと契約している“紅世の王”。炎の色は朽葉色。 ローマ神話に登場する豊穣神にケレースがいる。 オルメス[Holmès] 『擒拿の捕り手(きんだのとりて)』の称号を持つ男性のフレイムヘイズ。神器は枷型の“タスラム”。 [仮装舞踏会]との全面戦争において、外界宿東京総本部の副司令に任命されたフレイムヘイズ。フリーダーが東京総本部の第三司令室を放棄する際、司令部員たちに必要ならオルメスの指示を仰ぐようにと言っていることから、有能な指揮官である模様。 過去に、人間と組んで[宝石の一味]の頭目であるコヨーテと何度か交戦したことがある模様。 二月の全世界の“徒”の日本大侵攻を前に、司令官フリーダーとの協議の末に日本外界宿の構成員たちを連れて、日本から撤退した。 その後、御崎市の隣の大戸市へやって来て佐藤啓作と共に監視班を勤めていたが、新世界が創造されて封絶が解除された後で佐藤啓作が田中栄太と電話している途中で、田中に「監視班に回された」と告げた佐藤に対して文句を言っていた。 シャナたちが新世界へ旅立った後は、この世(旧世界)の東京総本部の幹部として働いている模様。“至知の月輪(しちのげつりん)”ケリドウェン オルメスと契約している“紅世の王”。炎の色は茶色。 ケルト神話に登場する魔女にケリドウェンがいる。 グリンカ[Glinka] 『攪和の打ち手(かくわのぶちて)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は眼鏡型の“プーハチ”。 現代のフレイムヘイズ兵団に所属するフレイムヘイズ。フルネームなど、詳細は不明。 [仮装舞踏会]との戦争では、地上に墜落した『星黎殿』に向かってフレイムヘイズ兵団が直衛軍の前線を突破した後に出くわした要塞守備兵の防衛線を、グリンカの所属する隊が突き崩しにかかった。その後の消息は不明。“紀律の按拍(きりつのあんぱく)”ダジボーグ グリンカと契約している“紅世の王”。炎の色は雌黄。 スラヴ神話の太陽神にダジボーグがいる。 ノースエア 『焦沙の敷き手(しょうさのしきて)』の称号を持つフレイムヘイズ。神器は丸に穴の開いた石のメダル型の“テオトル”。 『大地の四神』の先師であるフレイムヘイズで、最古のフレイムヘイズの一人。『大地の四神』からは『宙の心臓(そらのしんぞう)』、カムシンからは『大地の心臓の神官』と呼称されていた。 ノースエアの変換能力は灰で、焼き尽くして消し灰にする。 かつてカムシンやティスたちと共に、数千年前に起きた“祭礼の蛇”を両界の狭間に放逐した『神殺し』の戦いに参戦。創造神“祭礼の蛇”が秘法『久遠の陥穽』によって両界の狭間に放逐された際に、両界の狭間を直に見聞きしたことで、両界の狭間に嵐を巻き起こしている「世界の歪み」の真の発生原因を悟り、後に弟子である『大地の四神』に秘中の秘として伝えた。 西洋からアメリカ大陸にやって来た白人たちが入植を始めてから17世紀後半までの間に、弟子である『大地の四神』がアメリカ大陸に住む人々の変わりように悩み、教えを乞いに中米の地下水脈の流れる洞窟である『大地の心臓』を訪れた時には、精神の磨耗と衰微により、骨と皮だけのミイラ同然の状態になっており、最後の力を振り絞ってウィツィロポチトリと共に『四神』を諭したすぐ後に、精神の摩滅によって死亡した。“遍照の暈(へんしょうのかさ)”ウィツィロポチトリ ノースエアと契約していた“紅世の王”。カムシンからは『天空を制す黄金』と呼称されていた。丸に穴の開いた石のメダル型の神器“テオトル”に意思を表出させていた。炎の色は金糸雀色。 ノースエアが一線を退いて以降も、契約解除の時を待ちながら彼と共にあった。西洋からアメリカ大陸にやって来た白人たちが入植を始めてから17世紀後半までの間に、ノースエアと共に『大地の四神』を諭し、直後にノースエアが精神の摩滅によって死亡したことで、“紅世”へ帰還した。 アステカ神話の太陽神にウィツィロポチトリという同名の神がいる。
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