光の七人衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 00:53 UTC 版)
「SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編」の記事における「光の七人衆」の解説
リメイク前と違い、今作では七人衆は子供ないし後を継ぐ養子(仁宇)、後継者(摩亜屈)、後継機(斎胡)がいるという設定がなされている。 設定が微妙に異なるため、後続の零は別に説明する。 烈火武者頑駄無(武者頑駄無) 光の七人衆のリーダー。邪悪武者との戦いで死亡するが、魂が大鋼と一体化して烈火大鋼となった。八紘の陣により烈火頑駄無大将軍となり、自らを犠牲にして闇を封じた。 コミックワールド版でも一度死亡するが、最終的には存命している。 旧版(武者七人衆編)の意匠はあくまでプラモ狂四郎版武者ガンダムのSD仕様であり、厳密にはRX-78ガンダムの武者バージョンではなかったのだが、今回はRX-78ガンダムをモチーフにリメイクが図られている。これに伴い、旧版では「武者」とされていた名称から「頑駄無」へと変化している。その為か、後述する隠密忍者 農丸にはどちらかというとRX-78の武者バージョン的な意匠は抑えられ、むしろ旧版の農丸が持っていたキャラクター性を大きく反映させたかたちとなっている。 武器は烈火刀、閃光の薙刀、新タネガシマ。 BB戦士 No.267。新烈火武者頑駄無 (RX-78ガンダム/ロールアウトカラー+新荒烈駆主) 『零』において八紘の陣でパワーアップした姿。「新」は「ネオ」と読む。怒りのスーパーモード「烈怒之陣」となる。本来の甲冑の上に「炎凰の神器」を纏っている。この神器はかつて武神「炎凰」が纏っていたとされる神器で、その状況に応じ様々な形態をとる。頑駄無が纏った際には、かつて『天下統一編』において武者荒烈駆主が纏い新荒烈駆主となった「地帝の神器」に酷似した形状となった。吏偶遮光や物の怪と戦った。戦後、光凰と結婚する。烈火頑駄無大将軍 / 真・烈火頑駄無大将軍 烈火武者が八紘の陣によりパワーアップした姿。 BB戦士では、各武化舞可の武具を装備させることで烈火頑駄無大将軍が、さらに斎胡に付属の結晶鳳凰を取り付けることで真・烈火頑駄無大将軍が再現可能。 疾風剣豪 精太(ゼータ) / 二代目将頑駄無(精太:精太 / 二代目将頑駄無:二代目将頑駄無) 騎馬軍団・百騎組の頭領で、頑駄無軍団の参謀格。影幻乱夢(エイブラム)とのハーフ。愛馬・疾風号と合体して超人馬形態(ケンタウロススペシャル)となる。 こちらも旧七人衆編では脚部がRX-78のものであるプラモ狂四郎版武者ΖガンダムのSD仕様だったものが、新たに本来のΖガンダムをモチーフにした意匠へと再解釈がはかられている。 武器は赤龍剣、破邪の弓、龍爪の矢。 BB戦士 No.271。 龍神導師 仁宇(ニュー)(仁宇) 龍神を操る法術師。ボンボン版では三軍鬼に立ち向かった養子の霧丸を感慨深げに見守りながらも心配で見に行くなど過保護な面を見せた。 『零』では法術能力の高い龍神に変化したまま戦った。 武器は扇子龍<ファンネル>と激龍槍。 BB戦士 No.275。 剛熱機械師 駄舞留精太(ダブルゼータ)(駄舞留精太+フルアーマーΖΖガンダム+ガンパンツァーΖΖ) 頑駄無軍団のカラクリ師。雷丸以外にも五人の子供がいる。雷丸と合体して目牙乱散破天(メガランチャー)形態となる。 『零』ではコミックボンボンでは所在不明だった残りの子供が登場する。五つ子の模様。 武器は目牙爆通火<メガバズーカ>と剛熱刀。 BB戦士 No.278。付属の武化舞可の俊脚と武化舞可の鉄拳は本来、隠丸と凄丸に付属される予定であった。 隠密忍者 農丸(ノーマル)(農丸+隠密副将軍) 忍者軍団の頭領であり、烈火武者頑駄無の双子の弟。コミックワールド版第二部の実質的な主人公。 『零』では隠密頑駄無として登場。烈火武者の鎧を装着し、兄の影武者として活動することもあった。また、眼帯はコミックワールド版では先祖同様、鎧を纏ったときに着用するが、コミックボンボン版では完全に隻眼となっている。 かつての『武者七人衆』における農丸(天地大河スペシャル)に相当するキャラクターだが、鎧のデザインはのちに『風林火山編』にて農丸が出世した副将軍時代の物のリメイクの色合いが強い。また、ボンボン版では連載初期の鎧はGP-01Fbをモチーフにしたものだった。 武器は銃剣・矢威刃、水蜘蛛、仕込み銃・シグマと仕込み分銅・忍と仕込み刀・月光と仕込み鋏・射導<シャドー>の4つを合わせた四刃剣、大独楽手裏剣<オオゴマシュリケン>。 BB戦士 No.279。 初代天翔狩人 摩亜屈(マークツー)(摩亜屈+隼頑駄無 / 高速戦闘形態:スーパーガンダム / 超武者大鷲形態:Gフライヤー) 飛行能力を持つ武者。烈伝開始前に他界しており、コミックボンボン版では何時どのように亡くなったかは書かれていない。『コミックワールド』劇中にて「悪無覇域夢山で死んだ遮光の怨念を・・・」という台詞が存在し(遮光自身はコミックワールドには一度も登場していない)、少なくともコミックワールドの世界では『零』の設定が用いられているのが分かる。 頑駄無、精太同様、旧版ではプラモ狂四郎版武者ガンダムMk-IIのSD仕様だったものが、本来のMk-IIを基にした意匠へと再解釈がはかられている。 『零』では悪無覇域夢山での遮光との戦いで死亡した。高速戦闘形態や超武者大鷲形態(スーパームシャイーグルモード)に変形する。 BB戦士では摩亜屈の色の塗り替え+多少の改造により再現可能。 天翔狩人 衛有吾(エウーゴ) / 天翔狩人 摩亜屈(二代目) / 黒の騎兵(摩亜屈、ガンダムMk-II (エゥーゴ仕様)、黒の騎兵:闇騎士ガンダムマークII) 摩亜屈の末弟。摩亜屈の名は相伝のものらしく、烈伝本編ではいまだ逞鍛・衛有吾どちらが受け継ぐか決まっていなかったが、最終的に彼が受け継ぐ事となった。コミックボンボン版では一時期黒の騎兵と名乗り、烈丸らを助けた。 『零』では長兄の死以降、己を鍛えるために修行していたが、鋭駆主に強襲され、武化舞可の鉄肩を奪われてしまう。頑駄無軍団を裏切ったと思われていたが、実は逞鍛の変装であり、本人はその後の刃斬武将軍との戦いで復活する。 長兄と違い、逞鍛・衛有吾のマスクにはスリットがない、いわゆる「Ζ顔」である。これはプラモ狂四郎版武者Mk-IIを元にした旧版摩亜屈の特徴を受け継いだもの。事実上、「摩亜屈の息子」が登場しない為に彼が他の「七人衆の息子」と同じポジションに当てはまる事となる。 武器は空刃、天刃、大鷲突銃<イーグルトップ>、グレネード弾。 BB戦士 No.282。 鉄機武者 斎胡(サイコ)(斎胡 / 武者猛牛:武者バイソン / 武者要塞:サイコガンダム (MA形態) / 武者巡洋艦:ガンクルーザーMk-I (MA形態)) 駄舞留精太が造り上げた鉄機武者。摩亜屈に成り済ました逞鍛に斬られ爆散してしまった。理由について、リメイク前を含む本作品の状況から「発掘兵器」のメインシステムを駄舞留精太が発見、自作したボディと融合させる事で現在の姿として完成、後述する逞鍛が他の「発掘兵器」(ボディ)と合体させ、本来の姿へと戻す為に切った物だと思われる。 シリーズ展開内にて、本来の用途である制御装置『素体・零』として改造(詳しくは烈火隊・サイゾーの項目参照)。後に鉄機心得から斎造を分離。オリジナルボディたる「発掘兵器」に搭載した事で復活を遂げた。武者猛牛(むしゃバイソン)、武者要塞(むしゃフォートレス)、武者巡洋艦(むしゃクルーザー)、地走龍砲機、飛装爆撃機などに変型する。各パーツは光の七人衆の装備にもなる。 『零』では鉄機心得が未完成のため、自我はあるものの戦闘面では駄舞留精太の命令なしでは動けなかった。 武器は回転機関砲、斎胡銃、胡散破天鎚矛、目牙弾丸、破砕刀・村雨。 BB戦士 No.284。
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