pore
「pore」とは、「毛穴」や「細穴」「気孔」といった肌や植物の茎や葉など物質の表面にある微小な穴のことを意味する英語表現である。
「pore」とは・「pore」の意味
「pore」は、名詞・動詞として用いられる単語で、品詞によって意味が異なる。名詞としては、毛穴や細穴、気孔など、物質の表面の微小な穴という意味で用いられる。動詞としては、熟読する、熟考する、じっくり研究するなど、没頭して行うという意味で用いられる。また、「pore」を使った代表的な英語表現としては、次の4つがあげられる。Pore over
「Pore over」は、~を凝視する、~を熟読する、~を詳しく調べる、~に熱中するなどの意味で用いられる英語表現である。「I need to pore over these reports to find out what went wrong.(何が間違ったのかを調べるために、これらのレポートを細かく調べる必要がある)」や、「She spent hours poring over the manuscript before submitting it to the publisher.(彼女は原稿を出版社に提出する前に、数時間にわたって原稿を熟読した)」などのように使われる。
Pore space
「Pore space」とは、孔隙、空隙という意味の英語表現である。物質の中に存在する空の隙間のことを指す。一般的に、岩石や土壌などの固体物質の中には微小な孔が存在し、その中には、空気、水、ガスなどの物質が存在することがある。これらの空隙の総体を「pore space」と呼ぶ。
Nuclear pore
「Nuclear pore」とは、核孔という意味の英語表現である。「Nuclear pore」は細胞核を取り囲む膜である核膜に存在する、物質の出入りを調節するための細孔のことである。細胞内のさまざまな信号伝達や代謝に重要な役割を果たしている。
Open pore
「Open pore」とは、開気孔という意味の英語表現である。化学や材料科学の分野で使われる用語で、物質の孔構造の一種である。「Open pore」は、孔径が大きく、孔が比較的開いた状態にある孔構造で、外部からの分子や物質が容易に入り込むことができるものを指す。多孔質材料やゲル材料などが「Open pore」の構造を持つとされる。
「pore」の語源
「pore」の語源は、「通路」という意味のラテン語の「porus」である。ラテン語の「porus」が、古期フランス語の「pore」を経て、英語の「pore」になった。また、「注視する、観察する」という意味の古期英語の「porian」が、中期英語の「poren」を経て「pore」という単語に成ったという説もある。「pore」の発音・読み方
「pore」の発音は、カタカナ語では「ポア」である。発音記号では「pɔːr」と表記されるため、カタカナにすると「ポォー」という発音になる。唇を閉じて息を吐き出し「プッ」という破裂音を出した後、唇を突き出して「ォ」を発音し、舌先を内側に巻きながら音を伸ばすと、ネイティブに近い発音になる。「pore」の使い方・例文
・Pore strips are a popular way to remove blackheads and other impurities from the skin.(毛穴パックは、肌から角栓やその他の不純物を除去する人気の方法である)・He pored over the recipe, making sure he had all the necessary ingredients before starting to cook.(彼はレシピを熟読し、料理を始める前に必要な材料をすべて揃えていることを確認した)
・The steam from a hot shower can help to open up your pores and make it easier to remove dirt and oil.(熱いシャワーからの蒸気は、毛穴を開き汚れや皮脂を取り除くのをより簡単にする)
・Exfoliating regularly can help to prevent clogged pores and promote cell turnover for healthier-looking skin.(定期的に古い角質を取り除くことで、毛穴の詰まりを防止し、健康的な肌を促進することができる)
・He pored over the contract for hours, making sure he understood every detail.(彼は数時間にわたって契約書を熟読し、すべての詳細を理解していることを確認した)
・I need to pore over these reports before the meeting tomorrow. (明日の会議前に、これらの報告書をじっくり熟考する必要がある)
・She spent hours poring over her textbook before the big exam. (大きな試験前に、彼女は数時間にわたって教科書を熟読した)
・The detectives pored over the crime scene for any clues. (刑事たちは、何か手がかりがあるかどうか、犯罪現場を熟視した)
・The scientists pored over the data for any anomalies that could explain their results. (科学者たちは、結果を説明できる可能性のある異常を探すためにデータをじっくりと調べた)
・She pored over the map, trying to find the best route to take. (彼女は地図を熟読し、最適なルートを見つけようとした)
ポア
ポア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/17 03:55 UTC 版)
ポア
- 気孔 (材料工学)(pore) - 物体に含まれる微小な空洞
- 核膜孔(pore)
- ポア (チベット仏教) - 「死後の意識の移し変え」を意味するチベット仏教用語。
- ポア (オウム真理教) - 転じてオウム真理教における教義の1つ。
ポア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 00:33 UTC 版)
「酸感受性イオンチャネル」の記事における「ポア」の解説
イオンチャネルのポアの作動機構は、イオンチャネルの機能の基礎をなしている。細胞外ドメインの上部から細胞内領域まで、ポアはチャネルの中央部、ASICの3つのサブユニットの間を通過しており、チャネルの状態によって大きさや形が変化する狭窄部が存在する。 各サブユニットの2つの膜貫通ドメイン(TMD1とTMD2)がチャネルのポアの形成を担っている。TMD2が主にポアの内壁とチャネルの不活性化ゲートの形成に関与している一方、TMD1はタンパク質を細胞の脂質二重層内に保持する役割を担っている。TMD1は細胞外ドメインのβシートに連結されており、このβシートはイオンがチャネルを通過できるよう、細胞外ドメインを屈曲させて広げる。TMD2セグメントにはポアの最も狭い部分を形成する選択性フィルターが位置し、ASICの主にNa+に対する透過性を担う。ASIC1では、各サブユニットの3つのアミノ酸残基(Gly443、Ala444、Ser445)からなる計9つのアミノ酸残基が選択性フィルターを形成している。この選択性フィルターは「GASベルト」とも呼ばれ、各アミノ酸のカルボニル酸素は全てポアに並び、負電位を形成してカチオンの透過に寄与している。ASIC1では、TMD2の内壁の細胞外側部分に位置する特定のアスパラギン酸残基がこのチャネルの低いCa2+透過性と関連づけられている。さらに、膜貫通領域の末端部分の残基の変異によってチャネルの機能やNa+の透過性が変化するため、この領域もNa+に対する選択性に寄与していると考えられる。
※この「ポア」の解説は、「酸感受性イオンチャネル」の解説の一部です。
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