ボンドの友達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:37 UTC 版)
我知 ゴリラ(がち ゴリラ) 声 - 八鍬忍 ボンドの親友で、通称「ガチゴリラ」。11歳。 正にゴリラのような外見と口癖「ウホ」が特徴であり、投げられようが埋められようが平然と復活する異常なまでのタフさと、人間の枠としては驚異的な運動能力の持ち主。5人兄妹の長男であり、実家は動物病院を経営している。世間的には悪童として知られているが、その内面は作中随一の善人。親孝行で兄妹思い、友情に篤く、モラルやマナーを大切にし、弱きを助け強きを挫き、絶えず世界平和を願う、もはや「聖人」といえる域に達している。 普段はモツオと共にボンドをからかっているが、実際はからかっているように装って、元気のないボンドを励ましたり、ボンドを喜ばせてリアクションを楽しんでいたりする、半ば彼らなりのお約束のコミュニケーションとなっている。ユニーク過ぎるロボコを「可愛い」と評して惚れており、当のロボコからはぞんざいに扱われているが気にしていない。 ボンドが転校してくる以前は、その強さや優しさを気味悪がった同級生の心無い言葉に傷つき、暴君を装い、似たような境遇にあったモツオと共に他者を遠ざけていたが、ボンドと出会ったことで心を救われ、3人で固い友情を結ぶに至っている。それ以降でも、自らが悪者になることで周囲の和を取りなす等、その優しさを表に出さないために理解者は多くないものの、彼の優しさに気付いたアカネからは好意を寄せられている(本人は全く気付いていない)。 金尾 モツオ(かねお モツオ) 声 - やまなか正之 ボンドの親友で、通称「モツオ」。メイコの主人。11歳。 容姿端麗で頭脳明晰な財閥の子息であり、バミューダ町イケメン金持ち小学生グループ「バミュ4」の一人に名を連ねられている。イヤミなボンボンとして受け取られることもあるが、その内面はガチゴリラにも劣らぬ善人であり、ボンドとガチゴリラとの友情を何よりも重んじ、ふたりと遊ぶ時間を作り出すために、日々過酷な英才教育と闘っている。仕えてくれるOMを家族として大切にしており、父親が新しいOMを無理矢理買い与てくるために用済みとならざるをえなくなったOM達を匿い、いつか自由にさせてあげられるように絶えずメンテナンスを行っている。そうした苦労を表に出さないように努め、頑張っている姿を間近で見ているメイコからは強く深く慕われている。 普段はガチゴリラの腰巾着的な立ち振る舞いをしており、ガチゴリラと共にボンドをからかっているが、からかっているように装って褒め称えていたり、回りくどく励ましていたりする。 ボンドが転校してくる以前は、モツオの境遇を妬む同級生の心無い言葉に傷つき、嫌な奴を装い、似たような境遇にあったガチゴリラとつるんで他者を遠ざけていたが、ボンドと出会ったことで心を救われ、3人で固い友情を結ぶに至っている。 本来は父親の意向で海外の学校に通うはずだったが、親友ふたりと離れたくない一心から「全国模試で1位を取り続けること」を条件に留まることを許されている。卒業後は海外での進学が決まっているため、卒業までに残された日常を何よりも大切にしている。 メイコ / 金尾 メイコ 声 - 天川めぐみ 金尾家に仕える最新式OM。モツオの専属OMとして常に傍に付き添っており、モツオを自慢の主人として強く深く慕っている。 最新式の肩書に相応しい超高性能OMであり、家事万能・清楚貞淑で何よりも可愛らしくOMとして非の打ちどころがないのは勿論、モツオに褒めてもらいたいあまりに無茶をする、自身で状況を分析して好判断を取ることができる、ガチゴリラには本人の希望を汲みタメ口で接するなど、ほぼ人間と変わらないレベルの思考能力と自我を持っている。 OMとしての完璧さゆえにロボコからは頻繁に嫉妬を向けられながらも、なんだかんだで仲良くなっており、メイコ自身はモツオを笑顔にし、街の人々にも好かれているロボコに憧れている。 円(まどか) 声 - 湯宮由海 ボンドのクラスメイトで、学校のアイドル的存在。通称「円ちゅわん」。11歳。 読者モデルを務める才色兼備の美少女。流行りのファッションや色恋にも目聡いカリスマガールで、ポニーテールがトレードマーク。 過去にはネットボードゲーム界で「ボドゲの女王マッド」の異名とともに無敵の強さを誇った伝説的存在。ひとたび勝負事となると性格はおろか顔自体が変わってしまう妙な癖があり、ボードゲームは母親から止められているが、それ以外にも食レポ、怪談や肝試し、釣り等、様々なシュチュエーションでも顔が変わってしまっている。 ロボコに興味を持って以来ボンド達とも遊ぶようになり、特にロボコとは親友となるが、その可愛さにロボコに嫉妬を向けられることもある。ボンドの優しい心根やズルを良しとしない真っすぐさを知って以来、密かに好意を寄せている。 我知 ルリ(がち ルリ) ガチゴリラの妹であり、我知家の長女。10歳。 母親似の美少女で、ベレー帽がトレードマーク。華奢な外見に反した兄同様の怪力の持ち主で、動揺すると思わずゴリラ口調が口をついてしまう。 幼い頃に『ワンピース』を読んで感銘を受け、漫画家を志している。自身が初めて描いた漫画を褒めてくれたボンドに対して、周囲にはダダ漏れなほどの好意を抱いているが、当のボンドは全く気付いていない。 やたらとモテる一面を持つロボコを恋愛の師匠と仰ぎ師事する一方、漫画においてはロボコに弟子入りを請われて以来師匠として接している。 浦原 アカネ(うらはら アカネ) ボンドのクラスメイトで、ボーイッシュな少女。 ガチゴリラに好意を寄せており彼を「ガチ君」と呼んでいる。また、ガチゴリラと仲良しなボンドをライバル視しており、さらにその仲良さげな姿がまれにBLのような雰囲気に見える事もある。 オカルト好きな面があり、多少ではあるが黒魔術が使える。 モテ杉 シュン(モテすぎ シュン) ボンドのクラスメイトで、その名の通り女子から絶大な人気を集める美少年。 勉強もスポーツも得意な上、普段は学校に来られないほどの天才子役だが、彼自身はその「子役」としての自分に不満を抱いており、漫画やゲームは低俗だからと過保護な母親から禁止され、外へ遊びに行く事も許されず、空いた時間は遅れを取り戻す為の勉強と日に日にストレスを抱えていた。それらをボンドに打ち明けた事で少しずつ心境が変化し、最終的にはガチゴリラやモツオとも友情を深めた。 ボンドと友達になって以来、同性愛に目覚めてしまい、日に日に彼に対する想いが異常になっている。 三船 千鶴(みふね ちづる) 物語の途中で、ボンドたちのクラスに転校してきた少年。 自分以外の人の心の声を聴くことができる超能力者である。
※この「ボンドの友達」の解説は、「僕とロボコ」の解説の一部です。
「ボンドの友達」を含む「僕とロボコ」の記事については、「僕とロボコ」の概要を参照ください。
- ボンドの友達のページへのリンク