dictionary
「dictionary」とは、辞書・辞典のことを意味する英語表現である。
「dictionary」とは・「dictionary」の意味
「dictionary」は、名詞として用いられ、「辞書」「辞典」といった意味をもつ。可算名詞である。「dictionary」の複数形
「dictionary」の複数形は「dictionaries」である。「dictionary」の発音・読み方
「dictionary」の発音記号は、「díkʃənèri」である。カタカナで表記すると、「ディクショナリー」となる。実際に発音する際は、「ディィクシャネェリィ」のようになる。「d」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息を止めた状態から、勢いよく息を破裂させるようにして「ドゥ」という音を出す。「i」は、日本語の「エ」と「イ」を同時に言うイメージで「イ」と発音する。「k」は、舌の後部を上げて上あごの奥につけ、息を止めた状態を作った後、急に舌を離して息を破裂させながら「クッ」という音を出す。「ʃ」は、唇を丸く突き出し、舌先を上の歯茎に近づけて息だけで「シュ」と音を出す。「ə」は、口を少し開け、弱くあいまいに「ア」と言う。「n」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息が口から出るのを止め、鼻に抜けるように「ヌ」という音を出す。「e」は、口を左右に少し大きめに開け、日本語の「エ」とほぼ同じ発音をする。「r」は、舌先を内側に巻き上げて口内に触れないようにして、「ル」に近いラ行の音を出し、すぐに「i」の発音を行う。
「dictionary」の語源・由来
「dictionary」の原義は、「言うこと」「言う言葉が保管されている場所」である。印欧語系で「示す」という意味をもつ「deyk-」がラテン語で「言う」という意味をもつ「dico」となり、「こと」という意味をもつ「-tio」が付属したことで、ラテン語で「言うこと」という意味をもつ「dictio」となった。これに「物が保管されている場所」という意味をもつ「-arium」が付属して、ラテン語で「辞書」という意味をもつ「dictionarium」へと変化した。これが転じて最終的に英語でも「dictionary」という表現が用いられるようになった。
「dictionary」を含む英熟語・英語表現
「my dictionary」とは
「my dictionary」は、「私が持っている辞書」という意味をもつ。
「english dictionary」とは
「english dictionary」は、「英語辞書」「英語辞典」といった意味をもつ。
「a Japanese-English dictionary」とは
「a Japanese-English dictionary」は、「和英辞典」という意味をもつ。
「consult a dictionary」とは
「consult a dictionary」は、「辞書を引く」という意味をもつ。
「look up a word in a dictionary」とは
「look up a word in a dictionary」は、「辞書で単語を調べる」という意味をもつ。
「a biographical dictionary」とは
「a biographical dictionary」は、「人名辞典」という意味をもつ。
「a multilingual dictionary」とは
「a multilingual dictionary」は、「多国語辞典」という意味をもつ。
「a beginner's dictionary」とは
「a beginner's dictionary」は、「初学者向きの辞書」という意味をもつ。
「a walking dictionary」とは
「a walking dictionary」は、「生き字引」「物知り」といった意味をもつ。
「a rhyming dictionary」とは
「a rhyming dictionary」は、「押韻語辞典」という意味をもつ。
「a medical dictionary」とは
「a medical dictionary」は、「医学辞典」という意味をもつ。
「a dictionary of phrase and fables」とは
「a dictionary of phrase and fables」は、「故事熟語辞典」という意味をもつ。
「Oxford Dictionary」とは
『Oxford Dictionary(オックスフォード英語辞典)』は、オックスフォード大学出版局が発行する英語辞典である。OEDと略されることもある。英語の用法だけでなく、英語の歴史的発展も記述している。1857年、言語学協会によって編纂が開始され、1933年に初版が刊行された。初版は12巻と補遺1巻からなり、1989年に刊行された第2版は本体20巻と補遺3巻からなる。「dictionary」を含むその他の用語の解説
「Dictionary型」とは
「Dictionary型」は、プログラミング言語「Python」におけるデータ型の一種である。キーに対して値が設定された表のようなデータ構造のことを指す。
「dictionary」の使い方・例文
「dictionary」を用いた例文には、「They revised a dictionary(彼らは辞書を改訂した)」「This is a useful dictionary for students(これは学生に有益な辞書である)」「This new dictionary is a little thicker than that old dictionary(この新しい辞書はあの古い辞書よりも少し厚い)」「I cannot part with my dictionary(私は辞書を手放すことができない)」などがある。辞典
辞典(じてん)とは、言葉や物事、漢字などを集め、その品詞・意味・背景(語源等)・使用法(用例)・派生語・等を解説した書籍。辞書(じしょ)・字引(じびき)とも言う。
なお、「辞典」「辞書」という単語は、主に言葉について書かれたもの(国語辞典、英和辞典、漢和辞典など)について用いるもので、文字について書かれた辞典は「字典」、事物に就いて詳細に書かれた辞典(百科事典など)については「事典」という表記を用いて区別される。「辞典」「字典」「事典」はいずれも「じてん」で発話においては区別できないため、それぞれ「ことばてん」(言葉典)、「もじてん」(文字典)、「ことてん」(事典)と言い換えられることもある。
辞書に関する学問分野として辞書学がある。辞書の編纂者はレキシコグラファー(lexicographer)と呼ばれる[1]。
歴史
日本
日本における現存最古の辞典は、平安時代初期に空海によって編纂された『篆隷万象名義』であると言われる。次に編まれたのは、昌住によって編纂された漢和辞典、『新撰字鏡』である。これらは漢字を字形によって分類した字書であった。この系統では院政期になると『類聚名義抄』が作られた。
一方、『爾雅』の流れを汲み意味別に漢字が分類された漢和辞典には、平安時代中期、源順によって編纂された『和名類聚抄』がある。項目の多様性から日本最古の百科事典ともされる。この系統の辞典では室町時代になると、読み書きが広い階層へ普及し始めたことを背景に、『下学集』、諸種の「節用集」などの辞典が多く編まれた。
また、漢字の字音にもとづいて漢字を分類した韻書として、南北朝時代に『聚分韻略』が作られた。
安土桃山時代最末期の1603年(慶長8年)には、イエズス会のキリスト教宣教師により『日葡辞書』が作成された[2]。日本における「辞書」の呼称は『羅葡日対訳辞書』 (1593年)が初出と考えられる。日葡辞書は、当時のポルトガル語アルファベットで記述されており、室町時代末期〜安土桃山時代の日本語音韻をよく記録する第一級史料でもある。
江戸時代には、室町期の「節用集」や往来物を元にして非常に多数の辞典が編集・発行された。それらのうち、『和漢三才図会』や『古今要覧稿』などは、百科事典と呼ぶべき内容を備えている。
明治時代にはいると、言語政策の一環として大槻文彦の『言海』が編纂された。大槻は西洋の言語理論(特に英語辞書『ウェブスター英語辞典』)を元にして日本語の言語理論を体系化し、それにより『言海』をつくった。その後、言海を範として多くの辞典がつくられた。
戦後は新村出編『広辞苑』や、独特の語釈で知られる山田忠雄他編『新明解国語辞典』などを含め、様々な辞典が発行された。20世紀末から各種の電子辞書も登場した。
中国
中国語を表記する文字は漢字であり、意味の違いに応じて異なる文字が使われる。このため、中国で言葉を集めたり解説することは、漢字を集め、その字義を解説することで代替された。漢字を字形によって配当し、字義や字音、字源などをまとめた書物を字書(じしょ)と呼んだ。『説文解字』『玉篇』などがこれに相当する。これは日本の漢和辞典の原型である。字書は『康熙字典』以降、字典(じてん)と呼ばれることが多くなった。一方、字義によって漢字を集める書物もあり、一種の類語辞典であるが、これには『爾雅』『釈名』『方言』などがある。現在、中国ではこれらを訓詁書(くんこしょ)と呼んでいるが、日本では河野六郎が義書(ぎしょ)と呼ぶことを提唱している。また、音韻によって漢字を分類し、その順によって並べた書物を韻書(いんしょ)と呼ぶ。これには『切韻』『広韻』『集韻』『中原音韻』などがある。
以上のように伝統的な中国の学問では漢字1字の字義を扱うものしかなく、現代的にいえば、形態素の意味を扱う辞典しかなかった。2字以上で表される単語の意味が扱われるようになるのは近代以降であり、現在の中国で語義を扱うものは詞典(あるいは辞典)と呼んでいる。
伝統学問では類語辞典的・百科事典的なものが作られた。これを類書という。もっぱら自然界や人間界の事物や現象に関する語に関して古今のさまざまな書物から用例を集めて引用したものである。後には書物がまるごと分類され、事典よりも叢書的な様相を呈したものもある。『芸文類聚』『太平御覧』『永楽大典』『古今図書集成』といったものが挙げられる。漢詩を作るのに利用された『佩文韻府』などは日本の漢和辞典で熟語の典故の記載などに利用された。
出典
関連項目
ディクショナリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:11 UTC 版)
「ラグナロクオンラインの登場キャラクター」の記事における「ディクショナリー」の解説
アルナベルツ所属の言語学者の青年。妖精族や木人族の言語を解読するべく、奮闘している。
※この「ディクショナリー」の解説は、「ラグナロクオンラインの登場キャラクター」の解説の一部です。
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ディクショナリー
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