語の用法とは? わかりやすく解説

語の用法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:54 UTC 版)

ポストモダニティ」の記事における「語の用法」の解説

ポストモダニティとはポストモダン状況にあるということであり、ポストモダン芸術英語版)がそうであるように、モダン状況の後にくるもの、もしくはモダン状況対す反動である(ポストモダニズム参照のこと)。モダニティ定義される時代あるいは状況とは、大まかに言って進歩の時代であり、産業革命啓蒙主義の時代であるとされる[誰によって?]。哲学批判理論においてポストモダニティという言葉が表すのは、モダニティの後に出現するとされる社会状況であり、モダニティ終わったとするに足る徴候呈した歴史状況である。この用法哲学者ジャン=フランソワ・リオタールジャン・ボードリヤール帰せられる。 近代の「企画」のひとつは、公共生活や芸術的生活に合理性階層秩序の原理組み入れることによって進歩促進することであった、とハーバマス述べたポスト工業化社会情報化社会参照のこと)。リオタールは、モダニティとは進歩追求しながら絶え間なく変化し続けることを特徴とする文化状況であると解釈した。したがってポストモダニティとは、この過程頂点達し絶え間ない変化常態となり、進歩という概念時代遅れとなってしまった状を表している。絶対知全体知の可能性に関するルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン議論の後に続けてリオタールはさらに、実証主義的科学マルクス主義構造主義といった、進歩に関するさまざまなメタ物語は、進歩達成する諸方法と同様に潰えているのだ、と論じた文芸評論家フレドリック・ジェイムソン地理学者デヴィッド・ハーヴェイは、ポストモダニティを「後期資本主義」や「柔軟な資本蓄積」と結びつけた。それは金融資本主義後に続く資本主義段階であり、可動性の高い労働資本、およびハーヴィーが「時間空間圧縮」と呼ぶものに特徴付けられる。かれらの示唆するところ、これは第二次世界大戦後経済秩序規定した(と彼らが信ずるところの)ブレトン・ウッズ体制崩壊と時を同じくする(消費社会批判理論参照のこと)。 おおよそモダニティとは時代遅れか、完全な失敗であり、アウシュビッツ広島のような惨事につながる人類進歩における瑕瑾であった考える人々は、ポストモダニティ肯定的な発展捉える多く哲学者とりわけ近代企画内側にいることを自認する人々は、ポストモダニスト的発想をもつことで想定される結果、という意味でポストモダニティという言葉用いる。特にユルゲン・ハーバマスらは、ポストモダニティとは長い歴史をもつ反啓蒙思想英語版)の再来表しており、近代企画完了していないのであり、普遍性とは軽々しく不要断ずることのできないのである、と主張する。この文脈においてはポストモダン発想を抱くことの帰結たるポストモダニティ概して否定的な言葉である。

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語の用法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/20 07:20 UTC 版)

エキシマ」の記事における「語の用法」の解説

厳密な用法では、同一原子分子二つからなる二量体だけがエキシマであり、異な原子分子からなるものはエキサイプレックス(exciplex)と呼ぶのが本来である。しかし両方ともエキシマと呼ぶことが一般的となっている。

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