テル族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 15:25 UTC 版)
シリーズの舞台となる星に遠い昔から存在する、人間とは別の種族。純粋な人間と異世界の非人間種族との間に生まれたハーフが、独自コミュニティーを作った結果、種として固定化した人種であり、麻色の肌に角や尻尾(大きさ形などは後述の流派によって異なる)といった身体的特徴を持ち、寿命も200年程度と人間よりも長い。詩魔法とは全く別の特殊な術を使うことが出来、用いる術の種類により『流派』と呼ばれる12の派閥に分かれる。かつて彼らが持つ知識と技術は、塔の建設に大きく貢献した。ソル・クラスタ地方ではテル族を『妖家』と呼び、一派の名を合わせて『絢胤妖家』のように呼称する。 かつては現在のアルトネリコ第三塔の位置にあったシェスティネの森で独自の文化を育み、唄石の産地でもあるシェスティネの地を焼き払い領土に加えようとする周辺の人間の国家と度々抗争を繰り広げたが七つの血痕事件でシェスティネが失われると、後に国家連合ソル・クラスタに参加。ムノフ(絢胤)の予言にある破滅を回避すべく、第一期文明崩壊の原因となったグラスノインフェリアを引き起こした。 現在ソル・シエール世界においてはイム・フェーナという街にまとまって住み、プラティナを除き人間との積極的な交流を避けている。また過去プラティナと取り決めた誓約に従い、塔の重要施設が集中するエリアの守護や教会や天覇が行う塔内での発掘や探索を度々妨害している。 一方、メタ・ファルス世界では人間と共存しその技術力を生かしてダイブ屋を稼業として営んでいる者も多い。また人間やレーヴァテイルと混血のテル族も存在している。「澪の民」と呼ばれるエンジニア集団がカナカナ突堤で暮らしていた。 ソル・クラスタ世界ではテル族の一派『ムノフ(絢胤)』が「レーヴァテイルが世界再生の引き金を握る」という自分達の予言からレーヴァテイル国家であるクラスタニアを介して暗躍していたが、焔魏妖家の頭首『焔魏元徳羅浄』による『絢胤戦争』後のアルキア研究所による妖家撲滅以降、忘れ去られた存在となっており、現在確認されているのは、絢胤戦争時にはまだ幼く、戦後クラスタニアに保護された『絢胤紅葉霧浪』だけである。 彼らの祖先の出自は『アルノサージュ〜生まれいずる星へ祈る詩〜』で明かされた。 以下にテル族12派の一覧を列挙する。 テル族12派流派名護得意技妖家名属名シリーズ登場人物ムノフなし 予知 絢胤 ペル 『絢胤箕嵩霧浪(オリジナル)』『絢胤紅葉霧浪』 プルーネノーム トランスレート(搬送) 呉 ネネ 無し ニノフクロウ 声聴き(天の声を聞く) 焔魏 レー 『ソニア・レー・ラクーア(零音節洛螺)』『焔魏元徳羅浄』 ゼッペン猫 変化(変身) 虚界 プルー 『アンダンテ』 ジェミナ鷹 テレポート 竜飛 ロス 『フラウト・ロス・ロリア』『リルラ・ロス・レーテル』 サーラリリム 力業(爆破) 不明 マ 無し オーグスバンシー 雨乞い(天候変化) 不明 ザク 無し アルカ飛竜 念願成就 星渡 デ 『タスティエーラ・デ・ルゥ』『アルモニカ・デ・パメリ(ジャック・ハミルトン)』 オカピクシー 人形遣い 不明 ル 『チェスター・ル・ウィノア』 ノラフコロポックル テレパシー 不明 ソラ 無し ディーネルドライアド 成長促進・安産 不明 ヴィー 無し プラルラドッペル 転生 不明 ロー 『アダジオ・ロー・ウィーティス』
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テル族
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「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」の記事における「テル族」の解説
リルラ・ロス・レーテル 声 - ミルノ純 ソル・シエールに存在する、人間と似て非なる種族「テル族」の住む地「イム・フェーナ」に暮らす子供。13歳。 「ジェミナ」と呼ばれる流派の術を使い、アルトネリコ内を瞬間移動で自由に行き来でき、グラスノ結晶を集める仕事を生業としていることもあって、グラスノブローカーのスピカとは旧知の仲で自分が集めたグラスノ結晶を彼女に卸したりしている。 尚、プレイヤーがグラスノ結晶を渡すと、その価値と探索場所の難易度に応じて代わりにアイテムを探してきてくれる。 ジャックに熱烈な好意を寄せており、彼を自分のものにするのが夢で、前記のグラスノ収集もジャックとの結婚資金とするための貯蓄が目的らしい。 フラウト・ロス・ロリア 声 - 木部祥太 イム・フェーナの町を治めるテル族の長。外見は22歳。「エレミアの誓約書」を遵守する。タスティエーラのことを尊敬している。 元はジャックことアルモニカとは親友の間柄であったが、イムフェーナにたびたび侵攻する人間達の技術の発展に対抗すべく、古代技術の解放による対抗を主張するジャックの意見を完全否定したことから対立状態となってジャックの出奔を促してしまう。その後、ゲーム本編での問題を乗り越えたことで態度を軟化させ、ジャックとも和解している。なお、テル族の慣習により帽子とフードで素顔を隠しているが、それを取るとかなりの美形でもある。 タスティエーラ・デ・ルゥ 声 - 南條愛乃 テル族の女性。物静かで、様々なことに精通している生き字引のような存在で、シュレリアとは親友の間柄。フラウト達テル族からは畏敬を込めて「オババ様」と呼ばれているが、本人は気に入らないらしい。 外見は16歳程度だが、実年齢は約400歳。正体はミュールを封印する神器「クレセントクロニクル」に封入されたテル族の巫女の魂であり、実体を持たない映像のような存在であった。長期間ミュールを封印し続けたことで魔力が尽きつつあり、最終ボス戦後ライナー達に世界の命運を託して消滅した。なお、物語の終盤で彼女と戦い、倒すことも可能。その場合は最終ボスと連戦になり、エンディングも異なる。通称『オババ様エンド』と呼ばれているこのエンディングは、バッドエンドとは異なるものと位置付けられているものの、ミュールが主人公らと和解できないまま討たれるなど、続編『アルトネリコ2』には繋がらない内容となっている。 アルカという流派の念願成就という技を持ち、かつてはこれでミュールと互角以上に渡り合った。ソル・シエール中にある『聖女と勇者の像』の勇者のモデルでもある。
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