シュクデン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 01:33 UTC 版)
シュクデン (英: Shugden、蔵: shugs ldan) は、チベット仏教の最大宗派ゲルク派の僧侶らによって17世紀以来広く祀られてきた護法尊である[1]。シュクデンという名は「力をもつ者」の意である[2]。伝承によれば、ダライ・ラマ5世の時代、同僚に陥れられて無実を主張するために白いカタ (en:Khata) を口に詰めて窒息死した高僧の怨霊を鎮めるため、これを神として祀ったものであるという[2]。ドルジェ・シュクデン[2] (Dorje Shugden、蔵: rdo rje shugs ldan) またはドゲル[1]、ドルギェル (Dolgyal、蔵: dol rgyal) とも呼ばれる。
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注釈
- ^ ウエスタン・シュクデン・ソサエティーにはニュー・カダンパ・トラディションの僧や信者もたくさん参加しており、ダライ・ラマの欧米訪問の際には、反ダライ・ラマ・デモを繰り返し行っているが、ウエスタン・シュグデン・ソサエティーという団体は、シュクデン信仰者の個人的な集まりによって結成されており、ニュー・カダンパ・トラディションとは直接の関係ないと主張している。
出典
- ^ a b c 村上 2016, p. 223.
- ^ a b c d 田中 2009, pp. 298-301.
- ^ http://www.tibet.com/dholgyal/ai.html
- ^ David Lague, Paul Mooney and Benjamin Kang Lim, REUTERS,Official Mantra:China co-opts a Buddhist sect in global effort to smear Dalai Lama, Dec 21,2015
- ^ REUTERS,WORLD NEWS, Mar 11,2016
- ^ http://www.tibet.com/dholgyal/hhdl.html
- ^ http://www.youtube.com/watch?v=pWi1fJkTA9Q
- ^ http://www.shugden.org/
- 1 シュクデンとは
- 2 シュクデンの概要
- 3 論点
- 4 脚注
- シュクデンのページへのリンク