シュクデン崇拝者の活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 01:33 UTC 版)
「シュクデン」の記事における「シュクデン崇拝者の活動」の解説
シュクデンの修練の重要性を説いているチベット人の僧も存在しており、現在でも、ガンデン寺、デプン寺、セラ寺の一部の学堂においてシュクデンの修錬は引き続き行われている。 また、ティジャン・リンポチェの高弟、ゲシェ・ケルサン・ギャツォ(Geshe Kelsang Gyatso)はシュクデン支持を強硬に主張し続け、所属していたセラ寺からは追放されたものの、1976年にイギリスでニュー・カダンパ・トラディションという、ゲルクの主流派から独立した宗教団体を設立し、活動を広げた。 また、欧米においてシュクデン支持を主張して大々的なデモ活動を行っている大きな団体として、ウエスタン・シュクデン・ソサエティーがあり、彼らはインターネットやダライ・ラマ14世の外遊先などで反ダライ・ラマ・キャンペーンを大々的に繰り広げている。 彼らは、国際的人権保護団体アムネスティ・インターナショナルに、基本的人権である宗教の自由が不当に侵害されていると訴えたが、調査の結果、拷問、不当逮捕、死刑などの事実は全く見つからなかったとして1998年に却下されている。 ダライ・ラマが訪問する諸国のいく先々で「反ダライ・ラマのデモ」を組織していた国際団体「国際シュクデン共同体」(the International Shugden Community, ISC)は、ロイター通信に「中国共産党の支援を受けていた」ことを暴露された途端、活動の停止と解散を発表した。
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