クリーク海賊団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:50 UTC 版)
「海賊 (ONE PIECE)」の記事における「クリーク海賊団」の解説
「東の海」最強の戦力を持つと言われる、50隻・5000人の兵力からなる海賊艦隊。海賊旗は、両脇に敵への脅迫を示す砂時計がついたドクロマーク。本船は巨大なガレオン船「ドレッドノート・サーベル号」。「偉大なる航路」へ進出したところを七武海ミホークに襲撃され、ほぼ壊滅。本船は命からがら「東の海」に帰還し、海上レストラン・バラティエを襲ったが、ルフィと海のコック達によって返り討ちにされた。 クリーク 声 - 立木文彦 クリーク海賊艦隊提督。通称「首領・クリーク(ドン・クリーク)」。異名は「ダマし討ちのクリーク」。懸賞金1700万ベリー。 「東の海」出身。42歳→44歳。誕生日は9月19日。身長243cm。おとめ座。血液型XF型。好物は海王類の丸焼き。 筋肉質な体格の大男。5000人の兵力を束ねる高い統率力を持つが、義や情を嫌い部下の犠牲を省みない冷酷な性格。部下からは恐れられているが、同時に寄せられる忠誠心は本物である。戦闘に必要なのは「殺す手段」だけという考えで、勝つためならどんな卑怯な手も使う。 強靭な硬度を誇るウーツ鋼の鎧や大量の武器・兵器を全身に仕込んでいる。その重武装は1tを超える物でありながらも平然と着こなし、それらを軽々と操る怪力を持つ。全身に仕込んだ武器で容赦なく戦う術を「武力」と呼び、自身を最強と称して憚らない。 かつて、監獄から海兵になりすまして上官を殺し、軍艦を乗っ取ることで海賊として狼煙を上げる。以後、白旗を上げる・海軍船を装うなどの勝つためならば手段を選ばない騙し討ちを繰り返し、東の海の覇者へと成り上がった。 「偉大なる航路」での航海7日目で、50隻の艦隊をミホークに破壊される。偶然起こった嵐により難を逃れ、ボロボロになったガレオン船とわずか100人程度の部下と共に「東の海」に逃げのびる。そこでフルボディの部隊に狙われたが、囮となったギンによって逃れる。帰還したギンに案内され、餓死寸前の状態で「バラティエ」に辿り着き、サンジとゼフに与えられた食事で己と部下の命を取り留める。しかし受けた恩を意にも介さず、「偉大なる航路」に再挑戦するための情報源と新たな船として、ゼフの航海日誌とバラティエを奪うべく、侵略を決行する。ギンが命令に背いた上、命を救われた恩義でサンジに止めを刺せなかったことに激昂し、「M・H・5」を発射し彼を猛毒に冒す。怒るルフィに対し全身の「武力」をもって多くの傷を負わせるが、彼の死をも恐れぬ信念に押されていき、最後は「ゴムゴムの大槌」を受けて敗れた。なおも立ち上がり自暴自棄に陥ったところをギンに気絶させられ、バラティエを後にした。その後の消息は不明。 武器一覧 大戦槍(だいせんそう) クリーク最強の武器。重量1トンを超える大槍であり、先端にある刃が武器になることをはじめ、物体に当てると爆発する性質も持っている。打ち込む力が強いほど爆発も大きくなる。 M・H・5(エム・エイチ・ファイブ) 一息吸えば全身の自由を奪う猛毒ガス弾。小さな町なら一帯を毒に冒すことができる威力で、使用する際クリークと船員たちは防毒マスクを着ける。 炸裂手裏剣 敵の至近距離で破裂し無数の手裏剣を放つ弾丸。弾頭はM・H・5と同形状で、作中ではフェイントとして使用された。 ダイヤの拳 ダイヤモンド製のナックルダスター。 剣山マント 棘が大量に付いたマント。 その他 杭を射出する銃、拳銃、鉄球、爆弾、火炎放射器、鉄の網を使用している。 ギン 声 - 小野健一 クリーク海賊艦隊戦闘総隊長。異名は「鬼人のギン」。懸賞金1200万ベリー。 「東の海」出身。25歳→27歳。誕生日は4月7日(銀の原子番号47)。身長186cm。おひつじ座。血液型S型。好物はサンジが作ったピラフ。 目の下の濃いクマが特徴の男。たとえ命乞いをされようとも敵なら容赦なくいたぶり殺すことから「鬼人(きじん)」の異名を持つ。非情な戦闘スタイルとクリークへの高い忠誠心を併せ持つことからクリーク海賊団No.2の地位を授けられており、クリークや部下からも信頼されている。戦闘には一切の容赦がないが身内に対する情はあり、基本的に物腰は柔らかい。当初はクリークに従うことしか考えていなかったが、バラティエでの戦いで自分の信念を持つようになる。 鉄球がついたトンファーのような武器を使う。鉄壁を誇るパールの盾を一撃で破壊する威力で、傷だらけだったとはいえ、サンジを追い詰めるほどの実力者。 「偉大なる航路」からの敗走中、それをチャンスと待ち構えていたフルボディの部隊に見つかるものの、自ら囮となり海軍に捕まる。脱走して、バラティエにたどり着き、空腹で餓死寸前であったところをサンジに救われる。クリークの元へ帰還後、餓死寸前のクリーク達を引き連れ再びバラティエを訪れる。クリークが恩を仇で返し侵略を決行後、しばらくは戦況を見届けていたが、ゼフを人質にとりサンジに降伏を促す。サンジが一切要求に応じないことを悟ると、サンジを痛めつけたパールを盾ごと粉砕して失神させ、自らサンジと相対する。パールから受けたダメージで満身創痍のサンジを追い詰めたが、命を救われた恩義により止めをさせず、船を見逃してほしいとクリークに忠言したことから、見捨てられる。クリークが発射したMH5の猛毒に冒されたが、ゼフの知恵とパティらの看病で即死は免れる。ルフィに敗れ錯乱状態になったクリークを失神へ追いやり自ら戦いの幕引きを図り、自分自身が心の奥底で目指していた「偉大なる航路」での再会をルフィとサンジに約束し、クリークを連れバラティエを去った。その後の消息は不明。 パール 声 - 河本浩之 クリーク海賊艦隊第2部隊隊長。異名は「鉄壁のパール」。 「東の海」出身。23歳→25歳。誕生日は7月11日(真珠記念日)。身長239cm。かに座。血液型F型。好物はホタテ。 ジャングル育ちの大柄の男。巨大な2枚の盾に挟まれる格好で全身を守っており、腕や膝にも盾を身に着けている。クリーク同様勝つためなら手段は選ばない冷酷さを持つ。口癖は「イブシ銀」「鉄壁」。 全身の盾による鉄壁の防御を自負しており、「軍艦の砲撃も効かない」と豪語する。過去61回の死闘を無傷で勝利し、血を一滴たりとも流さなかったという。しかし身の危険を感じると激しく動揺し、「ジャングルでの猛獣避け」の癖で、問答無用で自分の盾や周囲に火を放つ「ファイヤーパール」となってしまう。 部下達を一蹴したパティとカルネをたやすく倒すと、サンジと交戦する。当初は鉄壁の自信から余裕綽々と戦っていたが、クリークに吹き飛ばされたルフィが頭にぶつかり、鼻血を流してしまう。それに動揺したことで火を起こし、バラティエ甲板を火の海に変えるが、炎に全く動じないサンジに圧倒され、クリークが投げた鉄球をルフィが跳ね返したことで壊れたマストの下敷きになる。ギンがゼフを人質にとると、手が出せないサンジを滅多打ちにしたが、命を救われたケジメとして自らサンジを倒したいギンに盾ごと粉砕され気絶した。 技一覧 パールプレゼント 硬い盾で殴りつける。炎を纏った状態で放つ強化版「ファイヤーパールプレゼント」の他、「超天然パールプレゼント」「ダメ押しパールプレゼント」など意味のないバリエーションも存在する。 ファイヤーパール大特典 火のついた玉をまき散らす。 パールクローズ 盾で相手の喉を挟み潰す。 サービスパール・イブシギンプレゼント 頭から落ちて相手を押し潰す。 アイデアマン クリーク海賊団参謀。「東の海」出身。誕生日は3月17日。 ハッスル クリーク海賊団戦闘インストラクター。「東の海」出身。誕生日は7月28日。 カギッコ クリーク海賊団錠前師。「東の海」出身。誕生日は10月27日。
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