ガダルカナル島をめぐってとは? わかりやすく解説

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ガダルカナル島をめぐって

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 01:24 UTC 版)

暁 (吹雪型駆逐艦)」の記事における「ガダルカナル島をめぐって」の解説

1942年昭和17年10月からはガダルカナル島増援作戦鼠輸送)に従事する10月14日前日10月13日夜の第三戦隊(司令官栗田健男中将金剛型戦艦2隻《金剛榛名》)によるヘンダーソン基地艦砲射撃乗じる形で、第三水雷戦隊司令官橋本信太郎少将指揮する増援部隊軽巡洋艦川内三水戦旗艦〕、由良》、駆逐艦朝雲白雪、暁、》)は、陸軍兵士1,129名と軍需品ガダルカナル島エスペランス岬輸送。「白雪」は特殊潜航艇甲標的基地輸送担当した10月17日未明三水司令官指揮下の軽巡戦隊川内由良龍田)、第四水雷戦隊司令官高間少将指揮下の水雷戦隊秋月型1番艦《秋月》〔四水戦旗艦〕、第9駆逐隊朝雲》、第11駆逐隊白雪》、第6駆逐隊《暁、》、第2駆逐隊村雨夕立春雨五月雨》、第19駆逐隊浦波敷波綾波》、第27駆逐隊有明白露時雨》)はショートランド泊地出撃輸送物件陸兵2159名、野砲6門、速射砲12門、弾薬糧食)を各艦に搭載しガ島向かった村雨時雨と主隊から派遣され天霧望月飛行場砲撃を行う中、各隊輸送成功。だが米潜水艦グランパス (USS Grampus, SS-207) が「由良」を雷撃し、魚雷1本を命中させた(不発由良損傷軽微)。「暁」は「由良」を掩護して敵潜に対し爆雷攻撃を行うが、効果不明に終わった(グランパス損傷はなかった。)。 10月19日海軍第二師団丸山政男陸軍中将)による総攻撃ヘンダーソン飛行場占領すればガダルカナル島沖のアメリカ軍艦船退避するだろうと考え駆逐隊いくつか送って脱出艦船掃討物資輸送を行う計画立てる。第一攻撃隊(主隊《川内綾波浦波敷波》、突撃隊《暁、白露》)、第二攻撃隊(秋月第四水雷戦隊旗艦》、由良村雨五月雨夕立春雨)、甲増援隊(津軽龍田時雨有明)、乙増援隊(白雪天霧望月)、挺身輸送隊大発動艇部隊)、第三攻撃隊(千代田日進千歳)という区分決定10月24日以降各隊ショートランド泊地出撃同日2230分、ガ島部隊より『二一〇〇飛行場占領』の報告がはいり、外南洋部隊指揮官三川軍一第八艦隊司令長官予定通り行動下令各隊ガ島に向け進撃開始した10月25日午前2時30分、ガ島派遣部隊より飛行場占領誤報激戦中との報告第八艦隊入りつづいて飛行場周辺アメリカ軍陣地爆撃と米軽巡1隻のルンガ泊地入泊の報告を受ける。第八艦隊突撃隊第二攻撃隊に陸戦掩護命じ突撃隊指揮官山田勇助第六駆逐隊司令)の3隻(暁、白露)はアメリカ軍小型機計4機の空襲切り抜けサボ島南方通過してルンガ泊地突入した突撃隊南方泊地仮装巡洋艦1隻・小型船2隻、ツラギ方面軽巡2隻(駆逐艦2隻と訂正)を発見、まずツラギ方面敵艦へ向かう。突入時、掃海駆逐艦ゼイン英語版) (USS Zane, DMS-14) が荷役作業であったが、3隻の日本駆逐艦出現により逃亡を図る。突撃隊(暁、白露)はシーラーク水道英語版)を突っ切ってゼイン」まで5カイリ接近したところで砲撃開始しゼイン命中弾1発を与えるが、主任務であるアメリカ軍陣地砲撃との兼ね合いからそれ以上追撃はできなかった。再度ルンガ泊地に向かうと、今度アメリカ海兵隊向けの軍需品ガダルカナル島陸揚げ中の艦隊曳船セミノール英語版) (Seminole, AT-65) と沿岸哨戒艇YP-284を発見セミノールとYP-284は接近してきたのが日本駆逐艦だと知ると陸揚げ作業打ち切り直ち逃亡開始した間髪入れず砲撃開始し、YP-284を砲撃炎上させて撃沈したのに続きセミノール砲撃により撃沈した突撃隊小型輸送船1隻・仮装巡洋艦1隻の撃沈記録した続いて海兵隊陣地に対して艦砲射撃開始するが、海兵隊陣地の5インチ海岸砲からの反撃により「暁」三番砲塔薬室に1発が命中して一時火災発生戦死者4名・重傷2名を出す被害受けた。緊急注水により爆発免れた「雷」緊急発進したF4Fワイルドキャット戦闘機機銃掃射損傷銃撃数名死傷する被害受けた突撃隊無事にルンガ泊地から脱出したが、第二攻撃隊はアメリカ軍機の波状攻撃を受け、被弾炎上した軽巡由良」が第2駆逐隊第2小隊夕立春雨)により自沈処分秋月型駆逐艦1番艦「秋月」が中破した。四水戦旗艦は「秋月」から「村雨」に変更、のちに「朝雲」に変更された。第二攻撃隊の被害受けて、他部隊ガ島突入一時延期となる。10月26日午前1時、ガ島より『陸軍主力未ダ飛行場突入スルニ至ラズ敵ノ防禦堅固ニシテ後図ヲ策スルノ要アルヲ思ハシムルモノアリ』の報告があり、日本陸軍総攻撃失敗判断した外南洋部隊作戦中止各隊ショートランド泊地戻った南太平洋海戦日米双方機動部隊正面対決する中での突入作戦だった。 11月初頭外南洋部隊増援部隊全力ガダルカナル島輸送作戦実施することになった11月1日深夜第一攻撃隊(衣笠三水戦旗艦》、川内天霧初雪)、甲増援隊(朝雲《四水戦旗艦》、天龍村雨春雨夕立時雨白露有明夕暮白雪、暁、)、乙増援隊(満潮浦波敷波綾波望月)はショートランド泊地出撃。甲増援隊は警戒隊(朝雲時雨)が哨戒する中、各隊11月2日深夜揚陸開始するも、強風波浪のため装載艇各種9隻を喪失し一部物資陸兵揚陸できなかった。乙増援隊の輸送成功した

※この「ガダルカナル島をめぐって」の解説は、「暁 (吹雪型駆逐艦)」の解説の一部です。
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