増援作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/21 18:32 UTC 版)
日本海軍は現地の苦戦を見て、ラバウルへ到着間もない呉3特と横5特の一部を増援として派遣することとした。これらは、駆逐艦3隻(「嵐」「叢雲」「弥生」)と哨戒艇3隻に分乗して、軽巡「天龍」と駆逐艦2隻(「浦風」「谷風」)の護衛を受け、8月28日にラビへ上陸した。日本陸軍も青葉支隊(第2師団歩兵第4連隊基幹)を増援として送ることを計画したが、ガダルカナルの戦況悪化から、青葉支隊先遣隊はガダルカナル増援へと任務が変更された。 増援部隊と合流した日本軍は、8月30日夜に全力で夜襲を行った。再び第3滑走路付近で激戦となり、日本軍は大損害を受けて退却した。呉5特は壊滅的打撃を受けて、林中佐以下の幹部も戦死した。後衛となった呉3特の第2中隊も全滅した。 9月1日、再度の増援として横5特の投入が試みられたが、湾内に有力な連合軍艦隊が在泊中との報告を受けて中止された。代わって駆逐艦「嵐」と「浜風」による攻撃が試みられたが、会敵できなかった。
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