ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦の意味・解説 

ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 00:44 UTC 版)

太平洋戦争」の記事における「ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦」の解説

詳細は「ガダルカナル島の戦い」を参照 ミッドウェー海戦直後7月日本軍最大勢力範囲達したが、ミッドウェー海戦により日本軍圧倒的優位にあった空母戦力一時的に拮抗し、アメリカ海軍日本海軍予想より早く反攻作戦開始することとなる。8月アメリカ軍日本海軍対する初の本格的な反攻として、ソロモン諸島ツラギ島およびガダルカナル島海兵隊2万人を上陸させ、日本海軍建設し完成間近であった飛行場占領した日本海軍日本陸軍に対して同地奪回懇願し陸軍地上部隊派兵、これにより日本軍米豪両軍の間で陸・海・空全てにおいて一大消耗戦繰り広げることとなったガダルカナル島の戦い)。同月行われた第一次ソロモン海戦では日本海軍攻撃で、アメリカオーストラリア海軍などからなる連合軍重巡4隻を撃沈し勝利する。しかし、日本軍輸送船攻撃しなかったため、ガダルカナル島での戦況大きな影響はなかったが、第二次ソロモン海戦日本海軍小型空母龍驤」を失い、島を巡る戦況泥沼化する。 10月行われた南太平洋海戦では、日本海軍機動部隊攻撃により、アメリカ海軍大型空母のうち「ホーネット」を撃沈「エンタープライズ」大破させた。先立ってサラトガ」が大破、「ワスプ」を日本潜水艦雷撃によって失っていたアメリカ海軍は、一時的にではあるが太平洋戦線における可稼動空母皆無という危機的状況陥った日本は「瑞鶴」以下5隻の空母有しミッドウェー海戦後空母の隻数では優位にあったが、度重なる海戦熟練搭乗員消耗してしまったことと補給線延びきったことにより、前線へ投入ができず新たな攻勢打って出ることができなかった。 その後行われた第三次ソロモン海戦で、日本海軍戦艦2隻(「比叡」「霧島」)を失い敗北したアメリカ軍ガダルカナル島周辺において航空優勢獲得日本軍輸送船撃破し補給妨害し物資輸送封じ込めた。ガダルカナル島では補給覚束なくなり餓死する日本軍兵士続出した。後に一部司令部よりガダルカナル諸島は「餓島」と皮肉られた。 1943年1月日本海軍ソロモン諸島行われたレンネル島沖海戦アメリカ海軍重巡洋艦シカゴ」を撃沈する戦果上げたが、島の奪回最早絶望的となり、2月日本陸軍ガダルカナル島から撤退ケ号作戦)した。半年にも及ぶ消耗戦により、日米豪両軍大きな損害生じたが、国力限界ある日本にとっては取り返しつかない損害であった。これ以降ソロモン諸島での戦闘両軍拮抗したまま続く。 1943年4月18日には、日本海軍連合艦隊司令長官山本五十六海軍大将が、前線視察のため訪れていたブーゲンビル島上空アメリカ海軍情報局による暗号解読受けたP-38戦闘機待ち伏せを受け、乗機一式陸上攻撃機撃墜され戦死した海軍甲事件)。しかし大本営は、作戦指導上の機密保持連合国による宣伝利用防止などを考慮して山本長官の死の事実1か月以上たった5月21日まで伏せていた。しかし、この頃日本海軍暗号多くアメリカ海軍情報局により解読されており、アメリカ軍日本海軍無線傍受暗号解読により、撃墜間もなく山本長官の死を察知していたことが戦後明らかになった。

※この「ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦」の解説は、「太平洋戦争」の解説の一部です。
「ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦」を含む「太平洋戦争」の記事については、「太平洋戦争」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦」の関連用語

ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガダルカナル島の戦い・ソロモン海戦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの太平洋戦争 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS