ケ号作戦とは? わかりやすく解説

ケ号作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/29 17:39 UTC 版)

ケ号作戦(ケごうさくせん)は第二次世界大戦中の1943年昭和18年)2月1日から2月7日にかけて行われた、日本軍ガダルカナル島撤退作戦。作戦名の由来は捲土重来けんどちょうらいによる[要出典]




注釈

  1. ^ 草鹿任一海軍中将は、南東方面艦隊司令長官と第十一航空艦隊司令長官を兼務。南東方面部隊指揮官として、南東方面艦隊と第八艦隊を隷下に置く。
  2. ^ 第八艦隊司令長官三川軍一海軍中将は、軍隊区分においては外南洋部隊指揮官で、南東方面部隊の隷下で行動する。
  3. ^ (1943年1月4日)勅語 「ソロモン」群島竝東部「ニューギニヤ」方面ニ作戦セル陸海軍部隊ハ長期ニ亙リ緊密ナル協同ノ下ニ連続至難ナル作戦ヲ敢行シ有ユル艱苦ヲ克服シ激戦奮闘屡々敵ニ打撃ヲ加ヘ克ク其ノ任ニ膺レリ  朕深ク之ヲ嘉尚ス 惟フニ同方面ノ戦局ハ益々多端ヲ加フ汝等愈々奮励努力陸海協戮ヲ以テ朕カ信倚ニソハムコトヲ期セヨ[17]
  4. ^ 『戦史叢書66、大本営陸軍部<6>』による2月15日報告では、海軍兵749名とする[8]
  5. ^ 第一次撤収作戦に参加した駆逐艦巻雲機雷により損傷、自沈処分。
  6. ^ 第一次撤収作戦で駆逐艦巻波大破。第二次撤収作戦で駆逐艦舞風中破。第三次撤収作戦で駆逐艦磯風中破。

出典

  1. ^ a b c d e 戦史叢書66 1973, p. 34.
  2. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 30b-37大本營の新作戦に関する命令、指示
  3. ^ a b 戦史叢書66 1973, p. 41aガ島撤収作戦の見通し
  4. ^ a b 戦史叢書66 1973, pp. 60-61「ケ」号作戦成功の要因
  5. ^ 戦史叢書66 1973, p. 41b航空撃滅戦の成否について
  6. ^ 聯合艦隊作戦室 1997, pp. 128-130「ケ」号作戦
  7. ^ 戦史叢書66 1973, p. 58-59ガ島撤収作戦の実施
  8. ^ a b c d e f g 戦史叢書66 1973, p. 59.
  9. ^ 聯合艦隊作戦室 1997, pp. 123-125第三次ソロモン海戦の波紋
  10. ^ 聯合艦隊作戦室 1997, pp. 126-127難しくなった鼠輸送
  11. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 18-19南東方面
  12. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 25a-26南東方面作戦方針の転換
  13. ^ 戦史叢書66 1973, p. 25b.
  14. ^ a b c 戦史叢書66 1973, p. 26a.
  15. ^ a b c d e 戦史叢書66 1973, p. 28.
  16. ^ 戦史叢書66 1973, p. 40新作戦方針に対する若干の問題点
  17. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 36-37.
  18. ^ a b 聯合艦隊作戦室 1997, pp. 129-130.
  19. ^ 戦史叢書66 1973, p. 26b-29綾部第一部長の第八方面軍との作戦連絡
  20. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 29-30福留海軍第一部長の聯合艦隊との作戦連絡
  21. ^ 戦史叢書66 1973, p. 27.
  22. ^ a b c d 戦史叢書66 1973, p. 41c.
  23. ^ a b c d e 戦史叢書66 1973, p. 30a.
  24. ^ 戦史叢書66 1973, p. 22-37.
  25. ^ 戦史叢書66 1973, p. 35.
  26. ^ 戦史叢書66 1973, p. 31.
  27. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 37-39陸海軍作戦部長の連絡事項の上奏
  28. ^ a b c d e f g h i j 戦史叢書66 1973, pp. 38-39.
  29. ^ a b 戦史叢書66 1973, pp. 57-58ソロモン方面航空撃滅戦と海上作戦
  30. ^ a b c d e 梅本弘 2010, p. 81.
  31. ^ 戦史叢書83 1975, p. 561.
  32. ^ #海軍戦記(3)142頁「イサベル島沖海戰」
  33. ^ a b 土井全二郎 2009, p. 126.
  34. ^ 土井全二郎 2009, p. 145.
  35. ^ #ガタルカナル三巻676-678頁
  36. ^ #連合艦隊栄光247-248頁
  37. ^ #雪風手記330頁、#連合艦隊栄光248-249頁
  38. ^ #ガタルカナル三巻678頁
  39. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 61-62ブナおよびガ島撤収作戦に関する中央部の発表
  40. ^ 戦史叢書83 1975, p. 570.
  41. ^ #海軍戦記(3)143頁「イサベル島沖海戰」
  42. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 49-50東部ニューギニア作戦準備の促進
  43. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 76-85ニューギニア方面の作戦師団
  44. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 247-248八十一号作戦計画とダンピールの悲劇
  45. ^ 聯合艦隊作戦室 1997, pp. 130-131ニューギニア輸送にも危機
  46. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 42-43ソロモン群島の防衛線
  47. ^ 戦史叢書66 1973, pp. 74-76ソロモン方面の防衛問題


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ケ号作戦

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白雪 (吹雪型駆逐艦)」の記事における「ケ号作戦」の解説

1943年昭和18年1月17日白雪輸送船4隻(大井丸、乾坤丸、旭盛丸、はばな丸)のB船団護衛してトラック泊地出発速力9ノットショートランド泊地目指した。航海中の1月20日附で川内白雪南東方面部隊編入される21日夕刻ブーゲンビル島ショートランド泊地近海B-17重爆6機の空襲受けた乾坤丸が大破炎上し戦死62行方不明29)、自沈処理された。白雪は残3隻を護衛して目的地にたどり着いたブーゲンビル島への輸送作戦では、参加輸送船11隻(B船団含む)のうち、乾坤丸以下4隻が沈没、A船団掩護のため出撃した秋月型駆逐艦秋月大破第十戦隊司令官木村進少将負傷)という被害出している。 1月24日第三水雷戦隊司令官橋本信太郎少将川内白雪ひきいてラバウル到着翌日には第八艦隊司令部第三水雷戦隊司令部第十戦隊司令部合同しガダルカナル島撤退作戦打ち合わせ行った26日三水司令官増援部隊指揮官引き継ぎ白雪乗艦してショートランド泊地移動夕雲型駆逐艦巻波将旗掲げた川内カビエン回航され、重巡2隻(鳥海熊野と共に待機するショートランド泊地では、駆逐艦輸送失敗した場合予備手段として大発動艇部隊による撤収作戦準備が行われた。第16駆逐隊司令荘司喜一大佐司令駆逐艦時津風」)指揮下の駆逐艦6隻(警戒隊《時津風白雪黒潮》、輸送隊浦風浜風江風》)で作戦実施アメリカ軍機の空襲排除して作戦無事に成功した詳細は「ケ号作戦」を参照 2月上旬白雪ガダルカナル島撤収作戦(ケ号作戦)に参加した第一次撤収作戦警戒隊(巻波親潮舞風江風白雪文月皐月長月)と輸送隊風雲巻雲夕雲秋雲浦風磯風浜風谷風時津風雪風大潮荒潮)という区分で、2月1日9時30分にショートランド泊地出撃エスペランス岬とカミンボへ向かった。だがアメリカ軍機の空襲旗艦巻波航行不能となり、同艦は文月曳航されて引き返した三水司令官白雪移乗し撤収部隊おいかけその間指揮第十戦隊司令官とっている。ガ島では夕雲型駆逐艦巻雲触雷して航行不能となり、夕雲処分されている。それ以上被害はなく、第一次撤収作戦成功裡終わった第二次撤収作戦は、沈没損傷艦巻雲巻波)の代替として駆逐艦2隻(朝雲五月雨)を編入しそれ以外第一次撤収作戦と同じ艦で実施することになった2月4日9時30分にショートランド泊地出撃するが、往路空襲舞風航行不能となり、長月曳航されて避退した。さらに白雪機関故障起こしたため、増援部隊指揮官江風旗艦変更する白雪ショートランド泊地引き返し江風第二次撤収部隊おいかけガ島向かった駆逐艦3隻(舞風長月白雪)の離脱という事態があったものの、第二次撤収作戦成功裡終わった2月7日第三次ケ号作戦(第一連隊白雪黒潮朝雲五月雨時津風皐月文月大潮荒潮》、第二連隊風雲夕雲秋雲長月谷風浦風浜風磯風》)では、当初第8駆逐隊大潮荒潮)は加わっておらず、海軍日本陸軍折衝によって参加決まったという。2月7日9時10分にショートランド泊地出撃往路空襲磯風大破した長月曳航しようとしたが自力航行可能となったため、長月撤収部隊復帰対潜哨戒任務中の江風かけつけ磯風護衛してショートランド泊地避退した。白雪指揮下の撤収部隊ガ島到着第三次撤収作戦成功のうちに終わった

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