エスファハン国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 07:37 UTC 版)
シュラ・サーディン(岩永哲哉) 砂漠のオアシス国・エスファハン国の第37代国王。母は早くに亡くなり、父であった前国王は戦争開始後に敵方によって毒殺された。出会った当時の名残で、正式に即位した後も、ユナには長く「王子」と呼ばれる。 母親譲りの金髪と翡翠色の瞳をもつ、予言書「アナトゥール星伝」に記された金の砂漠王(バーディア)。女装した際は生前の母親に生き写しだという証言がある美少年。 最初はユナと反発していたが、力を合わせていろいろなことを乗り越えるうち、次第に惹かれあっていく。2巻目にて、西の砂漠で重傷を負い、「彼を助けて」と願うユナの祈りで地球にトリップし、外科医である沙夜の父親の治療を受ける。また、入院中に地球の科学技術に関する知識を本で学び、その後の戦いに生かすなど、頭の回転は速い。最終巻でユナと結ばれる。 西のラドルフ王国、北のシルハーン国、南のアンフォラ国と「4国平和同盟」を結び、そのリーダーとなる。 ラドルフ王国の前国王・ベルギリウス2世とは異父兄弟、現国王・アイシャ・オーガスとは従兄妹の関係にある。ルマイラの「善の心」、希望の部分の化身とされる。 苗字の由来はサファヴィー朝を興したサラディン。 180センチ、63キロ。血液型はO型。10月12日生まれ。趣味は遠乗り・馬の手入れ。特技は他人を従えること。 アルシェ・ラシッド(緑川光) シュラの補佐官で第1の従者。創造主ルマイラの末裔で、非常に長く癖のない黒髪と黒い瞳を持つ。予言書を紐解き解釈できる唯一の存在。 幼い頃から宮殿の出入りを許され、シュラを見てきた。第1巻では22歳という若さながら、重臣達も一目置く切れ者。ルマイラが残した秘術書を紐解き、シュラが感染した病を身代わったことがある。ルマイラの記した「アナトゥール星伝」が終わった後は、シュラとユナが冒険の中で出会った人たちのことを、ルマイラの予言書に則った表記で歴史書「アナトゥール星伝・新章」として書き留めていくようになる。 名前の由来は、アラビアンナイトに登場する「アル・ラシード」。 181センチ、70キロ。血液型はA型。1月29日生まれ。趣味は読書・瞑想・「アナトゥール星伝」の研究。特技はシュラ王のフォロー。 サラム・リアード エスファハン国宰相の末息子で王宮近衛士官。10代の頃から、見聞を広めるべく何度も旅に出ているので、剣の腕は確かで見識も広い。 中盤からユナたちの旅に同行する。温和な性格の青年で人当たりもいいので、諜報員のような仕事をすることもある。最終的にマルタと結ばれる。 原作では第4巻『青の月光王』、コミック版では『銀の星姫』相当部分から登場。 178センチ、68キロ。血液型はB型。10月8日生まれ。趣味は旅行。特技はどんな状況にもすぐになじめること。 イーサー・ハザル 後述するシルハーン国の奴隷となっていた少数民族の青年。登場は第4巻『青の月光王』から。ざんばらに切った黒髪に、黒い瞳を持つ。 奴隷として送られてきた女装中のシュラを襲おうとして、返り討ちにあい、その強さに惚れ込んで家臣となる。快活な性格。奴隷達のリーダーとなったシュラを「お頭(中盤からは「シュラ王」)」、その婚約者・ユナを「姐さん(あねさん。終盤で「ユナさま」に変化)」と呼ぶ。最終巻でリタと結ばれる。 186センチ、80キロ。血液型はO型。9月12日生まれ。趣味は遠乗り。特技は剣術・格闘技。 マルタ・ラシェール(岡村明美)、リタ・バーレイ(氷上恭子) ともにユナの侍女。王宮の女官であるため、ある程度護身術や剣術は使える模様。黒髪をボブカットにしているほうがマルタ、緩いウェーブのかかった明るい色の髪を背中に流しているほうがリタ。 何があってもユナについていこうとする「職務忠実コンビ」で、初登場時はユナよりやや年長。第1巻でムラダバードに捕らわれた際、身に着けている指輪に仕込まれた毒薬で自害しようとしたがユナに止められ、その後もユナの影響を受けて心情に変化が起こる。 最終巻でマルタはサラムと、リタはイーサーと結ばれる。 マルタ:160センチ、47キロ。血液型はA型。12月26日生まれ。趣味は料理・裁縫。特技は家事一般。穏和で真面目。 リタ:162センチ、50キロ。血液型はB型。6月8日生まれ。趣味はいい男ウォッチング。特技は噂話。明るくミーハー。 ナディル・サルファン ラドルフ王国との国境を守る国境警備隊長を務める男。頬に刀傷がある。最初はユナをよく思っていなかった。 西の砂漠で重傷を負ったシュラ・ユナとともに一度地球へトリップし、シュラが沙夜の両親が経営する病院に入院している間、そこの小児科に入院している子供たちと出会う。彼らからは、外見が似ていたため「シュワルツェネッガーのお兄ちゃん」 と呼ばれ、慕われていた。 シュラが6歳の頃、辺境の部族同士の争いで彼の一家や同郷の人々が彼を残して全滅したため、討伐に行ったエル・サーディンに引き取られ、王宮でシュラと出会う(当時10歳)。シュラによれば、彼は「家族を一度に亡くしたため、誰かを愛してまた失うのを恐れている」らしい。シュラに心服していて、いずれシュラが継ぐ国を護るため、国境警備隊に志願した。シュラの親友ともいえたが、ラドルフ王国の将軍の凶刃からユナを庇い死亡する。彼の名前は、ユナが出産を介助したフェス人の少年と、ユナとシュラの間に生まれた第2王子(第3子)に引き継がれている。 188センチ、82キロ。血液型はA型。1月4日生まれ。趣味は身体の鍛錬、特技は剣術。21歳没。 エルディス・サーディン シュラの父。敵国の騙し討ちに遭い、冒頭から既に故人。国民からは尊敬をこめて「エル・サーディン王」と呼ばれていた。 若い頃に、サラムの父とマルタの父だけを供にして各国をお忍びで見て周り、シルファード公国へ立ち寄った際に、シュリアを見初める。
※この「エスファハン国」の解説は、「アナトゥール星伝」の解説の一部です。
「エスファハン国」を含む「アナトゥール星伝」の記事については、「アナトゥール星伝」の概要を参照ください。
エスファハン国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 07:37 UTC 版)
アナトゥールの中心に最も近い、砂漠の中に広がるオアシス国。王都はエスファハン。地球で言えばアラビア半島のイラク・イラン辺りとトルコを合体させたイメージ。名前の語源はサファヴィー朝の王都イスファハン。また、エスファハン宮殿のモデルはアルハンブラ宮殿。王家のしきたりとして「17歳までは王位を継げない」ため、当初は、重要事の決定権こそシュラにあったが、宰相が政治を取り仕切っていた。
※この「エスファハン国」の解説は、「アナトゥール星伝」の解説の一部です。
「エスファハン国」を含む「アナトゥール星伝」の記事については、「アナトゥール星伝」の概要を参照ください。
- エスファハン国のページへのリンク