エスピリトゥサント島での活動
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「ヴェスタル (給炭艦)」の記事における「エスピリトゥサント島での活動」の解説
ヴェスタルはヌーメアでの活動で158工程、21隻の修理活動を完了し11月3日に出航、3日後に1年間にわたる修理活動のためにエスピリトゥサント島へ到着した。以降12ヶ月間、ヴェスタルは艦艇279隻、沿岸活動24回の約5,603工程を作業する。それらの中には、1942年終わりから1943年初めにかけて行われたソロモン諸島での激しい海上戦闘により損傷を受けた艦艇へのいくつかの特筆すべき修理作業が含まれた。 それらの作業には、1943年11月13日の第三次ソロモン海戦で被弾した重巡洋艦サンフランシスコ(USS San Francisco, CA-38)(サンフランシスコの被弾により、かつてのヴェスタル艦長であるカッシン・ヤング艦長も戦死した)、ルンガ沖夜戦で損傷したニューオーリンズ(USS New Orleans, CA-32)と、同様に被雷して24フィート×40フィート(約7.3m×約12.2m)の破孔を生じ機関室浸水、推進軸破損の損傷を受けたペンサコーラ(USS Pensacola, CA-24)、後部主砲塔への直撃弾と弾片および衝突による損傷を負ったニュージーランド海軍の軽巡洋艦アキリーズ(HMNZS Achilles, 70)、雷撃と火災を受けた攻撃貨物輸送艦アルチバ(英語版)(USS Alchiba, AKA-6)が含まれる。 さらに、ヴェスタルは雷撃された軽巡洋艦セントルイス(USS St. Louis, CL-49)とオーストラリア海軍の軽巡洋艦ホバート(HMAS Hobart, D63)、爆撃された攻撃兵員輸送艦ゼイリン(英語版)(USS Zeilin, APA-3)、そして給油艦タッパハノック(英語版)(USS Tappahannock, AO-43)やニュージーランド海軍軽巡洋艦リアンダー(HMNZS Leander, 75)なども修理。ヴェスタルはまた、損傷した戦車揚陸艦(Landing Ship, Tank、LST)12隻や多数の小艦艇の修理も行っている。1943年5月27日から6月2日までの期間のみ、ヴェスタルは一連の修理活動を中断して自らの修理を行った。
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