ひし
ひ‐し【彼×此】
ひ‐し【悲史】
ひ‐し【×斐紙】
ひじ【×洲】
ひ‐し【皮脂】
ひ‐し【秘史】
ひ‐し【罷市】
ひし【×菱/×芰】
読み方:ひし
1 ミソハギ科の水生の一年草。池や沼に生え、茎は細長く、泥水中を伸びる。葉は菱状三角形で、葉柄の一部にふくらみがあり、四方に出て水面に浮かぶ。夏、葉の間から短い花柄を伸ばし、水上に白い4弁花を開く。秋にとげのある固い実がなり、果肉は白く、食用。《季 実=秋 花=夏》「—採のはなるる一人雨の中/蛇笏」
2 鉄製で菱の実に似た鋭い角のある武器。地上にまいたりして敵の進入を防ぐ。→鉄菱
3 文様や紋所の名。菱形をさまざまに図案化したもの。幸(さいわい)菱・三蓋菱・松皮菱・割菱など。
4 「菱形」の略。
6 「菱根(ひしね)」の略。
ひし【魚=杈/×籗】
ひし (菱)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国、ウスリー、台湾などに分布しています。池や沼などに生えて、泥の中に根を張り、広い菱形の葉を水面に浮葉させます。葉柄は膨らみ、浮き袋の役目をしています。7月から10月ごろ、白い小さな4弁の花を咲かせます。名前は、果実のかたちからですが、古くから食用とされました。子どものころにはよく池で採りながら食べたものです。
●ヒシ科ヒシ属の一年草で、学名は Trapa japonica。英名はありません。
ヒシ: | 菱 鬼菱 |
菱
姓 | 読み方 |
---|---|
菱 | ひし |
ヒシ
(ひし から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 23:27 UTC 版)
ヒシ(菱[11]、学名: Trapa jeholensis)はミソハギ科[注 1]ヒシ属の一年草の水草。池沼に生え、葉が水面に浮く浮葉植物。種子は食用にされる。別名や地方名で、オニコ[11]、オニノカワラ[12]、ツノジ[12]、ヘシ[11]、フシ[11]、ヌマビシ[11]、ミズグリ[11]などともよばれる。
注釈
出典
- ^ a b c d 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Trapa jeholensis Nakai ヒシ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年2月4日閲覧。
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- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Trapa bicornis Osbeck var. iwasakii (Nakano) Nakano ヒシ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年2月4日閲覧。
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- ^ 野中源一郎, 松本陽子, 西岡五夫、「Trapain, a New Hydrolyzable Tannin from Trapa Japonica FLEROV.」 『Chemical and Pharmaceutical Bulletin』 1981年 29巻 4号 p.1184-1187, doi:10.1248/cpb.29.1184, 日本薬学会
芰
菱
菱 |
菱
蔆
蔆 |
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「ひし」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は悲しみにひどく打ちひしがれていた
- 悲しみに打ちひしがれた
- 貧乏に打ちひしがれた
- 人のあたたかさをひしひしと感じています
- 彼らはミサイル攻撃の余波に打ちひしがれていた。
- 彼は悲しみに打ちひしがれてしまう。
- 彼は悲しみにうちひしがれている。
- 彼の妻はさまざまな心配事に打ちひしがれていた。
- 少女は悲しみにうちひしがれた。
- 何千人もの人々が広場にひしめき合っていた。
- あの人たちはこの前の災害に打ちひしがれたにちがいない。
- 指がまひした.
- 彼女はひしゃくでスープをすくった.
- 彼女は息子の死で悲しみに打ちひしがれていた.
- 悲しみに打ちひしがれて.
- 彼女を腕にひしと抱き締めた.
- まひした心.
- 唇が寒さでまひしていた.
- 彼女の心は悲しみ[その知らせ]に打ちひしがれた.
- 彼は悲しみに打ちひしがれた[喜びに満ちあふれた].
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