つの字連合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:07 UTC 版)
ネズミとセンターが中心となり、前田やラッパッパに不満を持つ生徒たちを集めて結成された。メンバーは全て2年生。本来の目的は「世代交代」だが、ヤバ女との抗争が勃発したため、機が熟するまで活動停止していた。最終的に組織は瓦解し、ネズミとセンターだけのチームとなる。当初の想定とはかなり異なった形ではあるが、結果的にマジ女の「テッペン」を取るという目的は果たした。 ネズミ - 渡辺麻友 前作から一転、主人公格の一人として登場。ラッパッパに対抗すべく、センターと手を組んで「つの字連合」を結成。頭脳派であり、軍師、参謀的存在も兼ねる。ゲームは一度も負けたことがない。 実家は裕福で、父親は政治家の渡辺友造。しかし、ヤミ献金などの汚職で得た不正な金で、複雑な家庭環境で孤独に育った様子が示唆されている。 常にパーカー(第11話で初めて外した)と黒いタイツを着用。基本的に一人称は「あっし」だが、センターの前では「私」になり、口調も異なる。クラシック音楽を好む。 喧嘩に関してはチームアンダーを1人で全員倒す、武器を用いたヤバ女の集団相手に1人で互角に渡り合えるほどの実力を持つが、戦いは好まない。 非常に頭が切れ、情報収集に長ける。その頭脳は周りから一目おかれているほど。おたべとは同族嫌悪なのか、似ているのに違う(自分と同じで冷静な頭脳派だが喧嘩も強く孤独ではない)からなのか、嫌いあっており、ネズミが珍しく嫌悪感情を出している。また、おたべには酷い怪我が嘘であることや黒幕であることなどを見抜かれてしまっている。 敵味方問わず、裏から操る策略家で表向きはセンターのパートナー的存在であるが、情報屋としてシブヤと捨照護路高校の仲俣と裏でつながっており、マジ女とヤバ女の潰し合いに拍車をかけるために暗躍する。そのためには手段を選ばず、ヤバ女と手を組みバンジー以外残りのチームホルモンをまんまと騙して敗北させ、チョウコクの心を金で動かす、さらに心から自分を信頼しているセンターですら巧みな演技で大怪我を負ったと欺き、手駒として利用して平然と裏切るような行動をするなど、前田が矢場久根に向かったことも警察に通報している。狡猾であるが、おたべには早い段階であっさりと黒幕であることなどを見抜かれていた。友情や仲間意識に関しては嫌っている節があり、それゆえに常に他人を見下した態度を取るため、少なくともセンター以外の全員からは快く思われていない。本人いわく「誰にも同情されたことがない」らしい。このことから周囲との亀裂を広げ、やがて仲間は離散し「つの字連合」は瓦解。自身もヤバ女と仲俣に裏切られて自ら孤立を深めるようになる。センターを裏切りそのことでつの字連合メンバーと揉めて、「つの字連合」が潰れた(マジ女のためにおたべとセンターが共闘することを知り嫉妬した後から友情や仲間意識も信じられなくなったように発言している)。センターから心が離れて行ったようである。その後ネズミを信じるセンターと口論になり遂に殴り合いとなったが、センターの熱い思いが最終的に通じ心から泣きながら抱き合い本物の「マブダチ」となる。 最終話でセンターとともに前田からマジ女の「テッペン」を託された。渡辺は演じるに当たり、「人間の悪い部分を出来るだけ詰め込んだ」という。ネズミの孤独を表現するために、自身の引きこもりに近かった時期の経験が役に立ったとも語っている。 センター - 松井珠理奈 / 横山未空(幼少期) 2年最強。出番の少ない前作から一転し、主人公格の一人として登場。 幼少時に父親から家庭内暴力を受け、それを苦に母親が家を出てしまったなど、孤独に生きてきた過去が示唆されている。父親に対して殺意にも似た激しい憎悪を抱いており、それが同じ孤独な人生を歩んでいたネズミに惹かれていった大きな理由となっている。腹部(脇腹)に刃物で刺された際の傷跡があり、そのトラウマから金属などによる光の反射を見ると我を忘れてしまう。おたべには傷の事を知られていた。 常にカーディガンを着用。回想シーンでは巻き髪になっている。卵焼きが好きで、好きな食べ物は最後まで取っておくタイプ。 チームフォンデュと同じクラスだが、寒ブリ以外にはあまりいい印象を持たれておらず、彼女も嫌っている。しかし、一部の生徒からの人望は強く、「つの字連合」の多くはネズミが嫌いだったが、彼女の強さとカリスマ性に惹かれて連合に加入した。周りには一目置かれながらも校舎の屋上以外に居場所がなく、そこでネズミとよく会っている。 「ヘッセヲタ」と自嘲するほどヘルマン・ヘッセの詩を好み、何度か引用している。 2年最強の名の通り、チームホルモンをたやすく倒し、おたべとは一応互角に渡り合い(ただし、おたべは余裕であしらうように技を受け止めたり蹴りを寸止めしたりしていた為、本当に互角かは怪しい)、途中から戦意を失っていたとはいえチョウコクを倒したほか、ゲキカラに対しても臆せず戦いを挑み、本気の力を出すように挑発するほどの余裕とある程度の実力を見せ付けた。自分の実力を過大評価している節がある。1対1の真剣勝負を最上とする。その強さゆえ単独で行動する事が多いが矢場久根と戦ったとき「一人にしないで…」とネズミに発言している。目的が同じため、ネズミと手を組む。その後はネズミに「お前が好きだ」と公言するほど心を開いて信用するが、知らぬ間にネズミに利用される。 おたべに好意的に接され、実力を見込んだおたべにラッパッパ側に就くよう打診されるが、ラッパッパ側に就けばネズミを裏切ることになるため、ネズミとおたべの間で板挟みとなる。おたべとネズミは互いに嫌っている事を知っている。その後、自分がネズミに都合よく手駒として操られていることを悟りながらもネズミを信じ、最終的にネズミを改心させた。 最終話でネズミとともに、前田からマジ女の「テッペン」を託された。 チームアンダー(元ラッパッパ部員) ラッパッパの入れ替えによって居場所をなくしていたが、ネズミに革命を勧められチームアンダーとしてラッパッパに反旗を翻した。尺に喧嘩を売ったものの全員返り討ちに遭い、のちに全員「尺姉」と慕い、舎弟を名乗って付きまとうが、当の尺本人からは鬱陶しく思われている。ネズミの部屋を乗っ取り「アンダー部屋ー」と改名し、尺のパネルを飾っていたがセンターに軽く倒され、退却した。おたべにラッパを任され、最終決戦に参戦。アニメ - 仲谷明香 ジャンボ - 田名部生来 ライス - 米沢瑠美 昭和 - 片山陽加 チームフォンデュ 2年C組。センターと同じクラス。チームホルモンをリスペクトしている。教室内でチーズフォンデュを食べながら、番組冒頭で前回までのあらすじを噂話風に話す。いずれのメンバーも喧嘩の経験はほとんど無く「オクトパシー」「人間ミサイル」などの攻撃フォーメーションを持っていたが、センターに軽く倒された。最終決戦に参戦。★どっち - 島田晴香 キャプテン。最終決戦では旗振りを務めている。 ★ツリ - 山内鈴蘭 副キャプテン。 ★寒ブリ - 島崎遥香 参謀。チームフォンデュで唯一、矢場久根に狙われる身となったセンターを心配しており、ヤバ女に追い詰められたネズミとセンターを救った。 ★年増 - 大場美奈 出納係。 レモン - 市川美織 鉄砲玉。「フレッシュなヤンキーになりたい」らしい。 金眉会 金眉1 - 繭Co. 肘鉄砲組 肘鉄砲1 - 河村春花
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