だだんだんの派生種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:48 UTC 版)
丸い頭部に縦長の胴体をした、体形的にだだんだんとよく似た姿と形の巨大なロボット。 バイキンロボット 初登場回 - TV第21話A「アンパンマンとバイキンロボット」 二足歩行ロボットの新型。頭部の4本のアンテナは操縦桿になっている。ペンチ型の両手と、口から吐き出す光線を装備したり、空飛ぶ円盤に変形したりする。初登場したときは、ばいきんまんの命令で動く自律歩行タイプだった。その後は大型化し、ばいきんまんが中で操縦するようになった。だだんだん2号に似ているが、こちらは顔のつなぎ目がなく、脚が細身である。こちらもだだんだんとして扱われることが多い。TV第500話の中編「アンパンマンのひみつ」では、背中にロケットエンジンを取り付けて空を飛んだことがある。漫画『とべ!アンパンマン』では、黒いタイプのバイキンロボットが登場し、アンパンマンが操縦したことがある。バイキンマンロボット 初登場回 - 映画第1作『キラキラ星の涙』 バイキンロボットのバリエーションで、もぐりんを改造して作った踏み潰しロボット。内部には脱出用のバイキンUFOやドキンUFOが隠されている。ドロンコ魔王にそそのかされてアンパンマンたちを襲うが、おむすびまんにコントロールを奪われドロンコ魔王に攻撃し、魔王の反撃でバラバラにされた。 泣き虫だだんだん(なきむしだだんだん)声 - 徳本恭敏 初登場回 - 2007年TVスペシャル「コキンちゃんとなみだのクリスマス」 バイキンロボットにサンタクロース風のコスチュームを施したデザインのロボット。クリスマスをめちゃくちゃにし、プレゼントを奪う為に作った。コキンちゃんの涙の成分とやみるんるんの涙とバイキン草のエキスで作った黒い涙を泣きながら流して、周りを汚したり、相手を黒い涙の中に包んで悲しい気持ちにさせて動けなくさせたりする。またやみるんるんが泣き止んだ場合に備えてたまねぎをみじん切りにする装置を付けておき、強制的に泣かせられるようにしてある。コキンちゃんの大泣きによって黒い涙が浄化されて操縦装置が故障して暴走した挙句、最期はアンパンマンとしょくぱんまんのダブルパンチで破壊された。 モグリンガー 頭の上にドリルが付いている地中移動用のロボット。体色はもぐりんに似ている。 1号(1ごう)初登場回 - TV第35話A「アンパンマンとドドのしま」 水中や地中を進めるロボット。口から出す細長い舌が武器。だだんだん1号と同じく正体を隠していたが(ただし、声はばいきんまん本人)、ドドの島の火山の噴火によってコクピットから出され、最後はそのまま放棄された。 2号(2ごう)初登場回 - 映画第3作『とべ! とべ! ちびごん』 1号にペンチ型の両手を取り付けて改良をしたロボット。頭の上のドリルで地中を掘り進み、口から出す細長い舌と手を振り回して攻撃する。アンパンマンたちを苦しめるが、火山の火口に投げ飛ばされボロボロになったところにちびごんが起こした雷が当たりとどめを刺された。 3号(3ごう)初登場回 - TV第282話A「アンパンマンとタケトンボマン」 円盤状の手足と黒っぽく濃い体色のモグリンガー。頭のドリルと口から出すシャベルで地面に穴を掘る。シャベルで敵をたたきつけたり放り投げたりする。股部分からのジェット噴射による低空飛行やスピードアップも可能。地中潜行時には手足を収納する。新しい顔で復活したアンパンマンも泥の混じった地下水脈を雨のように撒き散らして追い込み善戦するが、ジャムおじさん達の飛ばした竹トンボを直視したばいきんまんとドキンちゃんが目を回した事で操縦が混乱。最後はその隙を突いたアンパンチで谷底に叩き落されて敗北。機体は放棄され、ばいきんまん達はそのまま川に流されて退場した。 TV第321話の中編「アンパンマンとふしぎなクルルン」では、頭のドリルの代わりにバイキンUFOのキャノピー部分が付き、口からマジックハンドや町中の食べ物を吸い込むためのバイキンバキューム、送風機などを出す同型のロボットが登場した。 クリクリロボ 初登場回 - TV第155話B「アンパンマンとクリスケさん」 栗の形の頭部と体色を除くとだだんだんにそっくりなロボット。栗の木山から栗を盗むためにバイキンUFOから変形した。毬栗の殻を被ってイガグリロボ1号にも変形する。イガグリロボ 1号(1ごう) 初登場回 - TV第155話B「アンパンマンとクリスケさん」 クリクリロボから変形した巨大な毬栗型のメカ。球体状で無数の棘を纏っている。転がりながら突き進み、クリスケさんを崖まで追い詰めた。毬栗の殻を破りながらバイキンUFOに変形することも可能。 2号(2ごう) 初登場回 - TV第1240話B「カレーパンマンとクリ・キン・トン」 頭が金色の毬栗の形をした、クリクリロボの改造ロボット。いがぐり山の栗を奪う為に使用した。毬栗型のロケットパンチ「イガイガ弾」や「イガグリハンマー」、頭突き技の「バイキンヘッドバット」が武器。クリ・キン・トンをピンチに追い込むが、アンパンマン・カレーパンマンのダブルパンチに敗れる。 バイキンヨーヨーロボ 初登場回 - TV第279話B「アンパンマンとヨーヨーマン」 4本の手に持ったヨーヨーを投げつけるだだんだん型のロボット。 やみだんだん 初登場回 - TV第335話「アンパンマンとくらやみ谷」 やみるんるんの力で動く、だだんだんの改造ロボット。世の中を暗闇で包もうとした。暗闇だと力が強くなる。頭部の管からやみるんるんを出して攻撃する。はさみを持ったやみるんるんを竜巻状に噴出する“やみるんるんカマイタチ”が必殺技。「クリームパンダとやみるんるん」では夜更かしする子供を誘拐するロボットとして登場。なお、初登場時はやみるんるんと同じく真っ黒だったが、再登場以降は通常のだだんだんと同じ色になった。 一つ目入道ロボ(ひとつめにゅうどうロボ) 初登場回 - 映画第10作同時上映「おむすびまんとおばけやしき - アンパンマンとおかしな仲間(Aパート)」 一つ目入道を模した、だだんだん型の巨大ロボット。手に金棒を持っている。おむすびまんとこむすびまんをお化け屋敷に迷い込ませ、やっつけようとした。おむすびまんに頭部を破壊された後、操縦席のばいきんまんとドキンちゃんにこむすびまんが梅干しを投げ込んで、制御できなくなったところに、ロケットパンチを誘導されて爆発した。 連獅子ロボット(れんじしロボット) 初登場回 - TV第523話「しろかぶくん、故郷へかえる」 だだんだんのボディをベースに作成した歌舞伎役者型のロボット。でんでん一座のおでんを盗むために作ったのが初登場。だだんだんの顔の上に隈取が施されており、パワーアップすると鬼面になる。真っ赤な長い髪の毛を触手のように操ってご馳走を横取りしたり、向かってくる相手を捕まえたりする。両腕のロケットパンチも強力。TV第641話「おむすびまんとどんぶりまんトリオ」では、アンパンマン、メロンパンナ、おむすびまんを苦戦させたが、おむすびまん直伝のおむすびを頭に入れてパワーアップしたどんぶりまんトリオの活躍で逆転された。 ラーメン大王(ラーメンだいおう) 初登場回 - TV第556話「しょくぱん王子とてんどん姫」 ラーメンの麺やスープを発射させる装置を両手に付けた、だだんだんの改造ロボット。顔がラーメンの丼鉢になっている。両手をパンチ用の球型に換装したり、背中からロケットエンジンを展開して空を飛ぶことも可能。 バイキンたいこロボ 初登場回 - TV第713話B「クリームパンダとたのしい夏まつり」 頭が和太鼓、体がだだんだん型のロボット。夏祭りを乗っ取るために作った。 カミナリバイキンロボ 初登場回 - TV第720話B「フランケンロボくんとかみなりピカタン」 雷をエネルギーにするロボット。起動には多くの電力を必要とする。そのため、ばいきんまんはかみなりぴかたんを誘拐したが、たまたまフランケンロボくんがそこに乱入したため、エネルギーが過剰になり、爆発した。 どんぶりロボット 初登場回 - TV第897話B「かまめしどんとちゅうかどんまん」 顔が丼鉢になっているだだんだん型のロボット。頭の中に敵を閉じ込めることができる。蓋をブーメランのように飛ばして攻撃できる。 ズダダンダン 初登場回 - 映画第20作『妖精リンリンのひみつ』 右手はドリル(もぐりんのものを流用しており、射出も可能)、左手はハンマーでできている巨大ロボット。だだんだんを大きくしたような形状をしている。扇状に広がる7本のアンテナ(前から見ると7本だが、実は後頭部にもう1本あり、実際は合計8本)から相手を花に変える光線を発射する。空も飛べる。脚部がジェットエンジンになっていて、腕部を収納し、ウィングを出す。ばいきんまんによると「最強メカ」で、『天下無敵のズダダンダン』というテーマソングまである(『つみきの塔』のアレンジ版)。勇気の花を求めて死神山に来たアンパンマンたちを攻撃。最後の勇気の花を散らし、カレーパンマンやしょくぱんまん、ロールパンナたちまで花に変え、勇気の花のジュースのないアンパンマンを踏みつぶそうとするが、巨大な勇気の花となったリンリンの力でアンパンマンが復活。空中でズダダンパンチを放つが、光り輝くアンパンマンのアンパンチで吹っ飛ばされた。絵本では、アンテナの周りにあるリングを発射してカレーパンマンやロールパンナたちを動けなくさせた。
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